松山から~R56を南下。
雨が降っていないということが…こんなにも素晴らしいことだったのか~気持ちは軽快、エンジン快調…天気快晴。
峠道がしばらく続いた後、右手に海が見えてきた。
やはり…海はいい。
宇和島でランチ。
ここで~俺は、一応神大に電話を入れてみた。
期待虚しく…4月10日の実習説明会への出席を強要される。
わかっていたとは言いながらかも~暗い気持ちになり、明後日…渋々一人で帰ることを決意せざるを得なかった。
宇和島の闘牛を見たかったが…今はシーズンオフということで、城を横目に宇和島に別れを告げる。
宿毛の酒屋で、大堂YHを予約。
その酒屋が~何とタイガースの中西清起投手の実家であることがわかり、ビックリ!
R321を…さらに南下。
大月町から~大堂海岸へ。
この間、一体こんなとこから…明後日神大へ辿り着くにはどうしたらいいんやろ~ということで、頭がいっぱいだった。
大月町から大堂海岸への道は~細い上にワインディングが多く、とても気を遣ったが…それだけに面白くもあった。
大堂海岸の先端にある柏島を目の前にした時…素晴らしく美しい夕陽が~水平線の向こうに沈もうとしていた。
YHにチェックインした後、俺達は柏島探索に出かけた。
柏島と大堂海岸は~長い橋で結ばれている。
柏島は、かなり世俗離れした島で…異次元の世界に迷い込んだような感じだった。
俺は~映画『純』の中に登場する長崎県の“軍艦島”の風景に似ているな…と思った。
家の軒先が迫っている…細い道を通り、海岸線に出てみる。
夕陽は既に沈んでしまっていたが~その余光で、空は紅く染まり…それを映す海は最高の景観を創り出していた。
この島で二軒ある食堂の内~ジャンケンで負けた一橋くんが選んだ店に入る。
店のおばちゃんと近所のおばちゃん数人が…ワイワイガヤガヤと、全く意味不明の方言でしゃべっていた。
そう言えば~今のところ、この島で出会ったのは…おばちゃんばかりで、若者や男達には全く出会っていない。
とにかく、店中に“島倉千代子”の写真やサインが飾ってある。
ただ…この食堂のイカの造り定食は、最高に旨かった。
電気が通っているのが不思議なくらい~静かで、俺達3人しか泊まり客がいなかった大堂YHは…橋を柏島へ渡るすぐ手前に位置している。
このYHのペアレントは…やはりおばちゃんで、このおばちゃんが~何と“東京弁”を使うのには驚いた。
何でも、国立市に住んでいたということで~今正にそこに下宿している一橋くんと…話が弾んでいる。
大都会から~四国の最果てである異次元の大堂へ…
詳しくその事情は聞けなかったが、この大堂の『ゆったりとした時空間』に触れ…いくばくかは、その気持ちがわかるような気もしたのであった。





