暇だ…暇すぎる…
課題はもうほとんど終わってるし、最近蒼桜にぃは電話に出ないし、どっちにしろ今の時間は蒼桜にぃと羅希先輩は完璧電話に出られないだろうし、奇龍先輩は基本的に昼のこの時間は通じないし、雨梨先輩は多分ラボだからなぁー
親子の会話なんて新しいお母さんが来てから全然しないし、何を話していいかわからない。
父「なぁ、凛音。」
凛音「ん?」
父「高校楽しいか?」
凛音「うん!」
父「そうか…あの班長していた男の子は確か神咲君じゃないか?」
凛音「そうだよ。」
なんでそれを聞くの?
父「仲良いのか?」
凛音「うん。中学から仲よかったし。」
父「その…恋仲なのか?」
恋仲…付き合ってるかってこと!?
凛音「全然!先輩後輩っていう関係だし。」
父「ならいいけど、お父さんはあの子と付き合うのは反対かな」
っ!なんで!?
凛音「なんで?」
父「しっかりしてなさそうだし、見た目が派手だし名前も如何にも頭の悪い親がつけたような名前じゃないか」
………
凛音「お父さんに何が分かるの?」
きっと私の声はいつもと違っただろう…
父「っ!」
凛音「お父さんは何も知らないくせにっ!蒼桜にぃのこと何にも知らないくせにっ!
私が苦しい時に側にいてくれなかったお父さんに蒼桜にぃのこと言われたくないっ!」
リビングから自室に戻り荷物の整理をする。
父「どこに行くんだ!」
凛音「どこでもいいじゃん!お父さんには関係ない!」
溢れる感情が止まらない
父「関係ないわけないだろ!」
凛音「もうほっといてよ!私はっ!私…は」
あっ…発作がっ
そのまま闇に落ちていくような感覚を味わった。
助けて…
蒼桜目線______
羅希「班長ー」
蒼桜「羅希。どうした?」
近所のスーパーの袋を持ってくる羅希。
羅希「班長のケータイにメールしても反応ないからさー探したんだけどー!
まぁ、それはいいか。
明日帰るの?」
と俺の好きなジュースを袋から出す
蒼桜「ありがとう。
まーね。凛音も待っているし、書類も終わったからねー」
羅希「いいなぁー」
それは凛音のことか、書類のことか…
羅希「班長はさ、サク先輩のこと覚えてる?」
サク先輩…
俺らの二個上の班の先輩だ。
本名が桜くるみだから"サク"と呼ばれていた。
蒼桜「もちろん!」
羅希「サク先輩がね、一度私にこう聞いてきたことがあるんだ
『羅希ちゃんの好きな人に好きな人が出来たら羅希ちゃんは諦める?』って」
蒼桜「サク先輩好きな人が居たんだ!」
初知りだ…
羅希「多分桐谷先輩だと思う。
私はねそんなことも知らずに『好きな人がフリーになるまで待ちます!』って答えた。」
蒼桜「うん。」
羅希「するとねサク先輩は『そうか!そうだよね(笑)!』って笑ってた。
今思うと酷なことしたなぁって思って」
蒼桜「うん。でも恋心はどうにもならないじゃん。」
羅希「恋する乙女みたいな発言だね(笑)
…でもそれ聞いて安心した。」
さっきから羅希が何を言いたいのかわからない
羅希「班長はね、凛音を手放したらいけないよ。せっかく両思いなんだから。」
!?!?
羅希「私が気付いてないと思った(笑)?」
蒼桜「うん…なんで?」分かったの?
羅希「女の勘よ(笑)まぁ、飲もうか(笑)
ジュースだけど(笑)」
羅希はそれを言いたかったんだろうか…?