注意:戦闘シーンの為血などの描写があります!
凛音目線_____
戦争の火蓋が切って落とされた。
司令塔「後方支援の方々!やはり電波妨害をうけて連絡が外と繋がりません。伝達係りは準備してください!」
瑞樹「思った以上に出番早いね。」
凛音「うん…」
他の一年の中に戦争の経験者も何人もいる。
その子らは口々に今回は被害が大きくなりそうって言っている。
凛音「東洞君。今回そんなにひどいの?」
瑞樹「まぁ、なんか電波妨害してきているし、白軍は国からお金もらえるから設備がどんどん良くなってきているし…戦場いって見ないとわからないね」
司令塔「四月一日!他の騎馬隊の伝達係りと共に騎馬隊全体に伝達を頼む!各班の班長だけに伝えればあとは班員同士で伝えてくれるから大丈夫だ!
そして最前線のお前の班でしばらく様子をみて報告に戻ってこい!
いいか?」
凛音「はい!」
最前線…みんな無事でいてっ!
羅希目線____
蒼桜「今回は白軍の設備がまた強化してないか?」
雨梨「スポンサーの差。」
羅希「そんな悲しいこと言わないの(笑)」
奇龍「設備違っても要は俺らがもっとがんばって沢山働けばいいだけだろ!?」
雨梨「奇龍より羅希先輩が言う方がその台詞似合う」
奇龍「雨梨ぃー!」
一見いつもの戦場での神咲班。
でも正直押され気味だ。
もう本当白軍邪魔!
蒼桜「羅希。」
羅希「何?」
蒼桜「焦るなよ。」
さすが蒼桜君だね…
私が焦ってるのもお見通しってわけね。
羅希「大丈夫。分かってる。でも暴走したら止めてね」
蒼桜「あぁ!」
といい周りを蹴散らす。
奇龍と雨梨の武器が火を吹きそれで死にそこなった人が怯んだ隙に蒼桜君と私が斬り込む。
いつもなら前進できるはずなのに今日は後退している。
他の班もかなり押されている。
ここまでなんで?
雨梨「足元か。」
奇龍「はぁ!?いきなり何言ってるんだよ!」
羅希「いつもより粘ついているけど…」
雨梨「多分ここの土質。一応ここは元々は白軍の領地だし、ここでの戦争は僕の記憶だと地面が乾いている時しかしてない。」
羅希「っ!相手は分かってここに誘いこんだわけね。はめられた!」
とさっき以上に相手をなぎ倒す。
奇龍「ねぇちゃん。その顔で行ったら余計怖いんですけど!?」
羅希「奇龍。」
奇龍「いや!なんでもない!」
だんだん体が熱くなってくる。
羅希「ここからが本番だよ!」
雨梨目線____
この台詞を言ったら羅希先輩はそう簡単に止められない。
『鬼の九万里』
これは誰が名付けたのか知らないけど白軍にもきっと赤軍にも伝わってしまった羅希先輩の異名。
羅希先輩は案の定返り血だらけのまま敵を一気に冥土へ送る。
「ぐわぁぁぁっっ!」
断末魔の叫びの中軽く笑顔の羅希先輩を見たら確かに異名をつけられるのもわかる気がする。
敵じゃなくて良かった。
白軍「あいつは鬼の九万里だ!一旦退却!」
白軍が退却したところを追いかける黒軍。
羅希「女の子相手に背中向はけるとか男が廃るわよ!」
といい走り遅れた人を惨殺していく。
攻撃を仕掛けては引くこれの繰り返しすぎて
奇龍「攻めるか逃げるかどっちかにしろよ!!!」
と退路を塞ごうと手榴弾を三個投げしだす。
何か変だ…
森の中に入っていく。
僕も手を止めずにバズーカを打ってるけど…
雨梨「罠…?」
僕と奇龍の武器の底をつかせ、狭いところで挟み撃ちかっ!!!
他班と道を分けて一気に一班ずつ全滅させる気かっっ!!!
蒼桜「っ!!」
奇龍「やべっ!」
羅希「思った以上に誘いこまれてるけど、ここならこっちがあんたらを全滅させちゃうけどいいの?」
三人も気がついたけど他班は気づかないみたい。
蒼桜「退却!他班と合流せよ!」
早めに気づいた神咲班は森から抜け出し他班に合流しようとするが…
「うわぁぁっ!」「ぐはっ!」
騎馬隊隊長「騎馬隊一旦引け!」
といい騎馬隊副隊長が高い音の笛を吹く。
白軍「追いかけろ!」
途中まで引くが沼地化した足元にすくわれ何人か犠牲になっている。
すると
凛音「先輩方っ!!!」
蒼桜「凛音!!」
奇龍の手榴弾と僕の弾。
三年2人に小型銃
良くこれだけここまで持ってきたな…
凛音「今状況は?」
蒼桜「とりあえず相手の罠にはまって被害が出たかな。」
凛音「羅希先輩っ!血がっ!」
羅希「大丈夫。返り血だから。」
とオロオロした凛音にきっぱり言う。
蒼桜「崩れ出したか。」
雨梨「一度逃げ腰になった軍は立て直すのに時間がかかりすぎる…」
蒼桜「退却する。先頭2年、その後ろに凛音、後ろは3年で行くぞ!」
凛音「蒼桜にぃ。私まだ伝達が…私の担当はここが最後だけど、もしものこと考えたら…」
騎馬兵団の伝達係の子「凛音ちゃん!担当の班は終わったけど…」
凛音「私も担当は終わったよ!」
奇龍「じゃあ凛音退却しようぜ!」
と言われ
馬を走らす。
凛音「っっ!!」
後ろから聞こえる爆発音に反応している。
怖いんだ…
雨梨「凛音…大丈夫だよ。」
凛音「はいっ…」
震える声でしっかりと返事をする。
なんとか陣地に戻り凛音は司令塔に報告に上がる
班員の確認をして騎馬隊の部隊長に報告に上がる蒼桜先輩。
残された僕らは…
奇龍「これは騎馬隊も一般部隊(歩兵隊)も厳しいよな…」
羅希「まぁあの土じゃあね。馬が脚をとられて動きづらいし。でも同じ状況下でなんで白軍は動けるんだろうね。」
すると
「雨梨。」
馬を休めてる木の上から声がする。
雨梨「玄?」
玄「雨梨、電波障害を起こしてる機械を発見したが、機械の構造がわからない。とりあえず持って来たがどうすればいい?」
雨梨「かして」
奇龍「さすが諜報部だな。なんですぐに見つかるんだよー」
玄「お前には教えるか。バカ。」
奇龍「はぁっ!?」
そんな二人を放置して箱を見る。
こんなコンパクトな箱に電波妨害されたのか…
なんだこれ…
雨梨「ブラックボックス…」
玄「お前にも分解不可能か?」
雨梨「うん。ごめんけど…」
奇龍「かせよ!」
玄「お前に貸したところで無理だろ?バカが。」
奇龍「要はこれがあるから戦の伝達ができない…っと。」
まさかっ…
遠くに投げたブラックボックスに手榴弾をぶつける
あーあ。
玄「お前は本当にバカかっ!」
玄の声と羅希先輩の苦笑いに対して
奇龍「だってこれさえなければ伝達スムーズだろ?」
って言っちゃうあたりが奇龍らしくて…
玄「これがもし分解できたら白軍の技術レベルも分かるだろ!」
奇龍「あっ…!」
雨梨「…ふっ。いいよ奇龍。」
奇龍「ごめん!雨梨!」
雨梨「今は奇龍の策の方が良かったかもね…未来の事も大事だけど今のこの状況を打開しないと…あと玄。ちょっと探してほしいものがあるんだけど。」
玄「なんだ?」
玄に耳打ちする。
玄は分かったと一言言い去って行った。
雨梨「奇龍やっぱ羅希先輩の弟だね。」
羅希「こんなバカな弟産んだ覚えないけどね(笑)」
奇龍「俺も姉ちゃんに産んでもらった記憶はないんだけどー!」
奇龍も羅希先輩みたいに異名がある
『小さな爆破屋』
まぁさっきの行動も小さな爆破屋の仕業だと思ったらなんか笑ってしまったんだけどね…
二人がケンカしてるのを見ると正直『鬼の九万里』も『小さな爆破屋』も全然違ってただの高校生の姉弟ケンカにしか見えない。
奇龍「雨梨ぃー!」
羅希「そーやっていつも雨梨に絡んで」
蒼桜「ん?何してるんだ?」
羅希「班長!」
そういえば神咲班の2・3年はみんな異名を持っている
九万里姉弟は他軍まで有名だけど、他のみんなはふざけて呼ぶ時に使ったりするぐらいの軽いもの…
異名というよりはコードネームに近いかもしれない。
例えば蒼桜先輩は
『天然ヒーロー』
理由は昔羅希先輩が助けてもらったことがあるからヒーローらしい。
凛音を助けたっていうこともあるし蒼桜先輩は本物のヒーローだと思う。
蒼桜「雨梨?なんでぼーっとしているんだ?」
雨梨「…特には。」
奇龍「間が空いたぜ☆馬の上の神童さんよ(笑)」
そう。
『馬の上の神童』
僕は神咲班と一部の人以外にはこの名前で呼ばれるのが苦手だ。
羅希「そういえば私たちはコードネームがあるけどさぁー凛音はなんかないから作らない?」
奇龍「凛音…凛音…」
凛音かぁ…
蒼桜「『眠り姫』は?」
羅希「可愛い^_^」
羅希先輩も気に入ったぽい
奇龍「えーっ!俺が考えたかったのにぃ!」
雨梨「奇龍が作ったら変なのになる。」
奇龍「はー!?ならねぇーよっ!」
ワイワイしてるところに
騎馬隊の3年の人「神咲!」
蒼桜「どうした?」
騎馬隊の3年の人「また出陣だ、」
蒼桜「!?でもまた犠牲が出ることになるよ!」
騎馬隊の3年の人「騎馬隊で伝達の係りになってた者も含めて総攻撃をかけるという司令だ。」
蒼桜「っ!!」
騎馬隊の3年の人「神咲班以下五名!準備せよ!」
「「はいっ!!」」
奇龍「凛音よんできます!」
蒼桜「じゃあ凛音の馬出してくるよ。凛音の馬俺じゃないとおとなしく従ってくれないから。」
羅希先輩と二人きり…
羅希「凛音も出るんだね…」
羅希先輩の表情はあの反対した時と同じ顔。
雨梨「怖い…?」
羅希「ははっ…そうかもね。」
雨梨「羅希先輩…」
羅希「でも例え私が戦争で命を落とそうが地獄に落ちようが別に構わないよ。でも、辛い思いだけは…私と同じ経験だけはみんなにはさせたくないんだ。だからがんばるね。」
戦争前になるといつも羅希先輩は悲しそうな笑顔を浮かべる。
雨梨「…。僕も羅希先輩含めてみんなにはなるべく辛い思いをしてほしくない。だからみんなで羅希先輩が暴走したら止める…。」
羅希先輩はさみしそうに笑いそっと
羅希「ありがとう」と言った。
羅希目線____
凛音「先輩!お待たせしました!」
凛音と奇龍が到着したのは班長が馬を連れてきた少し後。
蒼桜「大丈夫だよ。
じゃあ、凛音を含めたこれからの神咲班の並びは左前方に雨梨、右前方に奇龍、左後方に羅希、中央凛音、右後方俺だ。」
「「はい!!」」
羅希「うちらの班の位置はどの辺りなの?」
蒼桜「今回は鶴翼の陣で迎え撃つ。」
鶴翼の陣ね…
凛音「鶴翼の陣?」
奇龍「鶴翼の陣っていうのは!」
羅希「そういう説明は雨梨に任せなさいよ。」と奇龍の下手な講義が始まるのを阻止したら奇龍が不満気にこっちみている。
雨梨「鶴翼の陣は受け手の陣とも言われている…。
鶴翼の陣は鶴が翼を広げているような陣形で相手は僕らの後方に回れない。
かといって相手は正面に突っ込んできたら挟み撃ちにあう可能性があるから端から攻めて行くことになる。
端の役目の班は中央からしか仲間に助けてもらえない。
だから端から崩される危険がある。
少人数でやる陣形向きではない。」
蒼桜「その鶴翼の陣の中央寄り二列目が俺らの班の位置だよ。
多分今回鶴翼の陣になったのは少人数なのを気づかせない為だと思うよ。」
雨梨「鶴翼の陣は少人数でやる陣形向きではない。
それが常識だから逆に少人数でやったら相手はこちらの人数が多いように感じるから…。」
蒼桜君や司令塔からの話だと騎馬隊が退却してとりあえず一般兵団が最前線にいるけど友軍の損害は激しいみたいだけど、理由は多分相手は最新兵器で攻めてくるからかな。
だから守りに入って相手の軍が疲れたところを攻める作戦…ね。
蒼桜「凛音、大丈夫。俺らが凛音をサポートするから。でも戦場では何が起こるかわからないから最低限自分の身は守ること。いいね?」
凛音「うん。」
奇龍「凛音、困ったらすぐ俺たちの名前を呼べよ!助けにいくからさ☆」
夕焼けを背景にして振り返り笑う奇龍は高校生らしくなったな。
雨梨「凛音大丈夫。でも気は抜かないでね。」
雨梨も凛音になれたみたいだし。
羅希「今回もこれから先も絶対みんなで一緒に帰ろうね♪」
凛音「はい!」
凛音目線_____
正直怖いし、緊張する。
でも…私は黒軍に入ったから。
強くなるんだ。
遠くから聞こえてくる音。
凛音「右斜め前方から音がします!」
羅希「凛音耳いいねぇ。」
少しすると白軍。
蒼桜「凛音、あれは魚鱗の陣っていうんだ。」
羅希「魚鱗の陣でこっちは鶴翼の陣…関ヶ原みたいだね(笑)」
敵軍が一度動きを止め、こちらを見る。
普通なら端から崩される。
雨梨先輩の言うとおりに攻めてくるなら…。
羅希「!?!?
あーあ、真っ正面から攻めてくるとか(笑)
相手の司令は奇龍みたいにバカなんじゃない(笑)?」
蒼桜「相手の司令は何を考えてるんだ…?」
奇龍「よっしゃぁっ!来いっ!!!」
雨梨「…。凛音準備して。」
そのまま陣は正面突破を試みようとするかのように正面になだれ込んでくる。
羅希目線_____
羅希「!?!?
あーあ、真っ正面から攻めてくるとか(笑)
相手の司令は奇龍みたいにバカなんじゃない(笑)?」
蒼桜「相手の司令は何を考えてるんだ…?」
奇龍「よっしゃぁっ!来いっ!!!」
雨梨「…。凛音準備して。」
凛音、ごめんね。
相手は常識的な司令じゃなかったみたい。
緊張した面持ちで刀に手を掛ける凛音。
白軍と黒軍は正面で衝突した。
一列目が奮闘しており二列目の私たちには一列目が取り残した敵が来る。
司令がバカなのはこっちだったかもね。
人数を多く見せる為に2列にし、経験のほぼない1年も入れている騎馬隊はだんだん陣形が崩れ出している。
まずいね。
奇龍と雨梨との距離は馬二頭ぐらい。
班長は右側からの敵に対処するために凛音と私とは馬三頭。
凛音と私はほぼ一緒にいる。
羅希「凛音、私の後ろにいること、それでも敵がそっちに行ったら凛音ちゃんとやるんだよ。」
凛音「はいっ!」
雨梨「奇龍っ」
奇龍が腕を斬りつけられたみたい。奇龍の両手投げが出来ずに敵が来る。
?「久しぶりだね、九万里羅希さん。」
凛音目線_____
羅希先輩は片っ端から片付けていて私まで一人も来ない。
すごい…
雨梨「奇龍っ」
雨梨先輩の声からしたら奇龍先輩が腕を斬りつけられたみたい。
奇龍先輩の両手投げが出来ずに敵が来る。
羅希先輩の邪魔にならないように私も戦わないとっ!
?「久しぶりだね、九万里羅希さん。」
敵の一人が周りの敵を止めて羅希先輩に話しかける。
羅希「…」
羅希先輩…?
羅希先輩の様子がおかしい。
?「君も3年になって後輩ができて先輩らしくなったね。
俺二年ぶりの再会だったけどちゃんと気づいたよ。
さっきの前にいたのは弟君?
似ているねぇ(笑)
あまりにも似ているからいじめたくなって刀で傷つけちゃった(笑)」
羅希「…帰れ」
凛音「?」
羅希「死にたくなければ帰れ」
?「あれぇーそんな態度さみしいな。あの時命のやり取りをした仲なのにねぇ。
2年前のあの時の話は傑作だったね(笑)
君のあの後の表情は本当今でもよく思い出すよ(笑)」
羅希「黙れ」
刀を突きつけ
羅希「今すぐ消えろ。…いやここで仕留める。」
刀を構えた羅希先輩。
いつもと違う。
?「そんな物騒な事言わないでよ。」
?「もっと昔話しようよ。」
凛音「羅希先輩っ!」
謎の敵軍は素早く刀を突きつけていた羅希先輩の後ろにのりこみ持っている刀を落としなにかを耳元で囁く
すると気を失ったかのようにだらりと崩れる羅希先輩。
凛音「っ!」
羅希先輩を助けなきゃ!
凛音「羅希先輩を離せっ!」
構えて襲おうとしたら
?「こいつも連れてけ。」
5・6人に囲まれる。
刀を使い一人を斬るが、次の瞬間頭の後ろあたりを殴られ記憶が途絶えた
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お久しぶりの更新です!
今回は戦ということで陣形など調べてみました!
有名な鶴翼の陣と魚鱗の陣を登場させてみました^_^
余裕が出たらもっと陣形も調べてみたいですね♪
あと羅希と凛音さらわれてしましましたΣ(。・Д・。)
蒼桜、奇龍、雨梨はどうするんでしょうか…
そして?の正体は…
最後まで読んでくださりありがとうございました!