羅希目線_____
眩しい光で目をゆっくりあける。
戦場じゃないってことは…
?「やっと起きたかい?」
羅希「っ!」
身体は縛られ、口にももちろん縄をかまされている。
そして隣には…
羅希「んー!」
?「まぁここなら大声だしても大丈夫だし、外してあげるよ。」
羅希「なんで後輩も連れてきてるの!?」
?「抵抗されたからかなー(笑)
それに顔見られてるしー、会話聞かれたしー
その場で殺しても良かったけど、人質というか尋問対象は一人じゃなくてもいいからさー(笑)」
とまだ意識の戻らない凛音に触る
羅希「汚い手で触るな!」
自分でも驚くほどの大声が出た。
凛音「んっ…?」
羅希「大丈夫?」
?「こいつも取ってやれ。」
凛音も口の縄をとられ自由になる
羅希「大丈夫?どこもケガしていない?」
凛音「大丈夫ですよ^_^」
羅希「…ごめんね。」
凛音「なんで謝るんですか?」
羅希「私のせいで…」
凛音「謝らないでください!羅希先輩のせいではないですよ!
それにすぐに蒼桜にぃが助けに来てくれますよ!」
と笑う凛音に驚く。
始めての戦場で誘拐されて怖くないの?
?「健気な後輩だねぇー(笑)」
?「じゃあそんな後輩ちゃんに黒軍の昔話を聞かせてあげよう。
昔白軍と黒軍が衝突した戦で一人の女の子がいました。
中学生の時から戦争に出ていた女の子は高校生になり先輩達と共にその時も戦争にいました。
退却の命令があり退却する時に爆破に巻き込まれ落馬しました。
落馬の衝撃で武器を手放し丸腰になった少女は殺されかけました。」
それって…
?「その時先輩達が助けに戻って来ました。
同じ1年の男の子に女の子を任せ先輩達は勇猛果敢に白軍に攻めていきます。
退却命令があった男の子は仕方なく女の子を連れて退却します。」
羅希「やめて…」
凛音「羅希先輩?」
?「その時大きな爆発によって先輩達はみんな死んでしまいまーす(笑)!」
羅希「やめてってば!」
悲鳴に近い声をだし噛みつこうとするけど
羅希「ゔっ!」
凛音「羅希先輩っ!」
身体中に電気が走る
凛音が横で心配そうに見ている。
?「言い忘れてたけど一定距離を離れると身体中を縛っている縄に電気が走るようになっているから(笑)」
?「そしてその女の子と男の子は大きくなり今3年生として後輩を率いるまでになりました。
その男の子の名前は神咲蒼桜、女の子は九万里羅希」
凛音「蒼桜にぃと羅希先輩…?」
あの時の記憶は自分の中でなるべく思い出さないようにしていた。
後輩にも蒼桜君にも心配かけたくないから…
なのに…
凛音「羅希先輩っ!」
体の震えが止まらないよ…
?「これから新しい女の子の話が始まりまーす(笑)」
羅希「凛音に触れないでっ!」
?「それは無理だなぁーだってこの子尋問対象だからねぇー
まぁ1年だしいい証言出ないかもしれないけどね(笑)」
と後輩に凛音を別の部屋に連れていかす奴を睨む
?「おっと怖い怖い(笑)
ちょっといじめるだけだよ。
女の子だし 顔には傷はつけないようにするよ(笑)」
隣の部屋から凛音の苦しそうな声…
羅希「もうやめてっ!お願いっ!私はどうなってもいいからやめてっ!」
?「その顔を見たかったんだよ(笑)
でもね、あの子には可哀想だけど逃がすことは出来ないなー(笑)
だって本当は君をさらうつもりが予想外のおまけとして来ちゃったからねぇー
殺すしか解放方法はないなぁー(笑)」
羅希「私は何でもするから!お願いっ!!」
脳裏には凛音の笑顔…
守りたいっ!
それが私ができることだからっ!
?「ごめんねぇー(笑)それは俺求めてないんだよねぇ(笑)まぁそのまま苦しんでてよ(笑)」
羅希「ごめん…凛音っ…うっ…」
凛音はもっと辛いはずなのに…
私のせいで…巻き込んでごめん…っ
凛音「はぁっ…はぁっ…」
ボロボロになり放り出させる凛音
羅希「凛音っ!!!」
むせて咳をして苦しそうな凛音の元になんとか寄る
凛音「羅希先輩…?なんで…泣いているんですか?」
私…泣いてる?
羅希「凛音っ…ごめんっ!」
凛音「なんで謝るん…ですか?」
羅希「っ…」
凛音「泣かないでください…きっと、大丈夫です…蒼桜にぃが助けに来てくれますから!」
班長のこと信頼しているんだ…
羅希「そうだね。班長も奇龍も雨梨も助けに来てくれるよね…」
凛音「先輩…?でもその時は一緒に先輩も戻りましょうね!」
そうだね。
絶対戻らないとね。
疲れたのかそのまま寝る凛音…
いつも部屋で見ているのと変わらない寝顔…
羅希「ねぇあんた。後輩の縄をといてよ。
武器もないし、この施設からどうせ逃げられないからいいでしょ?」
?「そうだねー(笑)それぐらい許してあげようか。後輩ちゃんはそこまで君みたいに強くなさそうだし、いいかなー(笑)
まぁ君もついでに解いてあげるよ。
でも変なことしたら君も後輩ちゃんも身の安全は保証できないよ?
いい?」
羅希「わかってる。」
私の縄が外された瞬間凛音に駆け寄り縄を外す
羅希「凛音っ」
抱きしめたら重みも温かみもあって安心する。
凛音。弱気になってごめんね、
班長達が来なくても、私がちゃんと連れて帰るからね。
凛音目線_____
凛音「んっ…」
羅希「おはよう凛音。」
凛音「あ、おはようございます…」
あれ?羅希先輩の腕の中?
羅希先輩が腕を解こうとするのを掴む
羅希「ん?どうした?」
凛音「もうちょっと…」
なんか甘えたくなった。
羅希「うん。いいよ。」
凛音「羅希先輩…こうすればなんか落ち着きますね(笑)」
?「なにほのぼのしているんだー?」
羅希「ねぇ、あんた…今日はさ、私の番でしょ?」
凛音「羅希先輩…?」
何を言うの?
?「お前はそっちの気があるのかなー(笑)?」
羅希「あるわけないでしょ。昨日のことでまた元の自分に戻ってこられたからね
さぁ始めましょうか。
口は割るつもりはないけどね。」
?「こっちは割らせるよ。絶対(笑)。」
凛音「羅希先輩っ!」
行かないでっ…
二言目は言わなかった、いや言えなかった。
羅希「凛音、帰ったらたくさん班長に褒めてもらおうね。」
一人は怖い。
昨日は羅希先輩が必死になって私を守ろうとしてくれたのが聞こえたから大丈夫だったけど…
今日は?
一人で置いてきぼり。
一人は怖いよ。
早く助けに来て。
蒼桜にぃ。
_________________
雨梨目線_____
奇龍「くっそ!!」
奇龍がゴミ箱を蹴る。
あのゴミ箱はかなり凹んだな…
それより僕はずっと気になっていることがある。
雨梨「蒼桜先輩…」
蒼桜「雨梨?」
雨梨「先輩は…犯人の目星がついているんじゃないのですか?」
蒼桜「…羅希が気絶することは戦場では98%あり得ないと思う。
1%は暴行によって、そして残りの1%は…トラウマだ。
今回はトラウマだと思う。」
奇龍「犯人は誰なんですか!?」
蒼桜「ごめん。それは俺にも…
白軍なのははっきりしているんだが…
俺が見たのは一瞬で…本当にごめん。」
雨梨「…報告書。調べてみました。」
4名殉死。1名負傷
そこには記入者:九万里羅希と書かれている。
内容は
退却命令中に爆破に巻き込まれ九万里羅希が落馬。
それを助けに来た四名と神咲蒼桜が引き返す。
神咲は九万里を連れ先に退却するように命令され二名の退却中に四名爆発により殉死。
敵は白いブレザーを着用していた故、白軍とみられる。
そこには淡々とした文字列。
戦場では正直よくある話。
蒼桜「ヒントはさすがにないな…白軍の連れ去った人らの行く先は?」
奇龍「南西の方向です!」
雨梨「一応諜報部の知り合いに頼んで探してもらっています。」
蒼桜「ありがとう。二人とも無事でいるんだぞ…」
玄「雨梨。」
雨梨「玄?」
玄「バカ(奇龍)が見た通りの方角に最新式の建物がある。白軍のものだと思う。
ここから馬なら30分。
そこにいると思われる。
あと前に頼まれていた件もその建物の中に答えはありそうだ。」
雨梨「玄、ありがとう。」
玄「乗り込むのか?」
雨梨「多分。」
奇龍「当たり前だろ!仲間を助けられない奴が黒軍の戦闘業をやるわけにはいかねぇーだろ!?」
奇龍…
玄「おい、バカ。」
奇龍「なんだよ!?」
玄「がんばれよ。」
奇龍「うるせー!」
玄「雨梨、じゃあ仕事に戻るから。」
雨梨「うん。ありがとう。」
蒼桜「じゃあ上に取り合ってくるよ。」
雨梨「僕もいきたい…」
悩む表情…
3年の一部の人は直訴はし易い…
でも2年の僕は厳しいかな…
蒼桜「じゃあ奇龍ごめんけどそこにいてね。雨梨行こう。」
雨梨「なんで連れて行ってくれたのですか…?」
蒼桜「それは…俺が今冷静じゃないからかな。
俺もあの戦いは正直思い出したくないし、辛い。
羅希は今辛いはず。
凛音もいきなりさらわれて怖いはず。
だから早く助けないといけない。
でもあの戦いの当時者で凛音の兄貴分の俺は今冷静になれないんだ。」
蒼桜先輩も不安だよね…
部屋の前、ここが司令部の部隊長の部屋。
蒼桜「失礼します!!」
雨梨「失礼します。」
蒼桜「騎馬兵団3年神咲蒼桜と2年百鬼雨梨です。」
司令部部隊長「神咲…さらわれた件か?」
蒼桜「うん。建物の目星がついているから何人かで向かわせて欲しい。」
司令部部隊長「それは正直無理だ。
この戦況で人出は避けないといけなくてな。」
蒼桜「それは見殺しにしろということ?」
司令部部隊長「そのうち助けに行くから今ではない。」
蒼桜「そのうちっていつ?」
司令部部隊長「さーな。」
蒼桜先輩のこぶしに力が入る
雨梨「司令は二人を助けるデメリットしか考えていませんが、メリットも多くあります。
四月一日凛音は耳がよく遠くの音も聞き分けられます。
敵の襲撃にいち早く気づけることでしょう。
そして馬が一番早く伝達にも役に立ちます。
彼女は乗馬技術を人に教えることも多く1年の騎馬兵団の戦闘技術を上げるのに一役買っています。
九万里羅希はご存知の通り『鬼の九万里』と言われるように戦況下での功績は数知れず…
そして面倒見もよく勉強もできるため今だけではなく将来黒軍の役にたってくれるでしょう。
大学では教育学の方への進路が決まり、将来は黒軍の先生になるでしょう。
それでも二人をまだ見殺ししろというのですか?」
これだけ言って納得しないのなら独断で行くしかない…
司令部部隊長「………分かった。ただ騎馬兵団から人出をさくのは神咲班と一般兵団2・3人だ。相当危険だし、無理があるが…
どうするんだ?神咲?」
蒼桜「誰を連れて行くか俺に権限を下さい。最もよい人選で行くから。」
司令部部隊長「はぁ、好きにしろ。ただ無駄死にするなよ。」
蒼桜「ありがとな。いってくる。」
雨梨「失礼しました」
蒼桜「雨梨、玄君を連れて行きたいと思うんだけど、他に連れて行きたい人いる?」
連れて行きたい人…
雨梨「一人だけ。凛音の顔も知っているのでいいかと。多分今回は後方支援しているはず…」
蒼桜「分かった連れておいで。」
蒼桜目線_____
蒼桜「ただいま。許可おりたよ!」
奇龍「よっしゃっ!ぜってぇゆるさねぇからな!白軍!」
雨梨「連れてきました。」
瑞樹「一般兵団の東洞瑞樹です。」
雨梨「凛音のクラスメイトで僕のルームメイトです。」
玄「雨梨。」
と頭上から黒い物体が降りてくる。
蒼桜「今回はこのメンバーで行く。玄君、対象の建物は?」
玄「はい。
地下一階、地上二階の建物で、入り口は地上一階の正面と裏だけで、両方防犯カメラが作動しています。
建物内も多数の防犯カメラが作動していました。
最新鋭の設備といえるものだらけです。
設備は基本的にパソコンで管理されています。管理室は二階です。」
蒼桜「防犯カメラかぁ…」
壊すわけにいかないし…
雨梨「設備はハッキングして防犯カメラに人が映らないように人が映ってない時の映像を流す。
ハッキングは気づかれないようにうまくすればなんとか。」
とパソコンを準備する雨梨。
二つの入り口がある…
二手に分かれるのが早いか。
蒼桜「二手に分かれるのが無難だと思う。
俺と奇龍。瑞樹君と雨梨に分かれよう。
玄君は雨梨について行って部屋の場所を見つけてくれ。
あと何かあったら伝達頼むね。
俺ら正面から突破する。
雨梨と瑞樹君は正面が問題を起こしている間に気配を消して部屋に忍び込んでくれ。
俺らはそのまま部屋に入り気を引いている間に2人を連れ出す。
でも、途中で何があるかわからないから…
臨機応変に頼むね。」
「「はい!」」
雨梨「電波障害あるかもしれないから各自これを学ランの襟の裏につけて。
そしてこれを片耳につけて。
これで連絡取り合おう。」
玄は木を伝う方が早いらしいから木を伝って行き、瑞樹君は雨梨の馬に乗り出発する。
相手からはみえないように木々の間を抜け死角にでる。
雨梨のハッキングが始まる。
奇龍「すげぇな!よくそれだけ早くタイピングできるな!」
雨梨「ハッキング完了。はいれるよ。」
蒼桜「各自幸運を祈る!」
奇龍「さぁ正面突破しようか!」
白軍の兵士「おい!黒軍止まれ!」
奇龍「嫌だねー!!」
と手榴弾を両手で2個投げする。
さすが爆破屋。
すごいな。昨日の戦争で怪我をしたところを縫って布で縛り付けて傷は開かないようにしてきたのか…
奇龍の起こした混乱で襲ってくる敵を斬り先へ進む。
玄「えー聞こえますか?玄です。部屋は地下一階中央に大きなホールのような部屋があり、そこにいると思われます」
蒼桜「了解!…地下か。」
周囲の敵を蹴散らし地下一階へのエスカレーターのてすりを滑り降りる奇龍。
その後を追いかけ滑る。
よくあんなに早く滑れるな…
奇龍「ほーらよ!」
奇龍の手榴弾が炸裂。
扉を蹴破る。
羅希目線_____
口の中に血の味が広がる。
尋問で答えずに今私は木の棒に縛り付けられ空中で大の字になっている。
白軍「仲間の敵っ!」
羅希「うっ…はぁ…」
さっきから殴られ電気を流されの繰り返し。
女の子だから顔は殴らないと言うがもう代わりに殴られ蹴られつづけているお腹が限界だった…
?「もう一回聞く。君の班には神咲とあの後輩ちゃん以外にだれがいる?」
羅希「い…わない。」
言えない。
雨梨は有名な武器や機械開発者。
神童と呼ばれていたらしい。
白軍からすると喉から手が出るくらい欲しい存在で行方を探している。
技術者の時の名前は偽名を使っているとはいえ名前は出せない。
?「お仕置きだね(笑)」
羅希「うぁっ!あぁっ!!っ!!」
?「おー(笑)痛そうだね(笑)
体が反ってたよ(笑)
電気これで何回目?辛くない(笑)?
さっさと吐けば辛くないのにねー(笑)」
耳元でそれを楽しそうに囁かれても全く反論出来ないくらいもう体力を消費している。
…まずいかもね。
白軍「先輩っ!!」
?「なんだよー楽しんでたところなのにー」
白軍「黒軍2名が建物内侵入!」
助けが来た…凛音やっと帰れるよ。
?「本当にお仲間が助けに来てくれたみたいだけど…2人で勝てると思うのかな?
でもここにははいれないよ(笑)
一枚目の扉を破っても二枚目の扉はパスワードが必要で、ここはセキュリティ指紋と声紋認証の必要な部屋だよ(笑)
そして
それに例えセキュリティをなんとかしてもこの部屋は隠し扉みたいなもの。
気づけるかな(笑)?」
後輩らしきが凛音を連れてくる。
凛音「羅希先輩っ!」
羅希「凛音…」
?「急がないといけないし声出されても困るから口にこれはつけるね。」
口に布を縛り付けられ
凛音は向かい側に同じように縛り付けられる
?「じゃあ後輩ちゃんからかな。君との約束通り傷はつけないようにするね。
えっと…君の班には神咲蒼桜と九万里羅希以外にだれがいる?」
凛音「…」
凛音も必死に秘密を守っていた。
?「困ったな…じゃあLevel1ね(笑)」
スイッチを押すと
凛音「うっ…」
電気が流れる。
?「言わない?なら先輩と同じLevel一気に10増やすね(笑)
時間ないからさ(笑)」
凛音「あぁっ!!うっ!!あぁっ!!」
羅希「んん…っ(凛音…っ)」
?「ちょっと強かったかな(笑)?
後輩ちゃん弱そうだし、せっかく2人いるんだし方法を変えよっか…
はい、いつでも口の喋れるようにとってあげるね…
君のは緩めるね。
後輩ちゃん、もう一度同じ質問だよ。答えてね(笑)」
口の布を緩められる。
凛音「答えるものかっ!」
?「しょうがない…」
羅希「あぁっ!!」
強弱のある電気責めに膝が震える。
正直油断してた。
凛音「羅希先輩っ!」
?「どうする?」
羅希「…凛…音。絶対質問に…答えてはだめっ!あぁっ!!」
凛音「羅希先輩っ!」
涙目になってても、答えない…
凛音は十分に黒軍の兵士だよ…
ごめんね…
私、凛音はまだ兵士にはなれてないって思ってた…
でも立派にもう成長してたんだね…
雨梨目線_____
ホールにも入り口が二つある。
先輩と奇龍がどんちゃんしてくれているおかげで人が全くいない。
ハッキングしたから一枚目は直ぐに突破。
二枚目の扉は…パスワード?
そんなのどこを探してもない…
一部の人のみ入れるところかぁ。
ロック解除も出来ない。
これは…
瑞樹「雨梨先輩?」
雨梨「ごめん。破れない…」
玄「パスワード…どのパソコン探しても書いてないのか?」
雨梨「うん…」
玄「なら…壊すしかないな。扉の厚みは?」
機械でスキャンする
雨梨「表は分厚いけどこっちは薄いから壊せると思う。
表は沢山手榴弾使わないとだめだけど。」
玄「こっちは気づかれるわけにいかないから雨梨のそれ(バズーカ)使えないし、バカ(奇龍)からいくつか手榴弾もらってくる」
と軽く奇龍の方へ行った。
奇龍目線_____
奇龍「二枚目!?」
蒼桜「爆破しようか…」
すると
玄「おい、バカ。手榴弾よこせ。」
奇龍「なんでだよ!?」
手榴弾なくなると俺護身用の拳銃しかなくなるんだけど!
てかなんで蜘蛛みたいに天井に張り付きながら話しかけるんだよ!?
玄「裏もパスワードが外せないんだよ。早く。
あと先輩スキャン結果はこれです。」
蒼桜「…奇龍手榴弾大量にぶつけないと無理かも。侵入は同時にしよう。そうしたらこっちの爆破音で向こうはカモフラージュできるし。」
しぶしぶ手榴弾を渡す。
放送から
雨梨「先輩、奇龍無事?」
奇龍「あぁ!そっちは?」
雨梨「おかげ様で。じゃあ先輩、合図お願いします。」
蒼桜「せーので爆破だよ。いい?
せーのっ!!」
羅希目線_____
一瞬意識を失いかけた私に何か液体物を注射する。
?「人はね痛みになれちゃうから、寝てしまうんだよ(笑)
だから寝れないようにしないとね…」
体が熱い
羅希「何を…っ!」
あきらかに体に異常をきたしてる。
?「実験体になってもらっただけだよ。薬のね。
大丈夫。死ぬことはないと思うから。
たださっきより感じやすいかもね(笑)」
羅希「はぁっ…はぁっ…」
?「苦しかったら楽になればいい。言えば天国言わねば地獄…(笑)」
羅希「言わないよ…口は堅い方だから(笑)」
この音が遮られているはずの部屋にも聞こえる爆発音。
そして
奇龍「えーテステス!聞こえてる?
どーも!
バカな姉と可愛い後輩を引き取りに来ました弟の九万里奇龍です!」
バカっ…敵陣に行くのに名乗るバカがいるか!
それにあんたにバカとは言われたくない。
蒼桜「これから10数える間に返さなかったら突撃します!」
蒼桜君の声だ…
凛音と目が合う。
ほらっ!ちゃんと来たでしょ?
と言わんばかりの顔。
ちゃんと来てくれたね。
するといきなり降ろされ電気が通る縄に私は縛られ奴に連れて行かれる。
蒼桜目線_____
羅希っ!
ボロボロになった羅希を見る。
奇龍「姉ちゃんと凛音を返せよ!」
?「それは無理だな…(笑)
そーだ、これから再会の記念としていいものを見せてやるよ。」と羅希を足元に転がし踏みつけながら言う。
奇龍「てめぇっ!!」拳銃を向ける奇龍…
?「後輩ちゃん…凛音ちゃんだっけ?その子の命は俺が握っていることをお忘れなく(笑)」
手出し出来ない。
飛び出せば凛音が殺される。
目の前に羅希がいるのにっ!!
そしてそいつはゆっくりスイッチを持った手を上にあげ…
羅希「うっ!あぁっ!!っっ!!」
?「さぁ、吐け。お前の班はだれがいる?
いや、もう間接的に聞くのはやめた。
神童はどこだ?もちろん岩倉のことだ。」
奇龍「蒼桜先輩っ!」
蒼桜「奇龍待って。今下手に動けないっ…!」
奇龍「でも姉ちゃんが死んでしまうっ!」
蒼桜「今動いたら最悪の場合、二人とも助けられない。」
雨梨目線_____
奇龍「姉ちゃんと凛音を返せよ!」
何かの機械の裏から僕と瑞樹は様子を伺っている。
?「それは無理だな…(笑)
そーだ、これから再会の記念としていいものを見せてやるよ。」と羅希を足元に転がし踏みつけながら言う。
羅希先輩っ!
今は出て行けれない。
こんなに近いのにっ!
奇龍「てめぇっ!!」拳銃を向ける奇龍。
奇龍打ったらダメ…
?「後輩ちゃん…凛音ちゃんだっけ?その子の命は俺が握っていることをお忘れなく(笑)」
手出し出来ない。
飛び出せば凛音が殺される。
そしてそいつはゆっくりスイッチを持った手を上にあげ…
羅希「うっ!あぁっ!!っっ!!」
?「さぁ、吐け。お前の班はだれがいる?
いや、もう間接的に聞くのはやめた。
神童はどこだ?もちろん岩倉のことだ。」
岩倉…僕の偽名。
僕目当てだったの?
奇龍「蒼桜先輩っ!」
奇龍の叫び声に近い声が僕の頭に響く
蒼桜「奇龍待って。今下手に動けないっ…!」
奇龍「でも姉ちゃんが死んでしまうっ!」
っ…!
羅希先輩がしんでしまう…
助けないと…
ここなら相討ちになっても助けられるかもしれない。
ゆっくりとすぐに飛び出せるような体重移動をする。
蒼桜「今動いたら最悪、二人とも助けられない。」
蒼桜先輩の声が体を貫く。
っ!!
冷静じゃなかった…
なんとか凛音の場所さえ分かれば…
玄「玄です。管理室制圧しました。
そして凛音のいる場所わかりました。奴の後ろの壁の凹みを押すと入り口だと思われます。」
雨梨「…ありがとう。
瑞樹、瑞樹はここで合図したら出て来て。それまではここから一歩も動かないで。」
瑞樹「分かった。」
心臓が飛び出そう。
だけど…僕の得意技。
ここで使うしかないっ!