凛音目線_____
凛音「暑い…」
田舎は日陰にはいれば涼しいし、日向は暑いとはいっても下からの暑さがない…
羅希「班長も最初の夏はそういってたよ(笑)そろそろ夏休みだししょうがないよね。
」
すっかり完治した羅希先輩に笑われる。
一応厩舎から少し離れた木陰にいるのに二人で食べる特大アイスも気休めにすらならずへたる。
羅希「凛音髪の毛切ったらまだ涼しいんじゃない?」
凛音「似合わないですよー」
羅希「それに綺麗な黒髮切るのもったいないからいいかぁ」
すると
奇龍「ねぇちゃん!凛音!」
羅希「一番暑ぐるしいのが来たよ、本当。」
とあっちいけと手でサインする羅希先輩を無視して私が好きな和菓子のアイスを見せる
凛音「奇龍先輩!」
奇龍「これおごり!」
凛音「ありがとうございます!」
羅希「えー私のは?」
奇龍「後輩というか凛音だけ!ねぇちゃんは自分で買えよ!」
そんな姉弟で絡んでる間に雨梨先輩までやってくる。
羅希「そういえば今年の夏は何するの?」
雨梨「特には…でも残寮。」
とアイス最中を羅希先輩と奇龍先輩と私に無言で渡す
凛音「ありがとうございます!」
雨梨「うん。」
毎年夏休みは実家に帰るか残寮するか生徒は決めていいらしい。
まぁ戻る人が多いみたいだけど。
羅希「わたしは少し残寮しないとなぁー大学の手づづきしないといけないし。
あんたはどーするの?」
奇龍「俺はどーするか決めてねぇけど、多分実家戻る!凛音は?」
凛音「まだ決めてないです」
正直帰りたくない。
でもいつ死ぬかわからないのにお父さんに会わないのは親不孝な気がする。
蒼桜「やっぱりここか」
凛音「蒼桜にぃ!」
蒼桜「なんの話してたんだ?」
と超特大アイスをさらりと出して人数分のアイススプーンを出す。
みんな考えることは一緒だねと羅希先輩が笑ってこっちを見る
奇龍「夏休みの予定です!先輩はどうするんですか?俺は戻るんですよ!」
蒼桜「羅希と俺は大学の手づづきしないといけないから少し残寮してから実家に戻るかな。」
蒼桜にぃと羅希先輩は内部進学確定していて手づづきが忙しいみたい。
羅希「みんな戻るならさみしいなぁ。いつでもいいから実家泊りにきて欲しかったのにー!」
奇龍「え!父さんいいって!?」
羅希「うん。班長と雨梨に久しぶりに会いたいし、凛音にも会いたいから連れておいでってお母さんも言ってたけど。」
奇龍「いつ来ます!?」
蒼桜「俺は大学の手づづきが終わっている頃ならいつでもいいよ!雨梨は?」
雨梨「うーん。僕は予定ないからいつでも。」
奇龍「凛音は!?」
凛音「私は…親次第でまだわからないです…」
蒼桜「今年は戻らないとお父さんさみしがるよ」
凛音「うん。」
残寮は反対みたい。
すると珍しく電話がかかる
ちょっと席を外して久しぶりに電話に出る
凛音「もしもし、お父さん?」
凛音の父「凛音久しぶり!怪我大丈夫か?」
凛音「うん。切っただけだから…
ごめんね、最近電話出来てなくて。
今日はどうしたの?」
凛音の父「ずっと忙しいだろうから言えなかったんだけど、お母さん妊娠してな、ちょうど優和(凛音の弟)の夏休みに実家戻ってそこで出産することになった。」
!
…そっか。
凛音「あ、そうなんだ。お父さん、おめでとう。弟の子?女の子?」
びっくりしたけど冷静な振りをしなきゃ。
凛音の父「ありがとう。男の子だよ。」
凛音「今何ヶ月なの?」
凛音の父「8ヶ月」
凛音「そうなんだ。お父さんは一緒についていくの?」
凛音の父「いや、仕事忙しくて無理だな。生まれる頃に行くことにするよ。凛音は夏帰って来れそうなのか?」
凛音「うん。」
凛音の父「わかった。楽しみに待ってるからな。」
そうかぁ、弟かぁ。
お母さんが違っても弟は可愛い。
お母さんはもっと私のこと邪魔だと思うよね。
それに弟が産まれれば一段とお父さんは私のことはどうでもよくなるんだろうか。
それとも私はちゃんとお父さんに必要とされるままでいれるんだろうか…
蒼桜目線_____
蒼桜「凛音」
凛音「えっ?」
なんでそんなに驚いてるんだよ(笑)
蒼桜「お父さんなんだって?」
凛音「男の子できて今八ヶ月だって」
蒼桜「そうか、おめでとう」
凛音「ありがとう」
凛音はあんまり嬉しくないよね…
凛音「それで、今のお母さん優和と実家に戻るみたい。」
それなら良かったな。
蒼桜「俺も書類終わったらすぐ戻るから大丈夫だよ。」
と笑いみんなの所に戻る
奇龍「凛音!お泊まり会夏休みの終わり頃にしよーぜ!」
凛音「いいですよ!」
羅希「何日間にしようか?うちの両親は夏休みずっと泊まってもいいって言ってたけど(笑)」
蒼桜「そんなに長くいたら迷惑になるからせめて二泊三日ってところは?」
凛音「なんか楽しみですね♪」
ワクワクする!
雨梨「楽しみ。」
雨梨先輩が嬉しそうな優しい顔になっている。
本当に楽しみなんだなぁ!
奇龍先輩がにやけてるぞと茶化すぐらいだもんなぁ!