今年の正月は京都に帰りました。
61年ぶりの大雪で観光もできず、ご近所さんの重症患者の治療三昧でした。
ギックリ腰、耳鳴り、腹部痛・・・私にとってはとっても面白い時間でした(^^)
特に耳鳴りは重度でした。
耳鳴りにも色々な種類があるので、まずは耳鼻科等を受診し異常が無い、ということが前提で治療を進めていきます。
耳鳴りで、まず目をつけるのが首の前にある胸鎖乳突筋です。
例えば、首を前に突き出した姿勢を取る。首を前に曲げた姿勢、動作を取る。こういう方は前頸部の筋肉に負担をかけやすくなります。
そして胸鎖乳突筋に負担がかかり過ぎると、めまいや耳鳴りの他自律神経系の症状が現れるのが特徴です。
ですので根本的にはこうした姿勢を取らなくて済むよう、足や骨盤のバランスを整えることがカギになります。
今回は、そうした姿勢のアドバイスと、前頸部をメインに治療を行いました。
胸鎖乳突筋に過度の負担がかかっている場合は、その隣の斜角筋にも負担がかかることがほとんどです。ですので、両方に施術を行います。
ポイントは、前頸部には血管や神経に触れやすいため、強い刺激を加えすぎないこと。
やさしくやさしくなでるくらいの強さでOK。
そして必ず前だけでなく、後頸部や肩、背部も触診し、疑わしい所には取りこぼしが無いよう施術を加えます。
そして、耳鳴りや胸苦しさ、めまいといった明らかに自律神経のバランスの崩れが影響している場合は、首の前にある星状神経節に置き針をします。
ペインクリニックなどではここに注射を打つこともあります。
さて、ここまでは私ができる治療です。
実はここからがとっても大事なんです。
自律神経というものは一度そのバランスが大きく崩れ出すと、今まで全く大丈夫だったものにも過敏に反応してします。
例えば、洗剤の臭いだったり、夜更かし、暴飲暴食、人付き合い・・・
こういうものがストレスとなって更に自律神経のバランスをドンドン崩していきます。
私も2回ほどアリ地獄にはまりました^^;
ですので、明らかに自律神経の崩れが見られる場合は、自分でして頂く!気を付けて頂く!
これが改善のスピードを左右します。
私ができる治療は、アナから抜け出せるようちょこっとお尻を押してあげる程度のものです。
もう一度言いますね。大事なのは自分でして頂く!気を付けて頂く!ことです。
具体的には、必ず夜12時を越える前に寝る。3度のご飯をきちんと食べる。「ちょっと嫌だな~」と感じたことはできるだけ避ける。当たり前のことを当たり前に戻すだけでガラッと改善することもよくあります。
そして、こんな自律訓練法 というものもあるそうです。
とにかく何でもやってみます。自分で!
薬に頼るのも短期間でしたら問題ありません。が飲み続けると今度はそこから抜け出すのが大変になります。
先生に!薬に!治してもらう!では時間がかかりますよ。
自分で色々やってみてくださいね(^^)/
ちなみに私の場合は、自律神経のバランスが崩れるとアトピーや化学物質過敏症のようなアレルギー系の症状となって出てきましたが・・・
両方とも散々、検査、薬をやった挙句、最終的には好きなことをやり出したら引っ込みました。
人の身体というのは、自分の心に素直になってあげるだけでホッとするんだと思います。
もちろん原因になるものはできるだけ止めた上での話ですけどね(^^)
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