読書シリーズ 追悼山崎元氏 | 王寺・西大和の腰痛整体院 やまうらオステオパシー

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王寺 香芝 法隆寺 三郷 広陵 上牧などで腰痛でお困りの方
今受けている腰痛治療は間違えてないですか?
何回行っても効果を感じられないのは、あなたのせいではなく治療法が間違えている可能性があります。


かつて「ほったらかし投資術」という言葉で話題になったことは知ってましたが、以前は投資に興味が無く著者の事も全然知りませんでした。
経営に関する勉強会に行くと、色んな職業の人がいて、当然、お金の流れの話が出てきます。
そこで講師の人が、「儲ける儲けないに関係なく、投資はした方が良い」と教わりました。
お金を増やすためではなく、社会のお金の流れを勉強した方が良いということでした。

早速、次の日に証券口座を申し込み、2〜3万で買えるぐらいのクズ株を買ってみました。
こんな2万円ぐらいの株であっても、知らない間に4000円ぐらい増えたりする。
知らない間に16000円ぐらいになっていたりするのを見て、なんとなく怖い気もしました。
よく分からないまま短期で売り買いしていると、結局プラスマイナス0ぐらいで「これは意味が無いな」と気づき、生活に関わる分だけ置いて残りは全部売ってしまいました。

それを今でも置いておいたら1.5倍ぐらいになっています。
専業のデイトレーダーでない限り、短期売買は私には向いてないというのが分かったし、色んな要素で株が値動きするのが分かったし、何やら仕組まれてるなというのも何となく分かりました。

そういう意味では今までは治療の手技にしか興味がなかったのに、世界情勢であったり、SDGs的な怪しいものであったり、色んなものに目が行くようになり、裏で操ろうとしている思惑、それに乗っかる集団、そしてそれに逆らおうとする集団の存在、そしてその両方に搾取される集団の存在というものに気づくようになりました。

そうかと言って、そのどれかの中にしか存在することができず、当然、公に向けて仕事をしている以上、国の末端で搾取する手伝いをしながら、他のところに搾取されるという場所でしか生きられない自分に気づきます。
それはそれで自分が良ければそれで良いと思います。

そんな感じで生きていると、最近になって山崎元さんを知りました。
亡くなる少し前にYouTubeで見るようになり、死を目の前にして感じる投資の話や死生観、幸福論などを語っているのに非常に興味を持ちました。
今の私の興味はお金よりも死を目の前にした人の精神状態にあります。
そういう意味では、この本で死を前にした父が息子に何を伝えたいかということの方がお金の話よりはるかに面白いです。

本自体は2時間もあれば読み切れる内容量で、簡潔にわかりやすく書かれています。
山崎さんの人生観、幸福論には非常に感銘を受ける事ばかりで、もう少し早くこの人の事を知っていたらと感じました。

それでもあくまでも山崎さんが生きた65年間の結論であり、それが今後にも当てはまるか分かりません。
しかし、少なくとも昭和の奴隷として働いてきた人は、この事実を知り、自分の子どもに同じ道を歩かないようにこの本の内容を伝えていくという意味で読んでほしいと思いました。