出雲大社-② | 「趣味人生巡礼」

「趣味人生巡礼」

「貧脚親父の山歩き巡礼」、「ワインや酒の飲兵衛な感想」、「クラシック音楽・JAZZ音楽の勝手な感想」、「抹茶・ゴルフ・等」

「最近復活した無手勝流ゴルフ」、「日頃の出来事」を思い付くままに載せてます。

分ってないなぁ~と、大いに笑って貰えたら幸いです。

今回の旅行のメインの出雲大社へ向かう。何時もは軽い服装の、
飲兵衛親父も今日ばかりはネクタイとブレザーで気合を入れた。

最初に拝殿で「2拝4拍手1拝」と言う特別の
お参りをする。このお宮の格の違いと言う事だろうか。











本殿は、正式参拝(お祓い)後にお参りできる。
立派な垣根の周りを廻りながら厳かな本殿の佇まいを眺める。

一度、垣根の外に出て、日本国旗の掲揚されている神楽殿に向かう。










神楽殿の日本国旗が威風堂々と揺れる。
その大きさは何と畳75枚分、重さ50キロとか。

以前、NHKの放送の終了時にこの国旗が君が代と共に映し出されていた
と言う噂があったようだし、宮内解説の人がその話に触れたが

よく聞き取れなかった。実際は違うようだ。
この神楽殿では正式参拝する人が集められ

宮司よりお祓いを受け、巫女の舞が奉納される。

歌劇「ノルマ」での、マリア・カラスが ♪カァ~~スタディ~ヴァ♪と
歌うシーンが連想される。











取りあえず、神楽殿の御朱印を頂くとする。
ツアーは規律が大切なので思うように他の御朱印は貰えなかった。

禊をしたら本殿へお参りできるようだ。簡易な袈裟を掛けて貰い
順次お参りした。この袈裟を掛けないと本殿へは入れない。

カメラを持ったお姉ちゃんがこっそり入って来て摘み出されていた。
不届きな輩は何処にでもいる。念願の出雲詣でを終えた。


















お参りが済んで次の目的地、足立美術館へ向かった。
田圃のど真ん中にこんな凄い美術館。

大観の掛け軸をバンバン展示していた。噂には聞いていたけど
凄まじいものだ。どうやって一個人が集めたものやら。











知り合いから此処のお茶室も文化遺産並みだ、と聞いていたので
お薄を頂く事にした。お菓子付で1500円、高い!と思ったが

お庭の様子や庭園の様子を見ると安いとも言えるか・・・。
庭園を見ながらの1000円のコーヒーもある。












茶室でスイス人が数人、足を投げ出して、お運びさんへの対応に
困っている様だったので飲み方の作法を適当に教えた。

納得したようにうなづいていた。国際交流は大いに
した方が良いと思うので、これからも、適当な英語で話しかけよう。












この美術館自慢のお庭。借景と言うのだったか、見える
小山を全て買い叩いたと言うから金持ち度、半端ではない。











しかしそんなセコイ話は此処ではしたくない。
幾ら人が手を加えたお庭と言ってもこの庭を維持する作業

大変なものだ。我が家の数坪の庭でさえ
年に一度の剪定も煩わしい。

この庭を見て、人と言うのはたいていの事が出来るものだと思った。
描いた理想の庭を造ろうと、自分の執念を掛け、仕上がった庭園だろう。

我々は生まれた時はこんな金持ちに、こんな美人に、こんなような
頭の良い人に生まれたいと努力して生まれていない。気がついたら

此処にこんな風に自分は生まれている。未だ遅くは無い。
やれば何か出来そうな気がする。後は「然らばどうするか!」だけだ。

誰かが言った。「人は希望を失った時はじめて老いいるのだ」と。
未だ老いたくはない。やり残している事、希望も一杯ある。













帰りのサンダーバードの中で何時もの如く
酒を食らいながら、明日の自分の次の一歩を思い浮かべていた。
ムムム・・何だかクサイブログになってしまった。