第95回日本学生選手権
総評をさせていただきます。
3日間の戦いが終わりました。
今年のチームは、男子総合5位以上、
女子総合優勝をチーム目標に掲げました。
前評判では総合優勝するのは東洋でした。
しかし予想通りにいくことが少なく、
A決勝を9.10位と逃したり
決勝に残れる人が実力通りの泳ぎができなかったりと、
インカレの難しさ、また厳しさを実感しました。
チームに悪い雰囲気が流れる。
そんな中でも、しっかりと結果を残しチームの為にと奮闘してくれた選手、後輩がいて、沢山の感動するレースがありました。
五冠を果たした2年白井と1年今井。
自分達の学年が9位10位と決勝を逃していく中
大会新記録や優勝で、チームに流れと勢いを作ってくれました。
主将を務めた4年の若林。
チームの事を1番考えて行動してきたのは彼です。
大学入学まで結果がなく、チームを引っ張る事に自信がなかった。嫌われ役になっててでも、チームの為に動いてくれた若林です。
決勝を逃すも、持ち前の明るさと勢いで、
最後の最後までチームに檄を飛ばしてくれました。
東洋のお家芸リレー。
女子はリレー3種目で優勝する事ができました。
男子は表彰台には惜しくも登れませんでした。
「来年は絶対表彰台登ります。」
沢山の想いを受けしめて、雪辱を晴らしてください。自分達が果たせなかったこと。
託します。
リレー種目はなんとしても譲らない。
その誇りを伝統をこれからも守ってください。
自分達4年生はこれで1つの区切りとなります。
頼もしい後輩、平井先生、田垣先生、白木先生、岡田コーチのおかげでここまで来ることができました。本当にありがとうございました。
そして連日応援にきてくださった保護者の方々・OBOGの方々・東洋大学関係者の方々。
たくさんの差し入れ、温かい応援、ありがとうございました。とても力になりました。
今後も東洋大学水泳部の応援よろしくお願いします。
最後に後輩に言いたいことがあります。
どうか同期は大切にしてください。
同期といる時間はかけがえのないものです。
東洋大学水泳部で練習した時間、寮生活で共に暮らしてきた時間、それは限りあるもので、
僕にとってはかけがえのない宝物です。
これから苦しい時、悲しい時、辛い時
の方が多いと思う。
そんな時は、抱えこまず仲間に打ち明けて欲しい。伝えれることは伝えれる時に伝えて欲しい。
そんな事を最近になって、
皆んなと離れる事になって気づいてしまった、
自分のリアルだからこそ、
きっと皆んな思うことだと思うから、
伝えておきます。
同期を大切に。
そして同期一丸となって目標に臨んでください。
同期へ。
一緒に同じ時間をくぐり抜けてくれて、
ありがとう。
東洋大学体育会水泳部で、
この同期で、
このチームで、
本当に幸せでした。
今年見れなかった景色見てください。
4年 高瀬 三好