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毎年済生会山口総合病院が主催されるフットケア講演会にスタッフと三人で参加しました。済生会山口総合病院の廣中先生が当院におけるフットケア外来の取り組みについて講演されフットケア外来立ち上げの歴史と3DOシステムの紹介と多数の症例提示を行われアセスメントも含めて勉強になりました。糖尿病内科、循環器内科、血管外科のDrとフットケア指導士Nsを中心に多職種連携が取れていることは素晴らしいと思いました。
次いで土谷総合病院の廣島先生の透析施設における足病変へのかかわりという講演がありました。2004年から創傷センターを立ち上げて皮膚科の先生と協力体制を紹介されました。透析患者さんの足の潰瘍の中で動脈性、静脈性、糖尿病性病変が合併する場合や膠原病に伴う難治性潰瘍があり、爪病変(巻き爪、陥入爪の違い、白癬など)、べんち、鶏眼、疣贅などの症例提示がありました。
最後に土谷総合病院放射線科部長の佐藤先生の フットケアチームで発見!こんなところに放射線科!という御演題でお話がありました。放射線科の先生1人で血管内治療をされており、下肢潰瘍治療の現状と虚血病変の診断と治療について教えていただきました。透析患者ではABIでは診断困難でSPPを主体とし. CTDSAという手法でCTアンギオで診断されるそうです。バイパス治療と血管内治療の特徴で自家動脈バイパス手術が人口血管バイパス手術、血管内治療より長期成績が良いこと、血管内治療は血流改善は軽度で小さい潰瘍に適応があるそうです。今後は薬剤放出性ステント、バルーン、デバルキング(プラークを削る)併用などで、血流の改善の維持もかなり期待できるそうです。