不機嫌ハラスメント
不機嫌ハラスメントという言葉を聞いたことがありますか?
これは不機嫌な態度をとることで周囲に不快な思いをさせたり、過剰に気を遣わせたりすることをそう呼んでいるらしいです。
昨今、○○ハラスメントが多くなってきていて、それ自体はどうなかのか?と思うところはあります。
ただ、本当にハラスメントが原因で体調を崩してしまうような方も多くなっています。
誰もが不快な思いをする言動には注意が必要ということでしょう。
もともと脳は、楽しい事や好きなものに接した時に抱くポジティブな気持ちよりも嫌なことに接した時のネガティブな気持ちの方が強く長続きする特性があるそうです。
つまり、嫌なことの方が引きずる可能性が高いということですね。
そして、厄介なのはこの気持ちが人にもうつるということです。
不快な気持ちが伝染していくわけです。
正常な心理状態であれば、自分が怒られているわけではなくても誰かを怒っている人がいると嫌な気持ちになりますよね。
少なくとも楽しい気持ちにはなりません。
例えば、上司や同僚がイライラしていていると、こちらまで不快になりませんか?
このように本人が意図しているか否かに関わらず、不機嫌なオーラは周囲に伝播してしまうのです。
こうした事態を避ける方法が必要ですね。
まず不機嫌になってしまう人は、「自分の機嫌は自分でとる」ことを意識するようにしましょう。
とはいえ、本人が気がつかないこともありますので、嫌なことがあった時はあえて不快な思いをさせないように意識をすることが大切です。
嫌なことがあった時は、ネガティブな気持ちに囚われやすいことを自覚して意識的に気持ちをリセットしましょう。
可能であれば、気持ちが落ち着くまでは、あえて自ら他人と距離をおくのも一つの方法ではないかと思います。
また、不機嫌ハラスメントを受けてしまう側も同じです。
不機嫌オーラから身を守るには、不機嫌な人から距離を置くことが大切です。
あわせて、リラックスできる方法を用意しておくのも有効でしょう。
不機嫌になりがちな方は、周囲へ迷惑をかけていないかを意識する。
不機嫌ハラスメントを受けやすい人は無理をせず、距離をおいて逃げる。
こういったことにあわせて、どちらもリラックスできる方法を身に着けておくことが大切だと思います。
僕も、そうならないように気をつけたいと思います。
伊藤 友円
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