先日のある会議の時のこと。
偉い大先輩と臨床のことについてお話。
解剖学生理学を基礎とした現代医学的鍼灸を突き詰めている大先輩です。
慢性蕁麻疹の鍼灸のお話から腎臓や副腎のお話に。
先生の許可を得ていないので詳細は書きませんが、
要は腎・副腎系を賦活させるには呼吸の調整が必要とのこと。
関与する細かいレセプターのお話などを教えてくださいました。
腎臓や副腎を賦活・・・というお話でしたが、発生学的にいえば卵巣・子宮にも影響を与えるということになります。
先日より、いつもと違うところを押したり鍼したりというのはこういうヒントをいただいて追試しているという訳なんです。
妊活の施術のヒントをいただいたというお話でした。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
腎を強めるには肺を強めよ!
どんな関係があんねん!
と思っていましたが、解剖学生理学で紐解くとその理屈になるんですね。
これまで私は古典的鍼灸理論を現代医学的理論に変換するという作業を行っていましたが、とても時間が足りません。
素直に古典を追試する方が早いという結論に。
残りの鍼灸師人生はそれを追求しようと思っています。
ってことで今は結構な頻度で『霊枢』を開くことが多くなっている今日この頃です。