めまいの患者さんのお話。
2日前に回転性のめまい発作発症。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)と診断済み。
病院受診し点滴や投薬などの標準治療をおこなったそうです。
ちなみにBPPVの標準治療は頭位治療と投薬治療。
症状は軽度改善したようですが、首の位置や動きで回転性のめまいが出現し日常生活にはかなり支障をきたしているようです。
そこで鍼灸施術を希望され来院。
お腹は腹直筋が緊張、胸脇苦満も顕著でした。
舌はやや淡白で白苔、どん
経穴の反応は太谿穴が虚、曲泉穴はゴリゴリ
ってことで施術。
肝と腎に鍼。
そして第2大敦という穴へお灸
※お米半分の大きさよりまだ少し細いお灸
文献に書いてあるとおり全く熱くないとのことです。
20壮ぐらいでやっと『熱い!』となりました。
これだけみると施術は合っているようにも思います。
そして数日後、奥様の施術時にご主人の様子をうかがいました。
施術翌日の朝には10→2に。
2日後にはほぼ症状消失したようだとのこと。
良くなってよかったです。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
一般的に漢方では主にむくみをとるようなお薬が処方されるようなお話も。
鍼灸でもメニエールみたいなめまいだとむくみを取るような施術で良いようにも思いますが、今回はむくみの所見はありませんでした。
しかし大敦のお灸は本当に熱さを感じなかったんで患者さんも不思議がってましたよ。