最近、めまいの患者さんが多く来院されます。
以前から耳鼻科鍼灸の枠でめまいの患者さんに施術させていただいていましたが、特に5月中旬から新規の患者さんも含めて増えています。
以前の懇親会ではしもと医院の橋本英樹先生から高齢者のふらつきについて課題をいただきました。
また日本東洋医学会でめまいのシンポジウムを聴講したなど勉強するとその疾患の患者さんが来院するという鍼灸師あるあるの様な感じです。
そんな患者さんのお体を拝見すると、むくみなどの水に関しての症状や所見が見られることがほとんどです。
学会でも『めまいは全て痰飲である』という万病回春という文献の一節が紹介されていました。
また座長のまとめでは、内耳がむくんでいるのか?血流が悪いのか?血が少ないのか?等々を考えながら治療するべきであるという趣旨のことも述べられていました。
ただ単純に首や肩こりが原因(頸性めまい)のこともありますが、上述したようにむくみを含む体全体の状態を改善しなくいがために再発を繰り返す場合もあるように思います。
イソバイドで一時的にむくみが取れて症状が改善しても、飲むのを止めるとまた再発するなんてのは、まさにそういうことなんだろうと思います。
耳周囲や首や肩の周囲のみに鍼や鍼通電して効果があるのは限られるようです。
これらを踏まえて施術していく必要があります。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。