来週は雪の予報。
高齢患者さんの予約は雪予報と照らし合わせています。
スリップ事故、怖いですもんね。
さて交通事故といえばムチウチ。
ムチウチ(頸部痛)はなかなか良くならないですね。
どうしても違和感が残ったり、スッキリしない。
そもそもダメージをうけているのは深部回旋筋とか関節包とか椎間関節とか椎間板とかの本当に深いところ。
施術者側から見ると外側の筋肉ばっかりケアしててもダメ。
そんなことを再認識させられたお話。
事故後1ヶ月間は大きな病院で投薬治療で経過観察。
まったく症状変化せず、むしろ増悪傾向にあるため当院へという流れ。
頸肩部の筋緊張が非常に強いためまずは外側の筋肉群からケア。
徐々に疼痛軽減し、筋緊張も緩和してきましたが、夕方や長時間の坐位、悪天候時などに症状が強くなる状態。
※一般的にはこんな感じでぐだぐだ3ヶ月経過し、施術終了、症状固定って感じなんでしょうか。
そこで頸椎の4/5、5/6の椎間関節にコツンと当たる深さまで鍼をおこないました。当然圧痛もあります。
その日を境に上記の症状が明らかに改善。
一つステージが上がったようです。
患者さんも喜んでいましたよ。
結局、そういうことなんですよね。
代田文誌先生の著に、鍼灸は世界一の物理療法だ!って一文ありましたがまさにその通りだと思っています。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
鍼以外でこの深部のケアができる物理療法はなにか?ってことが問題ですよね。
頸部ならスーパーライザーでも届くけど、効果は鍼より格段落ちるし施術回数が必要ような印象。
超音波も届くだろうけど私はうまく使えないので有効性は知らない。
頸椎の牽引も理論上は・・・
ただし整形外科研修時代に山ほどムチウチに対する頸椎牽引を間近で見てきたけど・・・うーんどうなんだろう。
今は牽引なんてしてないから分かりません。