おはようございます。
「熟柿」という小説を読み終えた後、自分なりに「まあ、要はこういう話やな。」と感じた結論が、ふと表紙を見たら、そこにそのまんま書かれてあって微妙な気持ちになった重本孝です。
#いい話でした
彼は言った「『ここオレがおっていい場所違うな・・』思いました。」
先日、一緒に
行った青年(同志社)と道中&食事中にいろんな話をして、特に個人的に面白かった内容を勝手にシェアさせていただきます。
まず今回の話の背景としては、その青年は公立普通科に通っていた生徒さんで、高1高2は部活まみれで成績も「・・・。」状態(そうなるのは中3の頃から予言しときました..)で、夏の部活引退直後から自習室に籠り始める生活をした子という感じでした。
そしてそんな彼曰く「自分が(同級生や後輩たちから受かると思われていなかった)同志社に受かったから後輩たちから『希望持てました!』とか『自分も社会は政経で頑張ります!』みたいなのをよく言われます・・苦笑」とのことでありました。
ただ、そこまでの話で個人的に意外だったのは、そもそもその公立普通科の高校から同志社に合格するというのは、個人的にはその子の後輩の子たちが「希望が持てました!」というほどめちゃくちゃ厳しいわけではなくて、適切な戦略と勉強量をもってして取り組めば「ふつうに受かるで。」な感じです。
実際その子も夏段階ではずっと地方の国立大学を目指して受験勉強を始めたのですが、ホントに最初から同志社一本に絞ってやっていれば、より余裕を持った得点で合格できていたかもしれません。
・・と、まあ、そんなことを思って、私が「(その子の母校の)◯高の子らやったら同志社受かる能力はあるねんけど、適切な基準感覚が無くて、結果的に間違った基準でやっちゃってる子は多いかもな〜・・」と話しますと、その子が「確かにそれはあるかもです。なんか友だちから『どれくらい自習室行ってる?』って聞かれて、僕が『休みの日は毎日7時か8時台に入って家にメシ食いに帰る以外は22時過ぎまでおる。』言うたらみんな『えっ!?』みたいな反応してたんで。」と。
#デジャブ感ハンパない
#歴史はくりかえす
またさらにその子曰く「1年、2年のときもテスト前とかは自習室行きましたけど、当時は◯◯(文理学科に通う同級生たち)とか、1個上の人らがやってるの見て、『空気感ヤバくてここ(自習室)オレがおっていい場所違うな。』とか思ってビビってました。苦笑」とのことでした。
#めちゃ分かる
#自習室は絶対にブースより教室スタイルの方がよい理由がこれ
結局、受験も部活も仕事もその人の持っている「基準」が低く設定されている時点で実はその基準の範囲でのMAXの努力をしたところで、最初から「負け確」ということになります。
#究永舎憲法第5条
とかく一般に量がこなせない受験生はよく「勉強法」や「参考書」や「神授業」になびきますが、よく書きますように最大級に心配しなきゃいけないのは、そもそもの「基準」なんです。
決して「特殊」を「一般」と勘違いすることなく、同時期比で自分と似たような状況から自分が目指す大学に確実に受かるような形で受かった先輩たちというのはどういう生活をしてきたのか?という情報こそが一番必要な情報です。なぜならそこ(基準)を“ハズす”とその後が全てズレるからです。
そういう意味で私はちょいちょい1、2年生に毎年「自習室の先輩たちよく見とき。誰が受かりそうで、誰が・・・・落ちそうなのか。。。。」ということを話します。
高1、高2生からしたら自習室はサクセス・アンサクセスのヒントだらけであり、元来、塾のお月謝というのは「言うてもそれ参考書に書いてる〜!」みたいなことや「それすごい技やけど使う機会あんま無い〜・・・」みたいなことを授業で聞くだけのために払うものではなく、こうした無形の財産、無形のヒントを得られるという価値(そこにしかない価値)にも支払うものであり、塾生にはその価値をた〜〜〜〜っぷりと享受して欲しいと思います。
ちなみに最後にオマケの話で、くだんの青年と「京町堀なかむら」さんに向かう道中、私が「いや〜・・今日のトンカツ食べたらもう他のトンカツには戻られへんで・・笑」とイジりましたら、その子曰く「それ分かります。究永舎の自習室で(オヤツの)ハーゲンダッツ食べ過ぎたせいで、いま僕『爽』とか『スーパーカップ』みたいなやつじゃ物足りないです・・笑」とのことで、やはり自習室は“基準”上げるな〜・・と我ながら痛感した次第です。爆
#来年もそのまま東進に行こうとしてるウマっ子に1人でも多く来てもらえるように頑張る
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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