おはようございます。
東京ばな奈を食べ始めたら止まらない重本孝です。
#1本食べて我慢、、、とは思うのですが..
塾選びや塾からの提案に対する親の受験リテラシーに関する覚書。
ええ、、、、怒られるの覚悟で書きます。。。
例えば読者様に野球をやっているお子さんがおられたとして、ポジションは“セカンド”であった場合(セカンド知らん人ごめんなさい)、スポーツ用品店に行って下の写真のような状態の中から野球的に一般的な観点で適切なグローブを探すということができる人というのはどういう人でしょうか?
これはもちろん大なり小なりの野球リテラシーがある方ということになると思います。
裏を返せば「野球全然知らん。」の人であれば、ただただ店員さんがオススメするものを選ぶしかないということになると思います。
やはり何かを選ぶという行為には一定のリテラシーが要求されることになり、それは受験産業の利用においてもやはり当てはまると私は思います。
6月に入り受験産業は夏期講習で荒稼ぎを狙いたい季節です。
そこで塾選び、講座選択などを行う際、ついつい受験産業側の提案に対して、ホントに言いなりになってしまわれる方は結構おられるかと思います。
ですからある程度受験産業に対するリテラシーはあった方がいいですし、少なくともあるかないかでは結構違ってくるのは間違いないかなと・・・
例えばですが、受験産業をそれなりに知っている人なら以下のようなことは十二分にご承知であると思います。
塾・予備校タイプ①
→誰もが知る合格実績が売りのところ
ターゲット1:合格実績になってくれそうな生徒を学費タダ、および、学費大幅割引にて引き寄せる(こっそりオファー出して来てくれる場合には学費タダなのお友だちに言わないよう誓約書書かされるところもある)
#もちろん会社として人件費をかけるのもこっちの層
ターゲット2:ターゲット1の学費を賄(まかな)ってもらうべく、、、
【中下位学力層にできるだけ安い労働力で対応】
【カリスマ系講師に大箱教室スシ詰め受講で対応(後ろの生徒寝てる)】
【お子さんの成績がよろしくないお金ありそうなお家orこだわり方が“学歴ブランド”であるお家でよく分かってなさそうなところに対してアタオカ大量受講提案で対応】
塾・予備校タイプ②
→直営、および中小企業のオヤジが「それ儲かるん?」的発想で高学歴だけど仕事できない系の社員さんに担当させがちフランチャイズ大量出店系のところ
#言い過ぎ
こういうところは合格実績をマーケティングに活かすことはしない(全然そこを売りにはしていない)ので、、、、となると、とにもかくにも目先の売り上げと継続受講が第一優先になりがちなので、多少責任者の哲学にも寄りますがベースは来るもの拒まずのスタンスでできるだけ講座を取ってもらおうと志望校のレールに全く乗っかってない素人丸出し提案を真夏のsoundsgoodとばかりに繰り出してくることがあって、私もこれまで知人から相談されて「とりあえずそこは絶対やめーーーーい!!!!!」と止めに入ったことは複数回あります。
とにかく素人同然の人が受験とはズレまくりの発想で、上から掛けられる売り上げのプレッシャーによって運営しているところも全然普通にありまくりっていうのは知っておきましょう。
受験リテラシーの無い人が受験リテラシーの無い人に受験デリカシーのない提案をするオカシーけれど決してファンシーではないカナシー世界がそこにはあります。
#シー
塾・予備校タイプ③
→個人塾。
個人塾は担当者がずっと最後まで同じということが多いので、とにかく担当者をよく知ろうとすることが大切です。とにかく担当者本人に直接会って気になることは全て聞いて、必ず体験授業もできるだけしましょう。何らかの事情でそれらが拒まれる場合はやめとく方が無難かと思います。
#あと、タチの悪い生徒が行ってるとこは絶対やめましょう
・・・以上のようなことは分かってる人は分かってるみたいなことなのかなと。
ですから「自分は受験に詳しくなくて・・」っていう保護者様はとりあえず受験産業の提案を受けて「ええ???高くね???」ってなったらとりあえずお友だちの保護者様複数とか、会社で先に受験を終えられた方とか、とにかく身の回りでこの人詳しい方ちゃうか?っていう人にできるだけ聞いた方がいいです。
「この金額ってふつうなん??」って。
#重本が1匹しかいないのが悔やまれます・・
特に親自身が努力して学力を上げるという経験が無に等しい場合、受験産業側からのアタオカ提案がアタオカ提案だと感じられず、足元を見られて気づけば受験産業の言いなりになってしまって、見る人が見たら
みたいな地獄絵図課金になることはそこかしこで起こりまくりすてぃです。
受験産業側の人間としてこれだけは声を大にして言いたいのですが、受験産業への課金はあくまで余裕のある範囲で行うべきというのはもちろんのこと、そんな1人のお子さんでひと月に何十万も・・・かけるかかけないかっていうのは個人の勝手なのですが、それだけかけなきゃ受からないなんてことはないです、マジで。それで学力ガツーーーーーンと伸びるんなら余裕のある限り逆にもっとかけてあげるべきですがそんなんで伸びないです。
それならまだマットレスとか枕とか家の椅子とか、食材にお金かけるとか、女の子であればテンション上がる服とか美容室とかにお金かけてあげる方が確実に投資効果は受験にもあると思います。
とにもかくにも受験産業の利用には一部の方にとられては残念ながら、やはりどう考えても受験リテラシーがあった方がよい選択ができる可能性は格段に高まるので、「なんかちょっと不安になってきた・・」っていう方はできるだけ聞ける人には聞いてみることをオススメいたします。
#特に大学受験は担当者ハズしたらマグロ丼に生クリームかけましょうみたいな提案ふつうにされます。お金取られた上で。
今日の話題で言いたいことを全部書くと仏教の経典より量が多くなるので、最後に、以下にザッと私が親で塾探しするなら、我が子の学力とか志望校とか通いやすさとか関係なくこういう塾は話とか聞くまでもなく絶対に行かん・・っていう条件を1つ書きます。
それは・・・
学費がお高め&HPを始めとした宣伝広報に明らかにお金をかけてる割には合格実績がパッとしないところ
#個人の感想です
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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