おはようございます。
これまでの経験から一番の幼児教育とは「家庭内にふつうに読書の文化があること」であるという結論となっている重本孝43歳独身です。
#読書を廃す、これ自殺なり by 国木田独歩
中学・高校受験と違って大学受験である意味指導が一番ムズいのは「頑張る人」である
#脳のせいにしたければすればいい
何事も欲しいものを手に入れたいときに人がすることと言えば「星に願う」か「努力する」か「EZ DO DANCE踊る」かみたいな感じが一般的かと思います。
特に中学受験や高校受験の場合は、割と才能押しでいける人もまだ珍しくなかったり、周囲が言っても、それほど自習!自習!してるわけでもないので、そこそこ才能のある人がそこそこ頑張ったら数字が上がっていきますし、欲しい結果が手に入ることも珍しいことではないと自分の知見の範囲では感じています。
ところがどっこい大学受験の場合っていうのはそこそこ才能のある人がそこそこ頑張った程度ではむしろ相対的な立ち位置は年末にかけて、あるいは年明け以降ガクーーーーンと下がっていくこともある・・・というのはウソで、下がっていくのが普通かなと思います。
少なくとも病みたくなかったらそれくらいある種の謙虚な姿勢でいた方がいいというのが毎年現場を眺めていての結論です。
昔、中学受験の先生が旧Twitterで「中学受験生は親がなだめすかしたりしながらお姫様抱っこで子どもを受験まで連れていかないといけない」みたいなことを仰っていて、これが中学受験の一般論だったと仮定した場合、さすがに中高の6年間で巨大化した息子や娘を6年間で筋力も低下した親がお姫様抱っこすることはもはやできなくて、要は受験は受験でも全然違う受験に大学受験はなっってきます。
中学受験は母親の「狂気」と言ったのは漫画「2月の勝者」の黒木先生ですが、
大学受験で母親の「狂気」が発動されたときの悲惨さは受験産業の人間であっても触れることがおいそれとできないレベルの悲惨さになることもあり、やはり大学受験は受験生自身の「狂気」的な努力なしにはなかなか望む結果は手に入らないと現場の人間なら誰しもが感じているはずです。
・・・・・・狂気。
そうなんです、結局、大学受験生の現段階で一番見るべきポイントはその子の努力に狂気性があるかどうかだと私は経験から思います。
なぜそう思うかの理由は簡単で、じゃないと天才以外勝ちにくいっていうのをこれまで死ぬほど見てるからです。
私は授業でその子の「才能」、そして自習室でその子の「狂気性」を見ておるわけですが、その際に一番指導側として難しさを感じるのが表題にもある通り「頑張る人」なのであります。
大学受験の場合「頑張る人」ではなく「狂気的な人」でないと難関大受験の9割方の人の“春”は今の時期に思い描いている理想にはなってないと思います。
そこそこの才能の人(難関大水準で言えば北野にただ塾通うだけで入れてる人以外全員)がまあまあ頑張ってるレベルでシーズン後半伸びるっていうのは文系で数学がめちゃできる人か国語が何もしてなくても共テ国語でまず8割は切らない人くらいかなと私は経験上思います。
言葉を選ばず言えば、あんなのほとんどの受験産業なんて夏期講習以降の売り上げ欲しさに甘いことを受験生にささやいてるだけで、実際は「それくらいは割とみんなやってるよ・・」レベルの自習室の籠り具合では、まあ〜〜〜〜〜なかなか数字は上がってきません。。。
高校3年生であれば高1、高2が自習室で見たときに「この人エグイな・・」とその受験生としての生き様でビビらせるぐらいでないと、個人的には「まあ、夏以降伸びる方が怖いよ・・」くらいあります。私なんかホントにオジさんに生まれて良かったって毎年自習室の狂気的な人たち見て思てます。
このブログから伝わる私の高校受験への姿勢や、校内生の方であれば高校受験に対する私の姿勢をご覧になられて「どれだけ馬渕がやってることであろうが要らんもんは要らん」というスタンスがはっきりしているのは皆さんお分かりいただけているかもしれません。
実際馬渕教室の子が塾側から課される負荷と比べれば究永舎の中3の子に私が塾として掛ける負荷などスズメの涙レベルです。
#言うだけじゃなくて入試の結果も毎回オープンにしております
ただ大学受験は違います。狂気性を微塵も感じないふつうに頑張ってるそこそこの才能の受験生が夏以降伸びてくることは無かったり、あるいは2次試験になった途端太刀打ちできなかったりという苦い経験は担当者として何度もあります。
誰よりも自分に他者から見たら狂気的な負荷をかける・・・こうしたスタンスでなければ年明けの3月頃に森田童子が流れる確率は高いです。
それを見てきてるのでやはり高校生にはこういう話になります。
毎年やっていて「自分は頑張ってない・・」と自覚がある人は、まだ話がし易いですしそんな大それた志望校は言い出さない(志望校を簡単に受かるところに下げてくれる)ので良いのですが、“「頑張っている」しかし「狂気はない」の人”にはその点をどう伝えるかっていうのはホントに難しいです。
#ただガミガミ伝えるだけならもちろん物理的に可能ですが本人は「自分なりに頑張ってる」と思ってるので通じません
大学受験はホントに生徒さんにとっても塾の先生にとっても甘くないです・・
数々の辛酸からそう思います。
ただ私ははっきり言って生活掛かってるんで高3にはこのままとんでもない結果になってもらっては困ります。真顔
引き続きブログを通じて来年の春まで追っていただければと思います。
#合格発表の日のアクセス毎年ヤベーです震
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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