おはようございます。
現在引き続き“燃えに燃えているnote”に書かれた「種まき」、「育成」、「収穫」、「ターゲット」のワードに受験産業を想起せずにはいられない重本孝です。
#受験産業には2期作もある
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2025年度 新中2&新高1の方へ
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本題の前に・・・
来たる12月1日(日)の朝のブログにて新中2講座(3月中旬から体験授業開始)のご案内の記事を投稿させて頂きます。
こちらの↓受付要項もご確認頂いた上で
大変恐れ入りますがお子様のご意志を改めてご確認頂いた上で、ご興味のある方は12月1日のご案内に沿ってお問い合わせメールにてご連絡頂きたく思います。
ご案内のアナウンス以降のお問い合わせペースは全くもって予想はつきかねますが、受付の終了につきましても必ずこちらのブログにてお伝えさせて頂きます。
塾・予備校の学費は一体何に対する支払いなのか?
自分で塾を開校致しますと当然のことながらお月謝について全て自分で決定できるがゆえに、自分が頂くお月謝についてはもちろんのこと、自分の教室とは全く異なる規模やタイプの塾・予備校のお月謝についても、それぞれ「一体何に対するお支払いなのか?」というちょっとした哲学的な問いを心の中で立てる機会は多いです。
#結構多様な捉え方ができる方の業界だと個人的には思います
例えば、これは若い頃に自分が犯していた過ちでもあるのですが、テスト対策などと称して「“これが出る!”みたいなのを事細かにまとめたプリント」とか「テストの過去問(過去問やってれば点が取れるほど甘い地域ではありませんが・・)」であるとかを配布、そして厳しくチェック・・・とかってやってますと、まず上位の生徒さんはそんなもの無くても点数は取れますし、中下位層の生徒さんにそれをやって、仮にそのお陰で「成績が上がった!」みたいなことになり、ましてやそういった体験が複数回起こったりなんかしますと、その層の生徒さんの場合、大学受験生としての観点からはそれが高確率でトドメの一撃になります。
あるいは、京大志望の理系の子が「自分は国語が苦手やからどうしよう・・」とかって不安に駆られて大手予備校のアドバイザー(不動産屋さん付きのFPみたいな存在)に相談したら「京大国語」なる講座を提案され、その後講習含め年間通して受けることを勧められて、結局京大は数学80点/250点、理科100点/250点で落ちたとか、文系高校生の子が大手予備校で授業はたくさん取ってるけど
「高3夏の全統模試で得点率60%強くらい(数学1Aは60%を切ってしまった)」
「社会は世界史と倫政(去年までの場合)選択」
「神大法学志望で国語のロングな記述にも不安があるため夏から個別を提案されて受講」
みたいなレミゼラブルと闇金ウシジマくんを掛け合わせた受験産業の養分の数え役満みたいな状態になっているにも関わらず、相談に行った講師室のカリスマ講師や進学アドバイザー(もちろん目の前の相談者とは初対面)からは「模試を受けた人の60%はE判定!諦めたらそこで試合終了!」と励まされ2学期もそのままのカタチで年明けには関関同立&前期後期全滅となって笑顔は咲かないのに大塚愛の「もう1回!」だけが聞こえてくる展開に。
#自習習慣・姿を知らない人のアドバイスが個人にカスタマイズされたものになることはあり得ない
#上記の状態に当てはまる高校生は今年も全国にいるはず・・
こういったことってこの受験界隈では死ぬほど多くって、何万と払った上で両脇抱えられて地雷の上にライドオンさせられちゃってるみたいなことってホントに多いです。
それだったらまだ塾・予備校には行かず自宅やマクドやミスドやスタバで自習してる方がお金がかからない分まだマシなんじゃないかっていう・・
このブログをやっておりましても、ご自身が地元の進学校ご出身の保護者様や、「上の子」がすでに大学受験を終えられたお家からの、自分が学生のときor「上の子」の受験のときに重本先生の書いてること知っときたかった・・・っていうパターンの感想メッセージがパターンとしては一番多いです。
たぶんそれだけ地域を選ばずある程度一般化できる現象(地雷)なんだと思います。また、それだけ受験産業の繰り出すマーケティングスキルに多くの人が抗えない結果でもあります。
実際究永舎ユーザーの保護者様の中でもお問い合わせメールの段階で、はっきりと「自分の学生時代の経験から、大学受験に一番必要なのはゴールまでを見通せる軍師だと思って子どもに勧めました。」と書いて頂き、お子様に究永舎をご紹介下さった方もおられます。(確かに大学受験をご経験なさっているお母様が昔と比べて増えてきているというのが受験産業に与える影響は多少あるかもしれません)
引き続きのポジショントークになりますが、これってホントにそうで、どれだけお金を払って弓矢の弾き方を教わっても、それを身体に覚えさせる反復とそれを実行する環境が大事だし、自分の持ち武器では勝ちにくい戦場と勝ちにくい戦略で暴れても最初から決まっていた結末を迎えることに変わりはありません。
#ラーメン代に1000円を支払ったつもりが実はメンマに支払ってました現象
例えるなら虫歯を治したいのにホワイトニングに施術費をかけても何も解決しないし、むしろその間に改善箇所は悪化の一途を辿るのと同じで、受験産業をご利用になられる際にはぜひ「利用目的は何か?」「そこを目的とすることがそもそも適切なのか?」「費用はその利用目的にかなったものに支払う形になっているのか?」「ドラマチック過ぎる出来事でしたので、いつか映画化されないかな?」などと問いを立てて頂くのも悪くないのではないかと思ったりしています。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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