おはようございます。
三角チョコパイ並の根強い人気を維持できる教室を目指す重本孝です。
#おいもキャラメル味もやはり美味い
※1年前の記事↓ですが高1で文理選択に迷ってる子は良かったら読んでみて下さいね。
“【関西版】大学難易度Tier表” にホンマそれ!・・ではない件。
ネットの受験情報には「とりあえずオレの知ってることとはそれとは死ぬほど違うけど・・・」みたいなのは多いです。
そんな中、ネットの拾い画(おそらくインスタから転用されたもの?)で、心の松田優作が「なんじゃこりゃ〜」を連発する情報がありましたので本日の記事ネタにしたいと思います。
まずその画像、すなわち“【関西版】大学難易度Tier表”がこちらです。
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以下、自身の大学受験ガイドに生活がかかっている人間の現場感をベースとした主観1000%の意見です。
まず私がこれを見て思ったのは、「石破内閣も長くはないな。。。」ではなく、「これはまた何も知らない高校生の子が持ちそうなイメージだな・・」ってことです。
上から順に行きますと、まず京大と阪大って「阪大行けそうな子が頑張ったら京大に・・」って言えるレベル差ではないと思います。
特に京大行きたい子はそう思っておいて欲しいです。
阪大行く子と神大行く子とかだと、「神大行けたらいいな〜・・」と思っている頑張り屋さんがコツコツ頑張っていたら阪大も見えてきた!!!みたいなノリってあるんですが、京大に行こうと思ったら、「まあ、、、、オレ(私)が阪大行くっていうのは違うよね。。。(阪大は簡単過ぎるよね)」くらいのエフィカシーがないと厳しいイメージです。
前々回の受験で京大に受かったO氏は高3の頭に大手前の100番台の立場(大手前の100番台は阪大厳ちい..)から、
「先生、志望校決めました。僕、阪大は受かると思うんで京大目指そうと思います。」
と言って、結局最後は余裕の得点で受かったのですが、ナチュラルにこれくらいのノリの人が受かるのが京大で、阪大との差はそれぞれの受験生を客観的に見ていて結構感じます。
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お時間ある方はこちらもどうぞ↓
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次にツッコミたいのは神大と公立大、および公立大を始めとするいわゆる地方国公立と同志社や関関立です。
ここもやはりまずは神大と公立大というのは数字以上の差を現場では感じています。
単純に神大以上に現役でサクッと行ける子って、才能か、はたまた生き様的なところのどちらかで確実に「ふつうの高校生それできひんわ。。。」がある印象です。
#あくまだ私レベルからの視点ですが苦笑
特に私は「ルーティン力」&「集中力」に神大以上・未満の差を感じてます。
非常に感覚的な話ですが、「どこにでもいる賢い子」が高1高2サボって、高3になってからやっとこさ勉強を開始してなんとか間に合うのが公立大みたいなイメージです。
あとは上のTier表で同志社や関関立と横並びの国公立大学についてなのですが、私は北野以外の北摂の公立高校生の子たちにはここを一番誤解しないで欲しいと思っています。
まずシンプルに得点水準で70%付近以上を要求される国公立大は神戸外大のように科目数が少なくて受けられるところも含めて、関関同立受験とは全然違います。前者の方が圧倒的にシンドイです。。。
ザックリ言うと、国公立大を目指すためには、一般的な高校生の感覚次第では「ぶっちゃけ興味のない科目」を複数しなければならないのですが、まあ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・これがなかなか多くの子は捗(はかど)りません。
そうやって、例えば「ああ、、、生物基礎ガチ頭入らんわ・・」とか「ああ・・この藤原氏はいつの誰やっけ???(脳死)。 政経も全然進んでないし。。。」とかやってる間に、最初から関関同立に絞っている子は英社だけをひたすらやり続ければオッケー牧場なんです。
つまりハイパー単純化した説明を行うと、ある人物が10の努力をする際に、、、
関関同立志望だと、基本は英語7社会3くらいの比率で、夏あたりから英語の勉強量は落とさずに、少しずつ社会の割合を増やしていくイメージなのに対して、同じ人が、国公立志望だとすると、同じ10の努力が6教科8科目に分散されるので、そのスタイルでずっと勉強して、いざ2月の頭に同志社専願者と対戦となると英社はマジできついです。。。
こう書くと「偏差値」みたいな観点からは例えば神戸外大や奈良女子、ましてや和歌山大や大教大より同志社の方が「上」みたいに中学生とか高1の子とかだと思う人がいるかもしれませんが、要は私がこのくだりで言いたいのは共通テストに向けて6教科8科目勉強するって、まだ大学受験知らん子が考えるよりもマーーーーーーーーーージでキツいぞ!ってことです。
そう、「精神&勉強量という意味での肉体的な大変さ」という意味の話です。
上の表とかだど、和大や大教より関学の方が難しい、および和大や大教って関大と同レベという印象を与えますが、これはもうめちゃくちゃとんでもない話で、国公立の勉強をする方がよっぽど大変(シンドイ)です。
ミュージシャンに例えるなら私大の人が歌とギターをひたすら練習する設定なのに対して、国公立の人は、歌、ギター、ベース、ドラム、キーボード、打楽器、ダンス、編曲を練習しないとダメみたいな感じで、そりゃ、前者はギターだけなら勝つんだけど、練習の大変さは断トツで後者だよね、みたいな。
#同志社の就活コスパうんぬんは各自でご判断されたし
そんなこんなで、同志社目指すより明らかにシンドイ思いしなきゃ、例えば奈良女子とか和歌山大とか大教大なんかは入れないのに、けど「同志社に受かるか?」と言われればそこは微妙(たぶん無理な子の方が多いかも)になってくるのがなんとも大学受験のややこしいところなので、やはりどうせ受験産業を利用するのであれば「日頃の自分」を見てくれている人を師事した方が絶対いいと思うというのが私の考えです。
#なので個人塾というサービス提供を選んどります
今これ書きながら寝落ち寸前なのでここで終わるのですが、とりあえずネットの情報っていうのは現場で起こってることと「全然違うんやけど・・」なものが多いので引き続きご注意されたしです。
#このブログを信じるか信じないかはあなた時代です
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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