10月28日の記事

 

【教室論】次回の冬期講習とその受付について。

 

 

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おはようございます。

 

いまだに「エスカレーター」や「エレベーター」を発言する際、どっちがどっちやったっけとほんの一瞬不安になる重本孝です。

 

#名前が「ムービング階段」と「アゲアゲボックス」とかならややこしくないのに..

 



#リブログありがとうございますーーーー!!!!




 

文系理系問わず“頑張れベアーズな大学受験生”がやらかしがちな勘違い。

​​​​​​​

 

何度か書いておるのですが、高校受験より大学受験の方が喜ばしいポイントとして、

 

「受験科目が選べる」および「最悪、超苦手科目は切れる」

 

があります。

 

 

しかし1科目だけ例外があります。

 

 











 

そうです、英語です。

 

 

 

確かに、国公立大の、例えば数学専攻のところなどは2次試験が数学だけ・・・みたいなところもあるのですが、それでもそういうところは共通テストの比重が2次試験と比べて大きい、つまり最低でも英語が共通テストレベルでそれなりに稼げなければ結構キツイみたいな感じで、とにもかくにも通例英語の偏差値が低ければ低いほど、それに比例して受ける大学の偏差値も下がらずを得ません。


#英語で大学受験生としての性格が分かる



もちろんここでも言うまでもなく、数理にブチ抜けた才能があれば“受験界の物理法則”は当てはまらないことは多々あります。過去に実在した灘の子で東大英語を8/120で合格するなどといった例はその典型であります。

 

#バケモン

 

 

ただ、そういう異次元ポケットな、99.99%の人には関係ない事例はディープインパクトであるため、話のネタとしては面白いのですが、こと受験生にとっては実は何の意味も持ちません。

 

 

やはりまず知るべきは「一般法則」です。

 

 

前置きが長くなりましたが、いろいろな生徒さんを見てきた経験上、とかく文系理系問わず難関大の受験生として「英語ができる」というのは、プロの歌手を目指す上で、まずは「音痴では無い」くらいの第1のハードルです。

 

 

・・・が、このハードルの高さを甘くふんわりとしたワタアメ的な捉え方をしている高校生というのは深夜ドンキの客の中でヤンキーが占める割合くらい多いんです。

 

#「サイゼリアに来た女子中学生がミラノ風ドリアを注文する割合」と迷った

 

 

「第1のハードル」とはあくまで“FIRST”という意味であり、決してそのハードルが“EASY”であることを意味するワケではありません。

 

 

ここではその「勘違いしている内容」についてもう少しだけ具体的に見ていきます。

 

 

まず一言で言えば、大学受験の英語は高校生が思っているよりもほとんどの人にとってアラレ音頭なのかな?というくらいメチャンコ時間がかかります。

 

具体的な例を挙げれば、同志社の英語で8割切らないタイプの人(阪大神大の英語がそこまで難しく感じない人)と、行っても7割止まりの人(英語はまあまあできるようになってきたと思ってる人)との間の学力を埋める時間って、地域の2番手校の下半分や、3番手校の子とかであれば下手したら半年近くかかるイメージです。

 

少なくとも秋の段階で同志社の英語が6割くらいで、社会もまだまだとなると同志社の雲行きは怪しいと感じます。

 

 

ここが数理社と違うところです。

 

数理はやはり才能の高い人の伸び方は、少しキザな言い回しをすれば、、、、、、、「どんだけ〜」としか言いようがないですし、社会も政経は関同立(関学は試験科目に無し)を目指す多くの人にとって割と短期でスルスルと伸びていきますし、歴史なんかも好きな人は模試から模試へと順調に伸びていきます。

 

#国語は置いておきましょう

 

 

ところが英語だけは(厳しい言い方ですが)意識低い系の受験生にとっては、想像以上に伸びてきません。

 

その要因として、個人的に思うになのですが、多くの「さ〜て・・そろそろいいかげんに大学受験に向けて自分も勉強するか〜・・・」となった子のイメージって、

 

・単語

・文法

 

・・をそれぞれ1冊して、長文問題集を1冊くらいこなせば(そもそも「1冊やる」を甘く考えているのですが)、偏差値が5から、、、ウマくいけば10以上アップするようなイメージを持っているっぽいのですが、正直大学受験で戦えるレベルの英語の文章読解力って、単語文法サーっと!、長文問題集1冊・・・とかだと、牛乳1パック一気飲みで身長を10cm伸ばそうとするようなもので、ほぼ得点的成果は表面化しません。

 

また、大学受験の英語の長文というのは内容も「国の政策」やら「メジャーでない環境問題」やら「コンピューターサイエンス」やら「未来論」やら「謎の心理実験」やら「哲学」やら「少子化による受験産業崩壊論」やらで、言うまでもなくそれなりに「モノを知ってる子」でないとなかなか伸びません。。。

 

そしてそうした知識面が整ったとしてもまだまだそれは道半ばで、今度は「時間内に正確に読むスピード」を磨いていかないといけないですし、受ける学校次第ではリスニングも重要になるので耳掻きもかかせません。

 

 

そんなわけで、高1、高2で英語が進学校の校内偏差値で55(上位約3割)を越えてるというのは「十分大学受験生になれている」というのと(超進学校はまた話が別)、よっぽど下手な戦略を打たない限り、「まさか高校入学当初は3年後こんな大学に行くことになろうとは・・」にはならない証となります。

 

英語ができるということは「自習習慣がある」ことに他ならないからです。

 

#高校受験生の場合、中学時代の英語の偏差値は1ミリもあてになりません

 

 

 

 

とにもかくにも今の段階で英語が校内偏差値50未満の子などはこれからホンっっっっっトに結構時間かかると思っておかないといけないです。

 

 

まずは塾講師みたいな生活リズムをヤメ、学校の予復習をやって、放課後は自習するようにしましょう。

 

それで伸びます。

 

 「そんなのできねーよ!」と思う人は「素振りなんかやらねー!」と言いながら甲子園を目指す高校球児みたいなものであることを自覚して欲しいです。

 

 


 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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