10月28日の記事
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おはようございます。
豊中駅にスタバができて以来、新作を初日に速攻で買いに行く生活になった重本孝ことただのギャルです。
#美味。
#リブログありがとうございまーーーーす!!!!
大学受験英語の覚書。
今日の内容はどちらかと言えば英語が“これから”な高校生の子に知っておいて欲しい内容ですが、「もう英語なんて忘れちゃったぜ!ワゲスパック!」という保護者様がご覧になられても「なるほど、、、、高校受験の英語と大学受験の英語ではそうした違いがあるんだ。。。・・・・ってウチの子、分かってんのかーーーい!?」な内容にもなっていると思います。
ご興味のある方は是非お楽しみ頂ければと思います。
さて、ここからが本題です。
高校受験の英語と大学受験の英語の違いとして
「単語を覚えただけではなかなかその内容を時間内に掴めない」
があります。
確かに単語の意味だけで推測して読んでいくということが上手な人もいるのですが、やはり難関大レベルになるとそれでは「英語で点数を稼ぐ」はなかなかハードゲイとなります。ふぉー。
例えば、
The heavy rain prevented the train from going.
みたいな文があるとします。
preventは単語帳には「妨げる」などと載っています。
そこで中学英語全開アクセルホッパーで
「その激しい雨は電車が行くことから妨げた」
などとやろうものならもちろん和訳の体をなしていませんし、なにより英文の内容が自身の頭に残りません。
また、上記と似た例文で今度は
The heavy rain stopped the train from going.
や
The heavy rain kept the train from going.
ならどうでしょうか。
今度も“まっさらな”高校生に意味をたずねたら、下手したら、上の文は
「その激しい雨が電車が行くことを止めた。」
下の文なら、
「その激しい雨が電車が行くことを維持した。」
などとやりかねません。
しかしこれまでで登場した3つの英文は英語が得意な高校3年生から言わせれば「全部同じ意味。(激しい雨のせいで電車は進めなかった。)」ということになります。
なぜなら全て
S V O from ving
(Sが原因でOはvできない。)
の形で、文型が同じだからです。
そう、つまりこの
「英語は文型が同じなら意味もだいたい同じ」
「英語の意味は文型で決まる。」
の大原則を意識しているか否かが、同じ問題集を1冊やったにしても、「順調に伸びていく子」と「なかなか事態が変わらない子」の1つの分水嶺になると私は思っています。
こうした意識がないと例えば、
He regarded his child as a genius.
He saw his child as a genius.
He referred to his child as a genius.
も、それぞれを「みなした」「見た」「言及した」などと頭の中で分類され、まるで“違うことを言っている文”であるかのように、がんばれベアーズ!の高校生には見えてしまいます。
これなんかももちろん全て
S V A as B
(SはAをBだと思う)
の文型ですから、意味は?と聞かれれば基本全て「彼は我が子を天才だと思った。」でオッケー牧場なわけです。
ちなみに高校受験でも灘受けるんだったらこうしたことは知っておいた方がいいです。
#久しぶりに灘高受験担当してみたいですね
ちなみにこうした
「英語は文型が同じなら意味もだいたい同じ」
「英語の意味は文型で決まる。」
といったことを私は20年以上前に↓で
学びましたが、文法用語の羅列が激しいので、基本的なことが書いてあるものの、初学者は挫折し易いかもしれません。
そこで最近ではスタサプの関先生の↓
なんかも私は好きです。
ただ当然ですが、いずれの参考書もある程度英語の文法用語を知っていることを前提にして書かれています。
そこで手前マルコメ味噌ではありますが、私のように中学生レベルや、各高校のどれくらいの成績の人ならどのレベルまで話が通じるかを分かってる人であれば、上記の参考書や超有名なポレポレ英文読解などの内容もそのエッセンスとプラスアルファをすりおろしリンゴにして伝えていくのでオススメです。
#現在高校生は1年生しか空いてませんが・・
ちなみに昨日高3の授業で扱った2006年京大英語の大問2では、
In order of events, the beam collided with the lens at a shallow angle and became redirected and focused towards the first prism. It then passed through the prism where it divided up into a spectrum, and struck the large board over a range of angles ー red beams lit the board lower down, violet beams higher up, with a complete rainbow in between.
出来事を順に追うと、光は浅めの角度でレンズに差し込むと屈折し、第1のプリズムに到達した。そしてそのプリズムを通過すると、光はスペクトルとなり、あらゆる角度で今度は例の大きな板を照らした。赤い光は板の下部、紫の光は板の上部に当たって、その2色の間には美しい虹色が広がった。
というのが下線部和訳で問われるわけですが、そもそもこれってアルフィーの高見沢さんが↓
みたいな実験をやったっていうのを知らないと高校生としては高い英語の学力を有する子でも何言ってるのかさっぱり意味が分からず、さっぱりぱりぱりパリコレクションで終わってしまいます。
#さすがの京大でも、英語は難しくとも、内容的にはこれより簡単な話の方が多いです
いや〜・・、最近も各高校の高1高2の定期テストの分布票の英語のところ見てて思うんですけど、マジで大阪府は英検を入試で使うのやめて、もっと大学受験の前哨戦みたいな形態に変えません??
というかここまで読んでる人おられます?白目
#好きです
とりあえず本日は以上です。
#高1生お待ちしてます
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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