おはようございます。
見た目がフザけている割には直接会ってみると至ってふつうの人間だということに定評のある重本孝です。
#真面目だけが取り柄の男です
#リブログありがとうございます!!!!嬉
豊中高校の進学実績から見る大学受験 〜倍率1.68をくぐり抜けた子たちのその後〜
北野高校分布表事件以来の「学校」ネタとなります。微笑
表題にもあります通り、こないだ大学受験を終えた豊中高校生(現大学1年生、および浪人1年生)は入試制度変更以降では現在まで含めても最高倍率となる1.68倍での高校入試を突破して豊中高校に合格した子たちです。
肌感ではありますが、基本的に倍率が高い学年というのは、やはり3年後の大学進学実績で良い結果になる場合はどこの学校でも多いと思います。
そんなわけで今年はどうなるか・・・と思っておりましたらやはりと言うべきか、京阪神公の4大学の合格者合計が・・・
2021 75人
2022 81人
2023 97人
と直近3年の中では分かり易く一番多い結果となっています。
それでは以下、地元の高校生がよく受ける大学をピックアップして検証していってみましょう。
毎年のことですが、これが受験産業がひたすら隠したがる大学受験のリアルです。
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※大学名 合格者実数 / 受験者実数 勝率
※実数というのは1人が同じ大学を3学部受験したり、さらにその3つに合格したりしても、受験者1、合格者1とする受験産業が絶対に採用しないカウント方法です。
京都大学
[現役]
3 / 10 30.0%
[浪人]
6 / 6 100%
大阪大学
[現役]
40 / 108 37.0%
[浪人]
7 / 16 43.8%
神戸大学
[現役]
25 / 82 30.5%
[浪人]
9 / 20 45.0%
公立大学
[現役]
30 / 119 25.2%
[浪人]
3 / 12 25.0%
#神・公は後期や中後期も何人か受けているものと思われます
同志社大学
[現役]
72 / 131 55.0%
[浪人]
27 / 42 64.3%
立命館大学
[現役]
106 / 146 72.6%
[浪人]
32 / 41 78.0%
関西学院大学
[現役]
79 / 99 79.8%
[浪人]
24 / 27 88.9%
関西大学
[現役]
97 / 140 69.3%
[浪人]
25 / 36 69.4%
近畿大学
[現役]
48 / 59 81.4%
[浪人]
23 / 28 82.1%
★結論★
1.68倍をくぐり抜けた子たちの3年後の「あの頃の未来」は・・・
京阪神に現役進学
→68人(18.9%)
地方旧帝&同水準に近いとおぼしき国公立に現役進学
→50人(13.9%)
関関同立に現役進学
→102人(28.3%)
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【感想】
とりあえず京大浪人チームの健闘ぶりがヤベーです。
ゴイゴイスー以外に言葉が見当たりません。。。
ただ今回も驚かされたのは阪神の受験者数の多さです。
ぶっちゃけ、、、脳の理解が追いつかないレベルでビビってます。
完全に2021年に書いた
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・・・と同じ感覚に陥りました。
・・というのも、今年究永舎から神戸大に受かった子というのが、豊中高校の子で、私はそのハイスクールライフの3年間を受験面で見届けたんですね。
その生徒さんは神戸大の受験については1年を通してまずまずの感じで成績も推移し、私は「まあ、受かるやろう・・」という感じだったのですが(高1の最初の面談で保護者様に「神大行けます」と言ってしまっていた 震)、ただ、バンザイシステム(共通テスト後に河合が作ってくれる志望校判定サイト)の判定はCでしたし、直前の過去問添削大会のときも1回か2回くらいは「危ね〜・・この年やったら落ちてたやん。。苦笑」みたいな回はありました。
つまり決して相当手堅くということで神大にしたのではなく、適切校だったと思うんですね。
・・で、そんな前提がありつつ、今、手元にその子の受験生時代1年間の各種学校成績や模試の成績などなどがあってそれをマジマジと眺めるのですが、どの角度で見ても、私の感想としては、、、、
豊高の阪大神大の受験者・・・一体どこからそんなに出てきた???
なんです。。。
豊中高校は学部別の合格者/受験者も資料に載せてくれているのですが、これは「のべ」ではあるものの、そこから阪大神大の(究永舎の子と同じ)文系受験者だけでも合計が96人もいることが分かります。
ただその「96人」という数字を確認したと同時に私の心の中の8.6秒バズーカが発動し、改めて入試直前の年末年始付近のウチの生徒さんの成績表の校内順位各科目を確認してみました。
そうして改めて考えても、やっぱり阪神の文系受験者96人はどこから出てきた??です。
ましてや英語などから考えますと、その子は年間通じて学年で上位だったのですが、私の目が厳しいだけかもしれませんが、その子の英語の学力は阪神水準から見たら「受かるのにちょうど適切な仕上がり。」という感じだったので、おそらく文理合わせて阪神受験に挑んだ実数190人のうち、その多くはまず英語の段階で十二分には仕上がっていなかった可能性が高いと私は推定します。
#本人たちはそれにすら気づいてない可能性が高い
いや〜・・ここまでの私のびっくりドンキーぶりは伝わってますでしょうか。。
よく受験系YouTuberなどが「大学受験は高校受験と違って、4人に1人しか受からないめちゃくちゃ厳しい戦いなんだ!」的なことを言っておられるのですが、私的には、毎年現場で見てて「受かるやろう。」という子は高校受験だろうが大学受験だろうがやっぱり受かるので、勝手ながらその個人的な感覚からすれば、やはり改めて大学受験生っていうのは多くの子が「自分の立ち位置と今後の展開」を把握できる環境にないんかな〜・・・と思う次第です。
いやはや・・ウチの子の同級生のお友達でも公立大受ける前にそもそも関関同立で受けたとこ全部落ちたとか、カイトくん(豊中→現役神大経営)の同級生でも神大受けるまでにまず同志社全敗した(で、もちろん神大前期も落ちた)とかなんとか、そんな風味な話は毎年あちこちでザラにあります。
しかも豊中高校というのは今回阪大合格者数では全国4位だったり、関関同立合格者数も毎年ベラボーに多かったりと、西日本の中でも上位進学校と呼べる学校であり、生徒さんの多くは東進や、究永舎の目と鼻の先にある駿台豊中校に通塾しています。
ですから述べてきたことについては割と進学校の生徒さんに対して一般論として認識していてよいレベルの話なのかもしれません。
また、小さな塾とかだと5〜10人の国公立受験者の合格率が0〜20%みたいな年って普通にあるので、ホントにどうせ受験産業にお金払うんだったら、マジで「入塾へは歩け。退塾へは急げ。」・・・だと思います。ぱわー。
#ただ、、、究永舎は高1あと5席ッス。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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