おはようございます。
疲労も溜まり、そろそろとんでもない大寝坊をかますのではないかと自身にニラみをキかせている重本孝です。
#シミュテの日が怖い・・
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結局最近の大阪府の公立高校入試は国数の本番力次第。
昨日は2015年入試の過去問ランキング大会を開催しました。
いよいよ本日以降は入試制度変更が為された2016年以降のランキングとなります。
#2016年以降からランキングには内申も含めます
ふつう入試というのは10回受けたら少なくとも何回かは合格できるようなところに出願するものだと思います。
逆の言い方をすれば、一般的には、10回受けたら1回か2回くらい落ちるかも・・なところを出す子が一般的には一番多いのかな?的ことが言えるのではないかと思います。
今日はこれまでの自身の肌感と実際に手元にこれまで上がってきた「数字」からちょっとだけ「公立入試本番」について深掘ってみようと思います。
まず結論としては表題の通り、私は公立入試というのはこれまでも書いてきましたように、落ちるとすれば国数で落ちると思っています。
というか講師としては、英理社で合格者平均に達する力がない時点で基本は「ほぼ、負け確」だという考えです。
なので、中2の頃から「とにかく理社はどれだけ最悪でも80は切ったらアカン」ということはよく言います。
#最近定期テスト簡単な学校も増えてますが
「『どれだけ悪くともまず80は切らん!』になったらそれだけ池田箕面まではいける!」と教室では言い切ってます。
で、理社がそのレベルに達すれば、公立高校受験レベルの英語であれば中3の後半半年あれば、英語は自身の志望校に対して最悪でも足を引っ張らない程度のところにはいくことができます。
#大学受験ではこの手法はふつうの人間には無理なので要注意
そんなわけで、多くの子の“勝負”の行方は国数に委ねられるわけですが、とかくこの大阪府の国数の特徴としてはやたらと1問1問の配点がデカイ!ということが言えます。
例えば近年の入試傾向で言えば、理科なども難しい問題は出るのですが、理科の場合問題数が多いため(「そんなん誰でも知っとるがな〜、せっしぼーん!」なことをいっぱい聞いてくる)、「等速直線運動」とか「相同器官」みたいな基礎レベルの単語問題が各2点なのに対し、その年の一番難しい問題とかでも3点とか4点、下手したら2点!みたいなこともあって「なんでやねん!?w」な様相を呈します。
で、実際1〜3問あるムズイ問題はできなくても問題ありません。
なので上位校狙いの理科苦手キッズがこの時期に難関系の問題集に手を出して、教科書に乗っている実験器具の取り扱い諸注意などを完全網羅できていないなどというのは、キング・オブ・悪手だと言えます。
下手したら塾の口車に乗せられて個別を取らされたりとかというのもこの時期はよくあることです。。。
#絶対要らね〜
ちなみにずっとオススメしてますが理科苦手な人は
・・で基礎理論を確認しつつ過年度の過去問や学校の実テの復習演習を行い、ラストは教科書で記述対策をしてフィニッシュです。
#「理社は教科書」はガチ
話を国数に戻します。
国語については作文は内容はなんでもいいので、原稿用紙の使い方を守りつつ絶対に書き切ることと、大きな記述は最悪1コは丸々捨ててもよいので、とにかく主語述語を押さえて“ゆっくり”読んで、とにもかくにも全体的な崩壊を防ぐことが一番重要です。
私は現場では60点取れればエエやろ!というスタンスでいくことをオススメしています。というかそれでイイんだと言ってます。
#国語は変に8割とから狙ったらロクなこと無い
そして最後に数学についてですが、もうホントにこれが本番で狙って力を発揮してもらうのが一番難しいです。
まず身も蓋もないことを言うと、数学が本番で力が発揮できるかどうかっていうのは性格に依るところが多分にあると経験上思います。
数学は苦手じゃないけど本番ミス連発タイプの子もいれば、苦手なんだけど、本番でそんなにミスしないタイプの子もいて、それは毎年生徒さんを見ていて、それなりに分かるのですが、もうそれはその子が持っている性格・・というか脳の性質みたいなものなので、ちょっとやそっとで変わるものではないと今のところ思ってます。
・・・ただ、これまた年々経験を経て、「とりあえずココは押さえるべき!」みたいなのはあって、まずその1つが「問題を捨てることに慣れること」です。
よく直前になって「分からない問題は捨てたらいいんだ!」みたいなことをいう先生もいるかもしれませんが、個人的には実際の入試本番でこの「分からない問題を捨てる」というのはかなり難しいと思ってます。
なので遅くとも夏休みくらいからはもう連日のように言うべきことだと私は思ってますし、「日頃から『この感覚に陥ったら逃げる!』という感覚を養う意識を自習中から大事にして!」みたいなことをここ何年とよく言ってます。
そして最後に数学と言えばやはり「ザ・ミス」ですが、これについても例えば確率なんかで11/30みたいなのが出たら「ん?なんか約分要らんの出てきたぞ・・」と怪しむ、つまり何も考えずにそのまま解答用紙に11/30と書くのではなく、“書き出し”を再チェックするなど、セルフアラームが作動するか否かの差は大事だと思います。
また、公立高校入試の本番は計算スペースが多分にあるわけではないので、十分な余白を確保し、できるだけ美しく小さな文字で計算したり、図を書いて考える場合はできるだけ実際の問題設定の比に対して性格なバランスで書くなど、緻密な作業は常日頃心がけるべきで、先日も中学生で字が乱雑でミス多めな子に、自習中、文理学科の理系のお兄さんお姉さんの、美しい数学の計算や物理の図が書かれた裏紙の廃棄分を何枚かもらって参考にしてもらったりしました。
また入試本番では解答用紙に配点が記されていることも見過ごせないポイントです。
中でも数学は難度と配点は全然比例しないことに注意です。
公立入試数学の難度を5段階にすると4、下手したら3.5くらいが一番配点がベラボーに高くて、5レベルのものは実は配点がそこまで高くないなんてことが多いです。
ですから、これも常日頃の時間を計って緊張感のある過去問演習を繰り広げながら、そうしたことも配慮して解く練習をこのラスト1ヶ月弱で行うのがよいと私は思ってます。
とにもかくにももうこの1週間くらいで、国数の安定レベルを測って出願先を決めないといけません。
究永舎では10人中あとお2人の生徒さんが、今週の過去問ランキングを見て“決める”とのことです。
私としては今週はいよいよ関関同立の発表ラッシュもあるので、毎年のことながら「うお〜・・」って感じなのですが、生徒さんも頑張っているので、なんとか最後まで踏ん張ります。笑
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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