おはようございます。
昨夜23時頃、究永舎の向かいで塾帰りと思われるさわやか高校生カップルが立ち話をしており、冷たい風が2人の体すり抜けいつまでもいつまでも離れられなくさせるよ状態だったので彼氏の方だけ5浪する魔法をかけておいた重本孝です。
#あの世界線に住みたい人生ですた...
※すいません、長くなっちゃったのでお時間あるときか、今回はスルーなどのご対応でおねしゃすでございます。
結局なんで同じ進学校で現役で受かる子と1浪しても受からない子がいるのか?後半
これ(左)には
余裕で関関同立の合格者に関する資料はないのですが、茨木や、夏頃ネタにした豊中の資料には関関同立もちゃんと「対象大学」として詳しい現役生・浪人生の戦績が載ってあります。
それらの資料から言えることとして、明らかに大学受験においては高校受験とはまた違った勝因が必要になるということが挙げられます。
結構前に
という記事を書いていて、その中に、
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また茨木〜桜塚というのは、例えば馬渕教室(ほぼ一般論として)の生徒さんで言えば、上はSSSから下は一番下のクラスの子たちに当たると思うのですが、仮に1クラス20人程度おられるとして、その20人のうち、おおよそ4〜7人ずつは結局高校入試の3年後には関関同立で一緒になります。
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という記述があるのですが、茨木や豊中の資料を見たら、、、、とうか北野でもいると思うのですが、下手したらSSSの子が「3年後に自分が後輩になった上で同じところ」の可能性も十分あります。
浪人しても関関同立に落ちる子は文理学科でも毎年それなりにいるんです。
そうした事実を、明日の難関大生を夢見る中3〜高2の子たちとは教室で日々共有しております。(ていうかしなきゃいけないと思ってます)
怖い話をすると、今から4ヶ月後に文理学科合格を掴み取る現中3生の中にも、確率論的には約4年3ヶ月後には浪人の末、関関同立激落ちパパになっている子がいるということです。。。
#もはや「僕たちの失敗」流してる場合ですらない
世の中には前澤社長のような人もいて、大学進学が全然全てではないのは誰でも分かってることなのですが、どうせ、、、どうーーーーーーーーーせ大学に行くのならできれば名の知れたところの方が良いと思う人は多いはずです。
それなのになぜ望まぬ展開、中学時代には想像もしていなかったような展開が待つのでしょうか?
それは個人的には、多くの中3生や高1生が抱いている「高校の勉強」や「大学受験」のイメージ(その子たちにとっての「普通」と思ってること)が“実際”とズレているからだと思っています。
ズレているが故にその後の全てがズレるというよくある話と言えばよく話です。
厳しい言い方をすれば「甘く見ている」、さらに厳しい言い方をすれば「ナメている」、最上級に厳しい言い方をすれば「ナメック星人」ということになります。
というわけで、そうならないためにも、特に今日はこれから高校生になる現中3の子に最低限知っておいてもらいたいこと(「高校生以降はそれが普通なんやで。」と思っておいたらいいこと。)を以下にとりあえず2つほど書きます。
なお、この2つ以外のプラスアルファはすでに教室でも中3生にジワジワ洗脳、伝えていっていますし、さらには高校入試後、校内生に、春から究永舎で頑張ろうという子も加えた新高1クラスでも選挙中の山本太郎さん級の熱意で伝えていきます。
#春に会おう!
それではまず1つ目。
特に理系科目は“授業中には分からん”を心のデフォルトにする。および、高校数学・理科の脳内への定着のしにくさは中学数学・理科とは比べ物にならない。また英語は高1の頭から高校受験期レベルの暗記テンションでないと秒で置き去られる。
これは以前も書いたのですが、現在北野で上位をキープする高2の子が「数学は中学時代は特にテスト勉強はしたことないですけど、青チャ(北野の数学教材)は自覚してるだけでもテストまでに4周くらいしてると思います。英語は中学時代の10倍くらいは暗記に時間費やしてます。」みたいなことを言ってたんです。
私はまずそれを聞いて、自身の高校時代、近大に受かったことを職員室に報告したらヤ○ザみたいな先生方が「おおおおお!!!!!良かったな〜〜〜。」と笑顔でハグして下さる高校に通っていたことにつくづく感謝した次第です。真顔
上記のセリフを言った子は各公立中学の暗記王の集まりと言っても過言ではない北野高校において、先日は暗記科目の典型である日本史が学年1位だったのですが、その彼ですらそういうのですから、その高校内容のイカツさたるや推して知ルベスタスタローンだと思います。
次に2つ目です。
大学受験においては基本日々の自習(問題解いたり暗記したり)が習慣にならない限り生き残る道はない。ホンマにない。
これは私自身、自分が塾を開いて東大京大や医学部をはじめとする難関大に進学する高校生や、進学校でトップ10に入るような生徒さんを複数見てきて初めて知ったのですが、一言で言えば世間の一般的な想像をはるかに越えるくらいそういう子たちは自習することが習慣になっています。(または、、、、数学において飛び抜けた才能がある)
だって「そこに自習室があるから」って感じです。
[文理学科最上位の生徒]
→ 今日梅田で遊ぶ約束があるので、その後の時間で自習室に来る。下手したらその前後両方で自習に来る。
→ 今日は部活もオフで特に予定がないので朝から夕方or最後まで自習する。
[文理学科合格が栄光の絶頂になる生徒]
→ 今日梅田で遊ぶ約束があるので、自習なんか死んでもしない。やってたまるか。
→ 今日は部活もオフで特に予定がないので“昼”から夕方or最後までダラダラする。テスト前じゃないのに勉強する意味が分からない。
もちろん世の中の進学校の最上位の生徒さんがみんながみんな100%そうだとは言いませんが、ただ私が見てきた中ではそういう子はだいたい上記の前者みたいな感じです。。。
今日の最後に妙な話をするのですが、私が中学生に高校生以降の話をする際は、
“『さすがにダウンタウンは無理でも、ジャルジャルくらいの地位に行ければ・・』などと思って芸人を目指している若者。”
・・に巨人師匠が話をするような気持ちで話します。
#ぱんぱんやな、お前
#そんな状況見たことないけど
要は「そんな甘ないよ。」と。
ガチ目な「病ンデレラ」の子をのぞけば、小中生の頃は成績は良かったのに、現役時代はおろか、浪人しても偏差値がピクリともせずR.I.P.の子って、たいていはその膨大な暗記量(問題パターンなど含む)を乗り越えられないんですね。
進学校に入れてるのにそうなっちゃう子って、小中生の頃に人より速く覚えられていたせいで「暗記に膨大な時間を費やす」みたいなことをやったことがないので、自分の暗記キャパを越える壁に出くわした際に乗り越えられずに、ずっと壁の前に立ち尽くすしかないんです。。。
いわゆる「才能型の最大の弱点は努力型に変われないこと」ってやつです。
そしてそんな限界高校生が、優しく肩を叩かれ振り返るとそこに現れるのが受験ミートホープ産業です。(にっこり
昔、池田落ちて、現役で同志社落ちて、一浪して九州大の理学部行った子に(2回も落としてホンマごめん)、私が「浪人中びっくりしたこととかなんかある?」と聞いたら、その子は
「(浪人してる)みんなが自習室最後までいないことにはびっくりしました。みんな帰るの早いんですよ。笑 究永舎ってYくん(茨木から現役京大)とかカイトくん(豊中から現役神大)とかみんな絶対最後までやってたじゃないですか。だから『え?』と思いましたし、結局その人たち受かってないみたいです。。」
ということを言っていて、やはり「才能型の最大の弱点は努力型に変われないこと」だなと思わされました。
とにかく私が、生徒さんが中学生の頃からよく言うのは、「やるやらんは別として、その“水準”は知っときや。」ということです。
#自習室のパラドクス..
なので中3生や高1生には今日述べたような話を潜在意識に刷り込み、それを肝に命じてドブ板暗記戦略・のび太のチリツモ大作戦でぜひ「高学歴」を掴み、ぜひ重本に入試後の春の平安を与えて欲しいと願っています。真顔
#死活問題
今日はまた書き過ぎましたね・・
ここまで読んで下さった方はひょっとして神ですか?
#あざーす
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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