今この子のする行動は
全部必要な事としてしていること。
そう思って
見守ろう。
って言っても
たまに言われること
「うちの子そういうタイプじゃないんです。
この子に任せてたらやばいんで！｣
「見守ってたらとかそういうのじゃ
もっと調子に乗っちゃうんです。｣
とか。
見守るってそんな
甘いことじゃない。
言ってみれば
目の前で子供が
ドレッシング1本一気飲みするとこ
無言で見ること
あ〜うちの子
そんな風にほっといたら
マジでドレッシング
一気飲みしちゃうから
無理無理
見守るとかじゃダメな子なんです〜
じゃなくて
ドレッシング
マジで一気飲みするところを
見ておくのが
見守るなんです
ドレッシング一気飲みするとこ
見てられないのが
普通の親と思ってるでしょ。
子育てに普通という価値観なんて
持ち込んだら終わりなんですよ
誰になんと言われようと
責められようと
軽蔑されようと
子供が裸で踊ろうが
うんこ食べようが
この先のこの子のためになる経験を
させるために親が覚悟すること
これが
ほんとのまさかの子育てです
ドレッシング一気飲みしたら
だいたい途中でむせる
もしくは
いけても健康を害したり
気持ち悪くなったり
不経済だったりする。
そんなこんなで自分でやめる子もいるし
そういう不都合を感じない子は
ドレッシングを毎日一気飲みするために
どう生きていくかを
自分で見出していくのだろう。
もちろん親としては
できたら
ドレッシングは
サラダにかけて適量食べて欲しいから
サラダを作って
一緒に食べたりするかもしれないけれど
何かを矯正しようとして
ギャーギャー言わず
最終決定権は
いつも子供に持たせる
どういう決断をするかを
先回りした親に奪われていると
全部の結果を人のせいにする
被害妄想の強い人になる。
それは
本当に生きるのが辛い人生。
そんな人生生きるくらいなら
ドレッシング一気飲みで
病気になって反省する方が
まだ良いくらい
辛いものです。
子供の個人差はもちろんある。
でも
もっと基本的に人間の人生の
ベースとなる何かは
一貫してあるし
親は一生子供の面倒をみれないという事実は
揺るぎようがない事実で
「うちの子は他と違う｣というのは
あなたの逃げです
どんな子だって
普通通りなんてないし
みんな違うに決まってる。
でもそういう子供に合わせて
オンデマンドのペースで
忍耐強く
親の希望通りじゃなくても
待って
味方になって
一進一退を守っていく。
それは今のこの子の
全ての行動が
この子のためになっていくんだと
信じる気持ちが無いと
できないのではないだろうか。
すごい時間かかるよ
見守るって本気で決めれてから
結構かかる。
結果をすぐ求める人が多いなと思う。
まだかまだかと
蓋開け過ぎ
待ちすぎかなと思えるほど
腹を括って味方になって
落ち着いてのんびり待てた人は
良い結果を出してるなと思う。
子供がある日
ぴょんと驚くほどジャンプするとこ
見れる日が来るかもしれない。
でもそれを見れる親は
子供のジャンプなんて
すっかり期待しないくらい
のんびり待ってた人かもしれない
嫌いな学校の前で
してやる〜！って
昔、噛み付いてた娘は
今は世の中な色んなことを飲み込んでも
余りある人生の楽しさを謳歌していて
むしろ私より社会性があるように思うし
明日や未来を大事に生きてる
私にとって娘は特別な子だけど
特別賢いとか
すごいとか
そういうわけじゃ全然ないと思う。
どんな子もそんな風になる。
全く娘と同じようにとかじゃなくて
健康問題を抱えていたり
発達の問題や地域の問題があっても
その環境の中でどう生きていくか
自分の明日を大切に
向き合うことができる。
だけど
もしそうできないのなら
それを邪魔する何かが
これまでにか
もしくは今その子の周りにある。
残念な人間関係の見本があったり
思いやりのない言葉の切れ端が落ちてたり
過去に家庭で蓄積した
勝ち負けの思想とか
それに迎合して息苦しく生きる
その子にとって大切な存在の姿とか
そういうプレッシャー無いですか？
ほんとに無いですか？
ゆっくり見守れない背景に
そういう大人の事情がだいたいある
なんでこんな苦労ばかりと
思う気持ちはわかるけど
可愛い子供のために
グイッと力込めて
乗り越えてみない？
自分のことは本気で決めたらできる。
うちの子は違う、甘いって
逃げないで
自分の問題にも家族の問題にも
向き合うチャンスなんだから
