先日、「英検」の級を新設するというネットニュースを見ました。
「準2級」と「2級」の間に新たな級を新設するそうです。
日本英語検定協会がこの「英検」をやっているのですが、
「準2級と2級のギャップを埋めることで、学習者に身近な目標を提供する」としている。
この英検は受験などで役に立つようで
中学生、高校生の多くが受験していると知りました。
私の頃はそんなもの多分なかったと思います。
(そもそも勉強嫌いなので興味もなかったから知らなかっただけ?)
でもみんなが持っているとそんなに差が出ないような気もするのですが。。。
だから準2級と2級のギャップがあってこその価値だと私は思います。
そう思うと、単に生徒数が減っていく中で
この日本英語検定協会の収入を維持、増やすために
新たな級を増やして「受験料」をもらおうと考えたとしか思えない。
これと似ているのが車の免許です。
私の時は普通免許で8t車まで運転が出来ますが、
今、普通免許を取得しても2t車も運転できません。
会社でも2t車、3t車がありますが、新入社員は運転が出来ません。
将来的なことを考えると会社負担で免許を取りに行ってもらうしかありません。
いまトラック業界の問題もよく取り上げられますが、
よく使われる4t車でさえ、新たに免許を取りにいかないといけないわけです。
自分は運送関係の仕事をしたい!と思っている人以外で
わざわざ免許を取得する人がどれだけいるのか?と思います。
私みたいに8t車まで運転できるから、仕事を探す時に選択肢に入ると思う。
そもそも国が門戸を狭くしておいて人手不足だ、労働時間が長いだとか
業界のせいにするのはおかしいと思っている。
そしてその人たちの収入まで減らすことになる。
それを運賃を高くして収入を増やせばいいじゃないか的な安易な考えでいる役人たち。
単価を上げることがどれだけ難しいかをまったくわかっていない。
英検の話から逸れていきましたが、
資格や免許というものはあるに越したことはないと思っています。
弊社も表具試験を勧めているわけですし。
ただそういうものが食い物に使われるのは気持ちがいいものではないです。
特にそういう関連には「天下り」というものが絡んでいる気がします。
(これはあくまでも私の憶測ですが)