意思決定 | 東洋額装の社長ブログ

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表具屋の社長ブログです。会社のことを中心に日々思っていることを書いています。

毎日、私たちは小さな岐路に立たされています。

「岐路」というと大げさかもしれませんが、
振返ってみた時そう思うのです。


朝、「起きる」or「寝ている」
これも一つの岐路ですよね。

「コーヒー」or「牛乳」
「自転車」or「歩く」
「右折」or「左折」など挙げればきりがないですよね。

こんな些細な岐路を毎日何百、何千も無意識で繰り返しているのです。


この無意識で繰り返し行っていることが「習慣」「癖」となり、
その人の「性格」などと言われるようになるのだと思います。

これは、産まれたての赤ちゃんの頃から
繰り返し繰り返しやって育っていきます。


こういうことをいちいち考えるのは「変な奴」と
思う人もいるかもしれませんが、
この小さな岐路を何を持って選んだのか!と意識しながら行動していくと
必ず自分の判断基準が見えてきます。

というより、自分の弱さが見えてくるかもしれません。

自分がどんな人間になりたいかと考えたとき、
自分の日常の行動パターン・思考パターンを知ることが大事だと思います。

自分のことを一番知らないのは「自分」で、
今の自分に直面しない限り、なりたい自分にはなれません。




意思決定は、「選択」と「逃避」の二つしかないと教わりました。

「選択」とは、成果を掴み取る(幸せになる)ための方向への意思決定、
それ以外はすべて「逃避」であると。。。


「選択」というと、AorBのどちらを選ぶか?みたいなイメージで良いのですが、
その選ぶ判断基準によって「逃避」と言うわけです。

みんなより良い人生を送りたい、幸せになりたいと思っているはずです。
私も当然、思っています。

ですが、頭では幸せになりたいとか思っているのに
行動は「楽な方」へ流されている自分がいます。


いわゆる「逃避」となるわけです。


日々の生活の中で「逃避」というと、ちょっとピンと来ないかもしれません。

ちょっとしたアクシデントが起きた時、
今まで何万回、何十万回も繰り返し行ってきた行動・思考パターンの
本領発揮となるのです。

よく交通事故をした人が「ひき逃げ」というニュースを聞くと思います。
誰もが客観的にTVに向かって「バカだなぁ」と言うでしょう。


でも当の加害者は「逃げる」ことに対して、
「何とかなるかも」という判断をしているのです。たぶん。

それは、その人の今までの人生が「なんとかごまかせてきた」んです。

誰かが困ろうが、自分が一番なんです。
保身のための行動を今までずっと選んできた人生だったんです。

これをいきなり瞬時に変えることはできません。
特に自分自身に降りかかるものが大きければ大きいほど
今まで培ってきた、体に染みついた行動パターンになるはずです。

「逃げるのは良くないこと」とわかっていても「逃げてしまう」のです。



結果、取り返しのつかないことになるわけです。
自分可愛さのあまり、みんなに迷惑をかけることになるのです。

そんな事故なんか、非日常みたいで他人事と思っている人ほど危険ですね。
私もどちらかと言えば、この手の分類に入りそうです。。。


私は身近の人間が似たようなことで
去っていかなければいけない状況を見てきました。

辛いですよ。

あの時、あぁしていればというのは無理なんです。
あの時のあの行動は今までの積み重ねなので。

このことが分からないと、行動パターン・思考パターンは変えられないし、
同じことを繰り返してしまうんです。

だから、人は同じことを繰り返してしまうんだと思います。



ちょっと心理学的な感じになってわからない人が多いと思いますが、
お許しください。