与那国島 | 東洋額装の社長ブログ

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一泊二日の与那国島でした。

目的は茅原南龍先生の講演でした。


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岡山から那覇で乗り継ぎ7時間かかりました。

18時からの講演会、19時半で終わる予定が20時半となりました。

私がこうしてわざわざ日本最西端の島まで講演会に行くのには訳があります。

茅原先生は沖縄で唯一人、日展の特選をご受賞された先生です。
その先生がいつも口にされることは、子供たちのことです。
子供たちに夢や目標を持つことの大切さを書道を通して伝えています。

その夢や目標は小さい頃の出会い、出来事が大きく左右します。
だから一人でも多くの子供たちに語りかけています。

それもいつも先生が自らの口で伝えていきます。


ある一定のクラスの先生になると通常、子供たちへの指導をやめます。
お弟子さんたちに任せるのが常です。

先生も技術指導はほとんどお弟子さんたちですが、
心の指導は茅原先生です。

書道はただ字が上手にかければ良いという考えではなく、
書道を通して心を磨いていくこと、人間形成の上で書道の大切さを説いています。

書家は芸術家でもあり、教育者でもなければいけないということです。

それもここ数年やっているのでなく、
20年以上もやり続けているのです。

茅原書芸会の子供たちは、
挨拶がいい、姿勢がいい、素直、努力する、負けず嫌い、感謝力がある、
そして、書が抜群に上手い!

こんな印象が残る子供たちが多いです。


これも茅原先生の子供に対する熱い思いがあるからと思います。


重鎮の先生方が大人への指導だけでなく
子供たちへ直接指導、そして心の指導をしてもらえれば
将来の日本も変わっていくと思います。


そういうことに対して応援をしたいと思っています。