四国八十八カ所霊場巡り(二十六日目) | 東洋額装の社長ブログ

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4月5日(二十六日目)



昨晩泊まった民宿久百百は土佐清水市のくももと言う町に有る。



土佐湾に登る日の出が素晴らしい。



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また宿の女将さんが名物女将でとても世話好き、話し好きである。



色々気配りが嬉しい。



夕食に野菜料理がたくさん出て満足。



珍味としてはマンボウの味噌和えが出る。



今日は39番延光寺を目指し手前の平田と言う町まで行く。



距離は約30km余りである。



宿を7時過ぎに出達する。



下の加江まで打ち返し県道21号線を目指し田んぼの中を進む。



田植えの準備が進すんでいる。



水路を満々と満たし清流が勢いよく流れる。



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水が綺麗過ぎて魚が棲めそうにもない。



そこで一句



〔田みず引く、清流はやし、魚(うお)や見ず〕



景詠む



県道21号線に合流、みはら村を目指し北上する。



黙々と歩く、切り断った山肌を縫うようくねりながら坂道が続く。



途中急に広い整備された道が有るかと思うと元の狭い道になる。



道路を拡げる余地が無いのだ。



歩いていると林の中に石垣が見える。



段々畑のようだ、猫の額ほどの畑でも耕して作物を作っていたのだろう。



廃屋もよく目にする。



観光気分で見ると自然も豊かで景色も良いがしかし生活するとなると話しは違って来る。



見かけるのは老人ばかりである。



この寒村も後幾年かすると自然に還るのか。



三原村に出るこの山波の盆地に拓けた集落である。



やけに立派な建物が有る、村の特産品の展示販売所である。



今日は土曜日だからか閉まっている不思議な感じがする。



この村が土佐清水と宿毛へ流れ出る川の分水嶺のようだ。



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集落を抜けると緩やかな下り坂になる、



ダムを過ぎ歩き続けるうちに平田に到着、



土佐くろしお鉄道のひらた駅のそばに今日の宿が有る。



到着4時20分 少し疲れた。