皆様、こんにちは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
今日はとっても春らしいフンワリ食感の『苺のエアリーチーズケーキ』のレシピをご紹介致します。
冒頭写真を見るとあまりにおいしそうで皆さんもそそられますでしょ?
通常、チーズケーキを作る時は生クリームを使用するレシピが多いのですが、その時の使用の仕方というのはただ単に生地に生クリームを加えて混ぜるだけというもの。
しかしながら、この『苺のエアリーチーズケーキ』は、その生クリームを8分立ての状態まで泡立てて空気をたっぷり含ませてからクリームチーズに混ぜ込むことでフンワリとした食感を生み出します。
『エアリー』というのは英語の『airy』=『空気を含んだ~』『フンワリした~』という意味です。
グラスの底面に敷き詰めてあるのは手作りのレンチン苺ジャム。
その上に空気をたっぷり含んでフンワリ仕立てたエアリーチーズケーキ生地を詰め込んでわざと波のような模様を出してアートっぽく仕上げているんです。
この模様もおいしそうに見せる演出なんですよね。
女子会に持っていったら参加メンバーの口から『ワァ~!超おいしそう!』なんて声が間違いなく上がることでしょう。
手前に飾ってある苺はハート型にカットしてあるから女心をくすぐる演出も完璧です。
皆さんもこの春ぜひ一度作ってみて下さい。
苺のエアリーチーズケーキ
<材料4人分>
●クリームチーズ 100g
●生クリーム 100ml
●砂糖 30g
●レモン果汁 大さじ1
●バニラエッセンス 5滴
~仕上げ~
●苺 4個
●手作り苺ジャム 大さじ4
(※作り方は、下準備④参照のこと。)
<下準備>
①クリームチーズは室温に戻して柔らかくしておきます。
②生クリームと砂糖を混ぜて8分立ての状態になるまで泡立てておきます。
③苺は葉ごと縦半分にカットして片方だけハート型にカットしておきます。
④苺ジャムは下記のリンクのレシピ通りに作って下さい。
【作り置き】1食分の苺ジャムをレンチン3分で作る方法 作り立てのフレッシュジャムで朝食を♪
<作り方>
1.ボールに下準備①のクリームチーズを投入し、泡立て器でよく混ぜます。
2.1に下準備②を投入してよく混ぜ、レモン果汁とバニラエッセンスも加えてさらに混ぜます。
3.グラスの底面にそれぞれ大さじ1ずつ下準備④の手作り苺ジャムを敷き詰めてから2のエアリーチーズケーキ生地を詰め込んでいきます。
(※この時、底面に敷き詰めた手作り苺ジャムがちょっと跳ね上がるような模様が付いた方がアートっぽくてオシャレです。)
4.上面をパレットで平らにならしたら1~2時間冷蔵庫で冷やし固めます。
5.仕上げに下準備③の苺を写真のように飾ります。
<ポイント>
(※1)エアリーチーズケーキの甘味が足りないと感じたら砂糖を10g程度加えて下さい。
(※2)手作り苺ジャムは市販のものでも代用可能ですが、手作りした方が味的にもよりおいしく、見た目の色(赤)も綺麗に出ます。
この『苺のエアリーチーズケーキ』も我が家は家族全員完食済みです。
レアチーズケーキの一種と言えるんでしょうが、何がメリットか?と言うと、粉ゼラチンを使用しなくてもグラスの中で固まる点です。
『粉ゼラチンを投入する』って別に調理の工程的には大変なことではないのですが、レシピに『粉ゼラチン』って書いてあるだけで何となく面倒くさい気がしてしまうんですよね。
その点、この『苺のエアリーチーズケーキ』は冷蔵庫で冷やすだけでフンワリ食感の状態で固まってくれるので持ち運びなどにも便利なんです。
苺ジャムもレンチンで簡単に作れますし、生クリームも気持ち程度だけ泡立てればいいので初めての方でも簡単に作れます。
失敗なしのグラススイーツです。
春のホームパーティーにもピッタリのレシピ。
皆さんもぜひ春のおもてなしにご活用下さいね。