勉強が苦手な中学生専門のプロ教師。

 

「不登校」「親子関係」の改善サポートで家族を整え、

苦手に寄り添う「学習指導」でお子さんを未来へ導く、

 

「ごきげん子育て」の専門家

【とよだ先生】と申します。

 

「誰もが周囲の目を気にせず、自分らしく生きる社会をつくる」

をミッションに、

 

親子ともに充実した人生を送ることのできる、

笑顔あふれるご家庭づくりのお手伝いをしています。

 

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令和6年6月23日(日)

vol.0083【お子さんが心から喜ぶ「最も大切な」こと】

 

昨日はNHKの昔のドキュメンタリー番組

「ばっちゃん」を見たという話をしました。

 

 

 

 

◆昨日の記事はこちらです

 

 

 

 

ある女の子が、家を出て行ったあと、

住み込みバイトを続けられなくてやめてしまった。

 

という話がありました。

彼女は「家族への暴力」が問題の子でした。

 

全く自分に関心を持ってくれない、

食事も与えてくれない。

 

寂しすぎて、

つらすぎて、

孤独すぎて、

 

「私に構ってよ!!」という心の叫びが、

暴力という形で出てきてしまったようです。

 

 

やったことを謝らせても意味がありません。

反省させても寂しさは埋まらず、ポーズだけになってしまいます。

 

他にも、

・貧困の連鎖

・親も自分を愛せていない問題

・全身刺青だらけの母親(これはすごかった)

 

などなどの一筋縄では解決しない、

多くの課題が山積しているなぁと思いました。

 

 

スタッフが何度か

「どうしてこの活動を継続しているのか?」

 

と問うのですが、

 

ばっちゃんは、

「何でそこまでして続けるかわからない」と答えます。

 

あんたら、しつこいなぁみたいな感じで、

 

「しょちゅうヒステリーを起こしとるよ。」

「本当につらいばっかり。」

「あいつらありがとうすら言わない。」

 

など自虐的なことをおっしゃっていました(笑)

 

 

しかし、

 

スタッフがそれでもしつこく繰り返し聞くと、

 

ばっちゃんは、

 

「子どもから面と向かって助けてと言われたことが

ない人にはわからないんじゃないか?」

 

と答えられました。

 

300人を超える子どもたちを体を張って

見守って来られたばっちゃんの言葉は重いです。

 

これを読まれているママパパさんは、

 

このドキュメンタリーに出てくるような、

ネグレクトが常態化している家庭環境ではないでしょう。

 

けれど、

 

程度の差はあれ

子どもたちが壊れてしまうのは、

 

「居場所がない(と感じる)」からです。

 

少年院に入ってしまった少年も、

 

家は近いのに、実家には帰らないで、

ずっと夜遅くまでばっちゃんの家にいました。

 

 

「批判せず話を聞いてくれる」

「信じてあれこれ言わずに任せてくれる」

 

あなたはここにいていい、

がんばってなくてもいい、

存在するだけで素晴らしい、

 

そんなメッセージを伝え続けてあげて欲しいと思います。