勉強が苦手な中学生専門のプロ教師。

 

「不登校」「親子関係」の改善サポートで家族を整え、

苦手に寄り添う「学習指導」でお子さんを未来へ導く、

 

「ごきげん子育て」の専門家

【とよだ先生】と申します。

 

「誰もが周囲の目を気にせず、自分らしく生きる社会をつくる」

をミッションに、

 

親子ともに充実した人生を送ることのできる、

笑顔あふれるご家庭づくりのお手伝いをしています。

 

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令和6年6月22日(土)

vol.0082【テレビを見ながら、涙が止まりませんでした】

 

 

昨日はNHKの昔のドキュメンタリー番組

「ばっちゃん」をみておりました。

 

 

 

 

ドキュメンタリー系はテレビもいいですね。

もう、号泣ですよ(笑)

 

このドキュメンタリーで特集されていた

「ばっちゃん」と呼ばれる方は、

 

広島で家庭環境が恵まれていない子どもたちに

無償でごはんを食べさせてあげるという活動を行なっている方です。

 

親からまともに育てられず、腹減ってる子がいるという現実。

帰る場所がない子ほど、荒れる。

 

ある程度はわかっているつもりでしたが、ここまでわかりやすく

ドキュメンタリーになっていたのは初めてだったので、

 

あまりのリアルさに衝撃を受けました。

 

 

ばっちゃんのところに来る子たちは、

 

「友達にライターで焼かれた」

「少年院、鑑別所に行っていた」

 

というレベルの子です。

 

そういう子たちの映像を見ることもほとんど機会がなかったので、

非常に勉強になりました。

 

金髪で悪ぶっているけれど、いじめられている子、

真面目そうに見えるけれど、非行に走る子。

 

ぱっと見では、

 

知らないおばあちゃんの家になんて

来るわけなさそうなキャラの子たちなんですが、

 

ばっちゃんの家(団地の一室)にごはんを食べにきます。

 

 

「ばっちゃん」の家では自分の存在を認められ、

美味しいごはんを作ってくれて、きちんと叱ってくれる。

 

300人の子どもたちを見てきた

ばっちゃんいわく、

 

「生まれた家庭は変えられないけど、生き方は変えられる。」

「それでも時間がかかる。」

「これまでよりも時間がかかる子が増えてきた。」

 

とのこと。

 

確かに、

 

ちょっとしたヤンチャとは違う、

かなりの貧困や強烈なネグレクトが背景にあるように感じています。

 

 

番組に登場していた、

ある家庭環境が崩壊していた少年

(生まれる家が違っていたら…と思えるような素直な子)

 

が少年院に入ったとき、ばっちゃんが泣きました。

 

彼が出所して、まず電話をしたのが

「親」ではなく「ばっちゃん」でした。

 

出所後は、

 

家のある地元から離れて、NPO法人の力を借りて、

15歳で親元を離れて一人暮らし。

 

アルバイトで働き始めて、

しんどい生活をしながらも、彼は非行に走りませんでした。

 

 

それは、

「ばっちゃんを二度と悲しませてはいけない」

という思いを持っていたからでした。

 

「大切な人を悲しませたくない」という想いが

人を踏みとどませるのだと、改めて感じました。

 

 

大切な人というのは、ばっちゃんのように、

 

「自分をそのまま受け入れてくれる人」

「ありのままで愛してくれる人」

 

です。

 

親がその存在であるなぁと改めて思いました。

 

日ごろお子さんと接しておられて、

 

いろいろコントロールしたかったり、

腹が立ったりすることもたくさんあります。

 

けれども、

一番身近にいる親が受け入れてくれる。

美味しいご飯をつくってくれる。

 

これがお子さんの心の状態を安定させ、

次のステージに向かうエネルギー源となるのです。

 

今日も、娘にごはんつくります。