Agnus Dei

Agnus Dei

気取らず、前向きに、美しく。

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街が混みすぎなので、夜はまったり自宅カフェ。函館の大好きなカフェで使われてるのと似てる陶器マグを見つけたので買ってみたら、心なしかいつも以上に挽きたてコーヒーが美味しく感じられました(*^^*)やっぱりいれものは大事。

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シェルブールの雨傘と、コーヒーと、うなぎパイ。
めちゃくちゃなようで、不思議に趣深い、まるでミシンと洋傘の手術台の上での不意の出会いのように美しい取り合わせなのでした(わかる人がいたら嬉しい)。

......コーヒーとうなぎパイって、ほんと意外に合いますね、笑
美味でした。


iPhoneからの投稿
久々の更新になりました。最近はありがたいことに仕事がたくさん舞い込んできて、面倒なことも多いですがやりがいを持って毎日を過ごせています。
僕は実家を離れて一人暮らしを始めたときからずっと心に決めて守り続けている信念があって、それは「衣食住のうち、どんなに食がおろそかになっても、衣住だけは絶対に手を抜かない」というものです。一人暮らしをしていると、色々とどうでもよくなってきて、つい部屋が汚くなってしまったり、服がよれよれになってしまったりするものですが、それだけはやだなあと思うわけです。体面的にかっこつけたいとかそういう気持ちよりも、むしろ自分の心の中の問題で、なんか気持ちよくないじゃないですか。人間は多少無理してでもきれいに生きたほうが幸せになれるというのが僕の持論です。
だから、仕事で疲れて家に帰ってきたとき、僕がまずやるのは掃除、洗濯、アイロンがけなわけです。ほんとは食事だってこだわりたい。料理も好きです。でも結局エネルギーが余っていないので、適当になっちゃう。昨日は緑のたぬきでした(でもおいしいんですよ、笑)。もちろん食へのこだわりはちゃんとあるので、それは家の外で、友達や同僚と食事や飲みに行くときにしっかり味わってくるわけです。結婚して奥さんの手料理を食べるのが一番幸せだと思うんですけどね。いつになることやら……笑



今、僕の家はこんな感じで、カフェみたいな雰囲気にしています。紅茶とお菓子を楽しんで、美しいAORや室内楽を楽しむ。今はクリストファークロスのアコースティックアルバムが流れていてとっても幸せな気分です。マイケルフランクスをかけることも結構あります。夜はジョージベンソンとか。
紅茶はネスレのSpecial T.を使っています。ボタンひとつで手軽にできるのはもちろんですが、実は色々裏技があって、最近とても美味しく淹れられるようになってきました。

函館に住んでいたときは、とっても素敵なカフェがそんなに混んでいなかったので、いつでもお店に入って、ゆっくりと本を読んだりブログを書いたり、お店の人と話したり、素敵な時間を過ごせました。でも横浜はほんとに人が多くて、カフェもチェーンばかりだし、休日のスタバなんて混みすぎていてあほらしくなります。僕は函館に住んでいたときから、このブログで、「函館を離れたとき、自宅をカフェのようにできるように、今函館で素敵なお店の雰囲気をいっぱい吸収して参考にする」というようなことを書いたと思います。まさに今、有言実行中です(笑)

僕の家には、テレビがありません。カフェにテレビはないでしょう、というのがその理由。テレビなんてなくても生活できます。バラエティはうるさくて嫌いだし。最近の芸能人は深みのない人が多いので疲れます。ニュースだけは見ておきたいので、iPadでしっかりチェックします。新聞をとっていたこともあるのですが、忙しくてなかなか読む時間がとれなかったのでやめました。紙はかさばるし。

ちなみに僕が函館で一番好きだったカフェはこちら。



函館山のロープウェイに向かう途中にある「Cafe D'ici」というお店です。白を基調とした素敵な雰囲気のお店。コーヒーもデザートもとってもおいしいです。美人の店長さんがひとりでやっています。僕はこのお店でよくブログを書いて、書き終わったら西陽の射し込む窓際の席でよくうとうとしていました(笑)店長さんも自分のお店で客席に座ってみるとすぐ眠くなってしまうのだとか。それくらい、居心地の良い空間なのです。来月また函館に帰る予定なので、もちろんこのお店にも行きます。楽しみだなあ。

あとは五稜郭方面にあるパンがおいしすぎるベーカリーカフェ「ピーベリー」や地中海的な雰囲気の漂う「夏井珈琲ブリュッケ」も素晴らしいカフェです。この2店はクラシックの室内楽をかけていたと思います。さわやかな朝の目覚めに、やさしい昼下がりに。とってもよさそう。
函館でカフェといえば、八幡坂にあるストイックなカフェ「ピースピース」も語らずにはおれません。ほんとにおしゃれなカフェっていろんなかたちがあるんだなって、函館でいっぱい学んだのです。もちろんこれ以外にも素敵なカフェはたくさんあるので、カフェ好きな方はぜひ函館に遊びに行ってみてくださいね☆ちなみに三連休とかはほんとに混むので避けたほうがよいです。どこの誰とは言いませんが、集団の観光客は無粋ですから……

これからも函館での日々を思い出しながら、自宅カフェの質を深めていって、友達とカフェに行く感覚でもっと人を呼べたらいいなあと思います(^-^)v
だいぶ更新が滞ってしまいました。
今、福岡出張の帰りに買った福岡おみやげの定番「博多通りもん」をむしゃむしゃ頬張りながらブログを書いています。別にこれ美味しいわけじゃないと思うんですけどね……なんですけど……気づいたらむしゃむしゃ食べてしまっています。昨日買って帰ってきたのにもうひとりで10個食べちゃいました(ぉぃ)これって間違いなく美味しいってことですよね、うん。

今日は日曜日。いつものように御ミサに参加して、いつも思うのですが、なんでグレゴリオ聖歌歌わないんだろうなーっていう。僕の出身教会は毎月一度グレゴリオ聖歌(天使ミサ)を歌う主日があります。確かに第二バチカン公会議以降は各国の言葉を使ったミサ形式になったんでしょうけど、でもやっぱりあんなに美しくて完成された比類なきミサ曲を、なぜ使わないのか。日本語の典礼聖歌も素晴らしい曲が多いので、それを歌いたくないというわけじゃないのですが、やっぱり個人的にはラテン語のミサ曲も歌いたい。僕が主任司祭だったら、絶対取り入れるのになあ。

とはいえ、今の所属教会の神父様はすごくオーラがあって素敵な方なので(この神父様に祝別してもらったコルベ神父の不思議のメダイは僕の宝物で、いつも身につけてます)、本気で不満に思っているというわけではないんですけどね。むしろ天使ミサ歌う教会のほうが少数派でしょうし。

でもやっぱり、ラテン語の素晴らしい曲たちがある!ってことはわかっておくべきだと思うんですよね。今の信者の人たちは、グレゴリオ聖歌とか、わかるのかなあ。ひょっとしたらこのブログタイトルのAgnus Deiの意味さえ、わからないかもしれない。やっぱりカトリック教会の現代化、世俗化に少し不満な戸槍なのでした。(このあたりのことについて詳しく知りたい方はこの記事を読んでみてください☆)

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日はそんなラテン語の素晴らしい曲について書きたいと思います。
サルヴェ・レジーナ。マリア様を讃える歌で、修道院などでよく歌われる曲のひとつです。
アヴェ・マリアとかもそうですが、ひとつの歌詞(祈り)にいろんな人が曲をつけるんですよね。だからシューベルトのアヴェ・マリアもグノーのそれもブラームスのそれも、歌詞は全部同じ。ミサ曲にしたって、そうです。そして終課のアンティフォナ(この意味については説明を省きます)のひとつであるこのサルヴェ・レジーナにも、いろんなメロディがついているわけです。

僕は何種類のサルヴェ・レジーナがあるか知りませんが、有名なのは大きく分けて2つですね。
まずはこっちのバージョン。僕が教会の合唱団で歌ったサルヴェも、これでした。微妙にメロディが違うんですけど、まあ同じと見ていいでしょう。厳かで力強い、そしてこの世界に自分と神様しかいないと思わせるような静けさ(メロディの隙間)。素晴らしい曲だと思います。
なんか最近アメブロは動画埋め込みの調子が悪いので、新しいウインドウで開くようにリンクを張っておきます。聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=d5p_U8J0iRQ

そしてもうひとつのサルヴェ・レジーナはこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=1B91RUv2lI8
もう、雰囲気が全然違いますよね。さっきのサルヴェはすごくストイックな雰囲気がしましたけど、こっちのサルヴェはとにかくきらきらしてる。天からメロディが降ってくるような感じ。なんとも神秘的な、本当に素晴らしい曲。バチカンの荘厳ミサとかでこの曲を歌っている映像とか見ると本当に胸が熱くなってきて、いつか僕もこの場で歌いたいなあって強く思います。

みなさんはどっちのサルヴェがお好きでしたか?僕はどっちも好きですけど、あえて選ぶとしたら2つめのほうかな、と思います。1つめのほうは、本当にストイックで、自ら神やマリア様を求めて力強く(地から強く、でもありますね、笑)歌うイメージ。それに対して2つめのほうは、本当に天からの捧げ物としか思えない。人間が作った曲じゃないと思います。きっと聖霊の導きによって作られ、歌い継がれてきた曲なんでしょうね。

こんな素晴らしい宝物をたくさん持っているカトリック教会は素晴らしいな、カトリック信者でいれてよかったな、そんなことをいつも思っています。