反原発派は再稼働を狙う原発立地市町村に福島の砂や水をせっせと運べ | 我々少数派

反原発派は再稼働を狙う原発立地市町村に福島の砂や水をせっせと運べ

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 例の“官邸ドローン事件”からヒントを得たのだが……。
 ツイッターでも呟いたとおり、政府が安全だと云っている(避難地域以外の)福島の土や水を官邸前などに少量バラまいたところで、何の“犯罪”にもならないだろう。大量にやると単に物理的に支障が出るだろうから何らかの罪に問われると思うが、例えばコップ1杯ぶん程度なら問題あるまい。で、何百何千の反原発派が1人1人はコップ1杯ぶんぐらいずつ、官邸周辺やら自民党本部周辺やらにせっせとまき続ければいいんじゃないか、とツイッターでは提起してみたわけだ。ドローン事件では、ドローンや、砂の入った容器などを現場に放置して、それを撤去するための余計な“業務”というか“手間”を発生させたために、“犯罪”として立件する口実を与えてしまったのではないかと思うのだ。
 で、提起しておきながらナンだが、私は、そもそも官邸前とかにバラまいてもあんまり意味ないんじゃないかと本当は思っていて、ただドローン事件に関連づけてのツイートだったのでとりあえず「官邸前」とか云ってみただけだったりする。
 実はこれ、再稼働を強引に敢行しようとしている原発立地自治体でやればいいのである。例えばそろそろ再稼働しちゃいそうな鹿児島県川内市にバラまきに行く。
 べつに市庁舎とか市長や再稼働派市議の自宅前などでなくてもいいのである。田んぼとかにバラまいてやればいい。市を貫く川内川の、隣の市町とのちょうど境目あたりから流してやってもいい。井戸でもいい(笑)。
 雇用が経済がーっ、と再稼働を歓迎している川内市民に文句を云われる筋合いはない。川内原発に万一何か起きた場合は、原発と無関係な近隣市町村にも放射能汚染の被害が生じうることを分かった上で再稼働しようというのだから、その“覚悟”を試されても仕方あるまい。
 もしかしたら、川内の農産物が“風評被害”で売れなくなるかもしれない。しかしそれ、“風評被害”なんですよね? 悪いのは“放射能デマ”に惑わされる人たちなんですよね? 川内原発でいざ何かあれは周辺市町の農産物も“風評被害”で売れなくなるかもしれないんだけど、それは我慢しろってことでしょ? だったら、周辺市町(もちろん万一の時に実際どこまで被害が及ぶかは事故の規模によりけりなんだから、全国全世界どこでも)の人たちが、我々をこんな目に遭わせるかもしれないことを承知の上で再稼働するんだから、自分たちがそういう目に遭っても文句云わないってことを確かめさせてもらうぞ、という論理は成り立つはずだ。
 そもそも福島の砂や水は、住民を避難させたりする必要がないほど“安全”だと政府も云ってるわけだし、すでに瓦礫も拡散させちゃってるんだし、避難地域のものでさえなければ、“犯罪”になどなりようがあるまい。
 というわけで、反原発派は、原発立地自治体の中でもとくに再稼働が近そうなところを重点的に対象として、少しずつせっせと福島の砂や水を運べばいいと思う。
 ま、現地の人たちは黙って耐えてくれるでしょう。他人には耐えることを要求しといて、自分たちは耐えられないなどと云えるわけがない。耐えられれば我々反原発派の負け、耐えられないなら「だったら再稼働すんな。再稼働しないと約束するまで続ける」ということになる。
 ちなみに私は、ペットボトル1本ぶんぐらいの(あるいはもっと多くても)福島の砂や水を1度や2度、長距離輸送する程度で生じる被曝は、そんなにたいしたことないと思う。

 以上、私もやるつもりなんだが、ちょっと先になりそうなので、いつ再稼働するか分からないし、やれる人はすぐにでもやり始めたほうがよかろうと思って、いきなりやってビックリさせることをあきらめ、アイデアを公開した次第。