入院3日目〜イイ加減シャワーを浴びたい〜 | パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

娘2人に囲まれながら、2015年より小規模な会社を立ち上げて、日々、家事&仕事でフル回転中の男一匹34歳。糖質オフ本を制作したことにより半年で10キロ減に成功。毎日が締め切り的な業務で週に2日は帰れない……。そんな多忙パパの食日記&適当な徒然育児日記。

朝飯→納豆、高野豆腐、大根漬け物、梅干し、油揚げの味噌汁
昼飯→炊き込みご飯、卵スープ、冷や奴、つくねバーグ的な
夜飯→仕出し弁当
飲物→ほうじ茶、水、しょうが紅茶




















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午前6時半。

起床。

患部が痛むため、朝食までベッドでダラダラと過ごす。

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午前8時。

朝食。

なるほど、入院患者は日に日に増えていっているようで、本日からは女性陣も4人くらいがプラスされ、何やら食堂のその一画だけが騒がしい。

こういう時に、どこでも誰とでも馴染んでサクっと適応する様を見ると、高齢女性たちのバイタリティはお見事!の一言に尽きる。

男は基本、こういう時はまずは敵対から始まるものですからね(笑)。






どん。
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梅干は食べた後で、他のもちょいちょい箸をいれてはいるが、こんな感じ。

高野豆腐が思いのほかスイートで甘美、甘美。

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午前9時。

最後の点滴。

これ以降は抗生物質を飲む流れに。

腕から針が取れるだけでもストレスがひとつ減るので、嬉しい限りだ。

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午前10時。

オヤジが大量の本と水を持って現る。

1日1冊ペースで本が読めてしまいそうな雰囲気だったので、持参したものがすぐにでも尽きそうな予感がして、早めに対応して頂いた。

話題の「村上水軍の娘」を持ってきて欲しいと頼んでいたのに、なぜだか、陰謀論系のお堅い書籍がズラリズラリ。





どん。
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いや、まぁ、好きなジャンルだし、読むけどさ。

普通にエンタメ小説なんかも混ぜて欲しかったぜ。

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午前10時半。

オヤジが仕事へ行き、微睡みながらダラダラ読書。

本好きとしては、この環境はものすごく快適といえば快適だが、患部の痛みは意外にもまだ取れず……。

ジワジワと神経に触るような痛みなので、もう少し楽になれるとイイのだが。

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午後12時。

昼食。

前日に、ギャル風ねーちゃんに付き添ってもらっていた20代後半くらいの兄ちゃんがいたのだが、彼は手術直前に「相部屋が耐えられない!」と、ナース室でわめき散らしており、実はお金を払って個室へと移動していた。

が、食事だけは残念ながら、皆と同じ食堂で(笑)。

昨夜から「空気読めねー発言」をたびたび繰り返していた輩だっただけに、どんなギャル男(死語?)かと思っていたのだが、よくよく見てみたら、いたって普通のメガネ男子だった。

ちょいと、全体的にクドそうな顔と雰囲気をしてはいたが。






どん。
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スタイリングがものすごく雑。

従業員の方には、料理は見た目も大事だということを少しでイイので意識して頂きたい。

炊き込みご飯は嬉しいけれど、オカズがつくねバーグ的なの一品だけというのは、ちょっと寂しい。

どうやら朝と昼は軽めな設定となっているようだ。

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午後12時半。

ゴシゴシ洗顔。

シャワーがまだ許可されないので、とにかく顔をガッツリ洗って少しでも気分爽快を目指す。

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午後13時。

読書&ティータイム。




どん。
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しょうが紅茶。

ミルクティー仕様なので、ほんのり甘くて美味しいです。

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午後16時20分。

外来にて検診。

毎日16時くらいに1階の外来まで降りていき、術後の診察を受けることになっているのだが、そこで3日ぶりに外気に触れたところ、意外にも暑くて驚いた。

どうやら、風呂には今夜も入れないらしい。

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午後17時。

夕食。

ご飯の量が多いと騒ぐ女性陣から、白米が大量に流れてくる。

食への飽くなき欲求を解消するためにも、お言葉に甘えて、ガッツリと頂くことにした。






どん。
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左上から、赤魚の塩焼き、お新香、厚揚げ的な、白身魚フライ、ウインナー、卵焼き、キャベツ、じゃがいもの煮物的な、白米、キャベツと豆腐の味噌汁。

ここから朝までの空腹との戦いが辛いところだったのだが、意外にも徐々に胃袋がこの生活に慣れつつあるような気もしている。

病院生活はやはり、かーなーり、健康的ではあるぞ。

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午後18時。

SF界の新機軸だったにもかかわらず、34歳の若さで逝った早生の作家•伊藤計劃の「虐殺器官」を読了。





どん。

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以前から気になってはいたのだが、こういう機会じゃないとなかなか手が出せず、おかげさまで一気に読破。


彼が、私と同じ歳くらいでコレを書いたらしいのだが……。


比較にはならんし、才能に嫉妬とかそういう話ではなく、単純にとことん楽しませて頂いた。


癌との闘病生活中に書いたという「ハーモニー」も読んでみよう。


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午後19時。


消灯になる前にテレビでも見ようと思ったが、特に面白そうなものもなかったので、やはり再び読書開始。


ちなみに、初日と2日目で読んだのは、ダン•ブラウンの「インフェルノ」上巻と、彩図社の潜入ルポ的なシリーズのひとつ「ビンボーになったらこうなった!」なるもの。


前者は、「ダビンチコード」やら「天使と悪態」と似たような展開で、筆致もストーリーも二番煎じで予定調和な感じがしてしまい、読み物としては微妙なところ。


絵画にまつわるミステリーという角度から見るならば、面白いとは思うのだが。


下巻、どうすっかなぁ。


後者も、正直言うとガッカリした。


もっと、色々とタイトルに相応しいインパクトを期待していただけに、なんともリアル過ぎるライターの苦悩と愚痴と妬み的な本音をグチグチと聞かされているようで、「なんだ、それだけ?」とツッコミたくなってしまう。


「今日からホームレスになった」などは、超俯瞰でその現場をルポしていたので、面白く読めたのだが、コレは筆者の本質が痛いくらいに出過ぎている感が否めない。


なので、超斜め読みしてサクっと読了。


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午後21時。


消灯。


もちろん廊下のソファへと流れ、またもやひたすら本を読み続ける。


時々トイレに起きる患者さんに、「こいついつまで起きてんだよ」的な顔でチラ見されるが、どう考えてもまだまだ睡眠モードにゃなれないでしょ。


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午後23時。


とはいえ、さすがに規則正しい病院生活をしているので、0時超える前には床に就こうということで、ブログをツラツラと綴って、そのまま寝てみることにしようと思う。


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おやすみなさーい!
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