次女「ポン太」の大進撃 其の一 | パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

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娘2人に囲まれながら、2015年より小規模な会社を立ち上げて、日々、家事&仕事でフル回転中の男一匹34歳。糖質オフ本を制作したことにより半年で10キロ減に成功。毎日が締め切り的な業務で週に2日は帰れない……。そんな多忙パパの食日記&適当な徒然育児日記。


最近、登場率が急激に増してきた、我が家のポン太ちゃん。







それだけ成長してきたという証だろう。





そして、彼女のぶっ飛び方は、なかなかハンパないので、今後は簡単なショートショートを連載していこうかと考えている。














てなわけで、第一弾。













☆勝手にすべり台事件☆



ここ最近、引っ越しやらがあったため、娘たちの大好きな公園に遊びに行くことができずにいた。





そんなある日、長女の入園予定の幼稚園の帰りに寄った公園でのこと。





とにかく慎重派の長女は、公園で遊ぶにしても、パパやママの手を引いて一緒に遊ぶことを求めてくる。





そのため、勝手にどこかに行ってしまうことは滅多になく、多少離れてもしっかり我々の元に戻ってくる。






しかし、次女の場合は、長女とはまったく真逆の性格で、気づくとどこかに消えていて、あわや迷子ということがたびたびあるのだ。






そしてこの日の公園でも、娘2人はまさに予想通りの動きを見せてくれた。





もちろんパパは、放っておくと大変なことになりかねない次女の動向を気にかけることに……。














しかし、それでもヤツはやはり、我々の想像の遥かに上を飛んでいた。








一瞬、わたくしが目を離した隙に忽然と姿を消してしまったのだ。











そこまで広くもない公園で、なぜいきなりいなくなってしまったのか?
















ゆ、誘拐!?















それとも神隠し?
















いや、むしろ、やっぱりタヌキの化身だったとか?

















などと、わけのわからぬ妄想を抱きながら、妻と長女と共に、次女の名前を呼びながら公園を探して回った。















しかし、返事はまったくない。














さすがの我々も、背筋に冷たいものが走る。

















いや、コレはマジでマズくないか?


















そう思った瞬間だった。
























遠くのすべり台に小さな人影が見えたのだ。
























「しゅべれたぁー!!!!!!!!!!!」























公園中に響き渡る大声で、次女がそんな台詞を叫びながら、すべり台を凄い勢いで滑り降りてきたのだ!

























そ、ソコかぁー!!!!!























いや、その前に、「滑れたー!」って、アータ、どんだけ嬉しかったんだよ!
























いやいや、むしろまだひとりで階段は登れないはずなのだから、めちゃくちゃ危険でしょーがっ!!!

























……だ、ダメだ。





色々とツッコミどころが多すぎて、もはやどうツッコムのが良いのかすらも判断できねぇ。











というより、実際、ホントに階段はまだ安全に登れないのだから、ちょっとでもバランス崩してたらと思うと、ゾッとするどころの騒ぎではない。











「心臓が止まりかけた!」という表現は、まさにこういう時にこそ使うものなのだろう。














いやはや、しかしながら彼女的には、いつも誰かに支えてもらいながらでなくては滑ることができなかったにもかかわらず、「まさか自分ひとりの力で滑ることができるなんて!」、という衝撃と感動が織り交ざり、相当嬉しかったのだとも考えられる。












だからこそ、あの渾身の「しゅべれたぁ!」が飛び出したわけなので……。










それはもう、ホント、「滑れたぁ!」ではなく、「生まれたぁ!」でも良かったんではないかと思うくらい、見事すぎる"産声"だったのだ。















よ、ようこそ、地上へ!(^_^;)
















って、まだまだポン太の放し飼いは、超危険です。


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