長女とママのドタバタ漫談 其の三 | パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

娘2人に囲まれながら、2015年より小規模な会社を立ち上げて、日々、家事&仕事でフル回転中の男一匹34歳。糖質オフ本を制作したことにより半年で10キロ減に成功。毎日が締め切り的な業務で週に2日は帰れない……。そんな多忙パパの食日記&適当な徒然育児日記。


最近の長女は、やたらと着飾ることに興味を示し始めている。




某プリキュアの熱心な変身ポーズの研究家ともなり、ドレスアップに関しては相当な持論があるようだ。









やはり3歳女児。



ここから一気に"オマセ"になっていくのだろう。








それが顕著に現れているのが、"チュー"に関すること。



ここ半年くらい、パパと"チュー"することを嫌がりだした上に、機嫌が良いときでないと、ホッペにチューすらしてくれないあり様なのだ。


















そんな長女さんなので、今から思春期を想像すると、かなりゾッとする。










不安で仕方ないパパの最低限できることと言えば………。

















ハゲない、ボケない、デブらない。












はい、これからの時期、この三原則は非常に大切なこととなっていくだろう。




しかし、いずれもあと10年後まで維持しなければと考えると、どれもこれも自信がニャイ。
















だから今はせめて……。

















お願いだからせめて……。




















オデコにチューくらいはさせて欲しい!(パパ切実)

















はい。



そんなヤキモキした気持ちでいっぱいのパパ話はおいておいて、本題に入ります。















☆ザ•ドレスアップ事件☆



とある晴れた休日の午後。


ママが引っ越しのために衣類の整理をしていると、可愛らしいドレスが一着発見された。








長女はソレを見るなり、目を爛々と輝かせながら……。









「◯っち、着るー!」


と大はしゃぎ。







ママがブカブカにならないよう調整しながら着替えさせてやると、あら、可愛らしいお姫様がご誕生。











ママもついつい調子に乗っておだてまくる。









「◯っち、凄く可愛い! アリエルとかシンデレラみたいだよー!」










すると、長女は鏡の前で自分のドレスアップっぷりに感嘆の声をあげたり、スカートをヒラヒラさせてクルクルと回ってみたり、とにかくテンションは右肩上がり↑↑









そして彼女は、ひとしきりはしゃいだ後、振り返り様にママにこう言った。



















「◯っち、コレ着てディズニーシュトア行ちたーい!」

















「行かねーよ!」



















思わず全力でツッコムお母さん。











なるほど、子どもはそういう発想をするのか、と妙に感心してしまったが、そりゃママとしてはそんな恥知らずな行動は全否定したい気持ちでいっぱいだっただろう。




おそらく、わたくしも街中でギンギンラギンに着飾った小さいお姫様がいたら、瞬間的には微笑ましく思えても、「おいおい、親は何考えてるんだ、ちょっとツラ拝ませてもらおうか」なんて、好奇の眼差しを浴びせてしまうはずだ。




一度は諭すように長女をなだめていたママだったが、一度スイッチの入ってしまった3歳女児の勢いはとてもじゃないが止まらない。











しかしよくよく考えてみると、確かに必ずしもやってはイケナイことではない。




人様を傷つけるわけでも、人の道に外れたことをするわけでもないのだ。




そう、ぶっちゃけ大人になっても、非日常的な衣装を着て往来を堂々と闊歩している人たちは大勢いる。



特にわたくしの会社近くの秋葉原ではむしろソレが当たり前だ。

















だから、そりゃわかるけどよ。







わかっちゃいるけど、周囲から「ザ•非常識ママ」として色眼鏡で見られるのは紛れもなく我が家のママなわけだ。









しかし、彼女の"ディズニーストアに行きたい攻撃"の前にとうとうママは承諾し、ド派手なお姫様をカボチャの馬車(ベビーカー)に乗せて、いざシンデレラ城(ディズニーストア)を目指すことになった。





案の定、道行く人々からはクスクスと失笑されたり、むしろジロジロとあからさまに不快な目を向けてくる方もいる。




しかし覚悟を決めたママからしてみれば、もはやその程度の反応は想定内。




だからといって恥ずかしいことにはかわりないが……。




むしろ、できることならば、早いとこ持ってきた私服に着替えさせなければとも考えてはいた。




まぁもちろんテンションマックス状態のお姫様が、そんな展開など承諾するはずもないが……。














さて、そんなお姫様一行は、目的地にたどり着くために電車へと乗り込むことに……。





路上ならばまだいいが、電車内の場合、しばらくの間、同じ空間にいる人々の目に晒されることになる。






数駅分とはいえ、さすがにコレは辛い。






路上同様な好奇の眼差しを浴びせられて、ママはかなりの恥辱感を味わっていた。







すると、長女のはしゃぐ様子をニコニコと微笑ましく見つめていたオバ様が、優しい口調で話しかけてきた。

















「あらぁ、お嬢ちゃん、キレイねー!」












お姫様は、ママ以外の人に褒められたことで嬉しくてたまらない様子だ。

















そして彼女は、ひとしきりはしゃいだ後、振り返り様にママにこう言った。































「◯っち、なんだか恥ずかしくなってきちゃった!(てへっ的な笑顔)」





























「恥ずかしいのは、こっちだよ!」

















思わず電車内で全力ツッコミをカマスお母さん。





















えぇ、本当に不憫です。


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