妻のママ友の話が思っていた以上に好評だったので、調子に乗ってもうひとつ。
肝っ玉母さんの2人の息子は、3歳と5歳。
そのうち次男君のヤンチャっぷりがなかなか面白い。
☆兄貴の存在を全否定事件☆
この家の長男は、執拗以上に次男を嫌っているらしい。
理由は簡単。
とにかく次男は兄貴のことを兄貴と認めていないフシがあり、長男的にそれが気に食わないのだ。
ある朝、寝起きの機嫌が悪いタイプだという次男が、起きぬけに突然長男を無理矢理起こすという事件が勃発した。
気持ち良さそうに爆睡していた長男は、それはそれは寝覚めの悪い思いをしたことだろう。
まだ、夢と現実の狭間でユラユラと揺れ惑っている長男に対して、次男はいきなりこう言った。
「おめぇは、何でケンジ(仮名)なんだよ!!!!!!!」
えっ!?(長男心の叫び)
いや、だってオレ、もともと名前はケンジ(仮名)だし……(長男心の叫び)。
そんなこと言われても……(長男心の叫び)。
兄貴と認めてくれないどころか、自分の名前まで否定されるという屈辱に、長男は戸惑いを隠せない。
「だから、何でおめぇはケンジ(仮名)なんだよ!!!!!!」
なぜか、次男の怒りは最高潮に達している。
もはや、コレは名前否定というよりも、アイデンティティの全否定ともとれなくないだろうか?
いや、あの、だからね(長男心の叫び)。
僕はお前の兄貴であり、ケンジ(仮名)って名前なんだ……よ……?(長男心の叫び)
「だから、何でケンジ(仮名)なん……」
おい!(長男心の叫び)
頼むから、僕じゃなくて、母ちゃんに聞いてくれ!(長男心の叫び)
あまりに理不尽すぎる、次男の口撃に、長男は反抗すらさせてもらえない。
2人の年の差はたった2歳。
長男は次男のことを、嫌っているというよりも、恐怖すら感じているのかもしれない。
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