パパの悲しき物語 其の一 | パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

パパは過労死寸前〜素朴のグルメ〜

娘2人に囲まれながら、2015年より小規模な会社を立ち上げて、日々、家事&仕事でフル回転中の男一匹34歳。糖質オフ本を制作したことにより半年で10キロ減に成功。毎日が締め切り的な業務で週に2日は帰れない……。そんな多忙パパの食日記&適当な徒然育児日記。

育児でママには絶対に勝てないこと。





それは、





ずばり、







寝起きと寝る前。





どんなにパパ大好きと言われようとも、





どんなに育メンじゃんと言われようとも、







すべては幻想。






子どもらが一番不安な時間というのが、朝起きたときと、夜眠る前。



つまりその時間帯に絶対的に必要とされるのはママであり、パパはいなくとも何の問題もないのだ。




いくつかの悲しい事例を紹介しよう。





第一悲話 パパは必要ナシ

休日はなるべく皆で一緒に寝ようと考えているため、20時過ぎには寝室へ向かう。

ただし、風呂→夜飯とバタバタな展開なので、食器の洗い物などができないことが多い。

いつものように片付けがままならぬ状態で皆で布団に潜り込む。

そして、おそらくいつものように、娘2人が妻を囲んで、絵本読みをせがんでいる。





「今日はパパが読んでやろうか?」





軽い気持ちでママから絵本を受け取ると、いきなり怪訝な顔を見せる長女。


少し読み始めると……










「パパ、ソコ、ちっがうよぉ!」












と、お怒りの一言。






読み方のテンションが低すぎたのか、長女には受け入れられないようだ。



さらに頑張って、絵本のキャラになりきって、全力でトライする。












「もう、パパはダメっ。ママ読んで!」






さらに不機嫌度が増していく長女。






心が折れてしまったパパは、ママの上手な朗読から学ばせていただこうと、娘らと共に耳を傾ける。






しばらくするとウトウトし始める長女。



寝返りを繰り返し、寝ぼけながらパパの胸に飛び込んでくる。






(かわいいなぁ)






心のなかでそう思いながら、ギューっと抱き締めてやる。







すると、寝ぼけていた長女は、抱きついた相手がパパだとわかると、いきなり身を翻して、ママの方へと飛び込んでいく。








ここで結構なショックを受ける。







しかし、その直後、トンデモない一言でパパを打ちのめしてきたのだ。













「パパ、洗い物やってきたら?」









おい!







三歳児のくせに何てことを!









大爆笑するママ。





大凹みするパパ。






そして、聞かなきゃいいのに、さらに深く質問をぶつけてしまった。






「パパは一緒に寝なくていいの? 寂しくないの?」












「うん!」










全力でパパ不要を訴えられ、なす術なくキッチンへ向かい、大量の洗い物と対面。







うん、今日も仕事、頑張ろうっと。


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