金木犀が咲き乱れる頃 兄は忽然と姿を消してしまう
                      残された 弟の純や恋人の琴美は
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

                  ( プロローグ )


境内に金木犀の香りが漂っている
( もう そんな季節なのか )
俺の名は 岩室 純
県立高校に通う ごく普通の高校生である 家業はと聞かれれば
我が家は代々 岩戸神社を預かる家系であり
当たり前の様に子子孫孫とこれを受け継いできた
そんな岩室家の二男坊として 生を受けて十六年
凡庸と時を重ねて来た俺だが 
ここ一年 身の回りの劇的な変化が じわじわと迫り
閉塞感を感じる今日この頃であった
それでも 休日の午後に 横笛を奏でるこのひと時に
                         安らぎを覚えるのは 血筋と言うべきか
日課として身に着いた物なのかは解らない
「 純君 上手やね~ 」
声のする方に振り向くと 拝殿の上がり口に 琴美さんが顔を覗かせていた
彼女は俺より ひとつ年上の高校三年生で
             ボーイッシュと言う表現がピッタリと当てはまり
よく日焼けした肌は 同じ高校の陸上部のエースたる面持ちを醸し出している
彼女( 菅谷琴美 )は高校一年の時から
この神社で巫女さんのアルバイトをしているのだが
いつの間にか 俺よりふたつ上の兄貴と付き合って居た
我が家の両親も 兄貴が大学を卒業したら
二人は結婚して 神社の後を継いでくれると期待していたのだが
丁度 一年前の金木犀の咲く頃に 強い花香りに紛れる様に
兄貴は突然 姿を消してしまった
家族の皆が 色々な想像と不安を巡らせど
空虚な事に失意は深まるばかりであった
「 琴美さん、何か用事が有ったんじゃ 」
「 ええ 実はおみくじの札棒の出が悪いもんだから
                        純君に相談をと思って 」
「 ああ それなら
     社務所の棚に椿油のタオルが有るから それで揉んでるよ 」
「 今行くから 少し待ってて 」
ガチャ ガチャ
「 この入れ物の裏蓋をずらして 中の札棒をいったん全部出す 」
「 出した札棒を 一本づつ
     このタオルに巻いてから引き抜いて 元に戻していくんだよ 」
「 よし これで完了 」
「 ところで純君 ひとつ確認したい事が有るんだけど 」
「 なに? 」「 うん・・・ 」
「 先っき 私が着替えてるの覗いてたでしょ 」
「 えっ、」
「 そんな事しねーよ! 」
「 本当、窓の外に純君が見えたんだけどなー 」
「 それって、自意識過剰じゃねーの 」
「 ふ~ん・・・下着付けてたし まっ、いぃか 」
「 良いことねーよ 俺の疑い晴れてねーじゃん 」
俺は確かに覗いては居ない 只、カーテンの隙間から琴美さんが見えたが
決して覗いては居ない うん、覗いてなんか居ないのだ
ドルルーン ドルルーン ドッドッドッドッ なんだか 外が騒がしい
俺は 社務所を出ると すぐさま音のする方向を伺った
すると 鳥居の横にバイクとそれに乗った見慣れた顔が
俺の目に飛び込んできた
「 圭! お前何処から入ってきたんだ 」
「 石段 」声の主はあっけらかんと答えた
「 おいおい ここは神様が鎮座する神聖な場所なんだぜ 」
「 駄目なのか? 」「 当たり前だろー 」
「 そうか わりーな 」
タンデム席から声が聞こえた「 チャオ! 純君、」
「 えっ、ナッツ( 夏子 )を乗せたまま 石段を上がって来たのか? 」
「 だな~ 」「 うん、うん けっこう簡単に登っちゃたわよ 」
「 まあ とりあえず バイクだけでも石段の下に持っていってくれよ 」
「 ああ 判った 」
圭は夏子をバイクから降ろすと 鳥居の向こうに沈み込むように
                  低いエンジン音を残して石段を降りていった
この二人について解説するならば 吉川圭は俺の高校の同級生であり
ナッツ( 小寺夏子 )は 最近、圭が付き合いだした
同い年で女子高に通う女の子である
「 ふー 」「 そんなに長くも無い石段だけど 歩くとけっこうきついなー 」
「 純 いっそ エスカレーターでも付けちゃどうだ 」
「 そんなこと しちゃあ 有難味が薄れちまうだろ 」
「 そうかなー お年寄りにはやさしいと思うんだがなー 」
「 第一 そんな費用を捻出するほど 裕福な神社でもないぜ 」
「 ハハッ そう言われれば そうだな 」
「 ところで さっきのバイクは買ったのか? 」
「 違う、違う、兄貴を拝み倒して貰った お下がりの中古品 」
「 お前 免許 持ってたっけ? 」
「 学校、バックレて、速攻で免許取っちまった 」
「 純は 免許取らねーのか? 」
「 俺は 未だ一度も バイクに乗った事が無いから解かんねー 」
「 じゃあ いっぺん練習がてら 川原で乗ってみねーか? 」
「 風を切る感覚が すんげー気持ち良いぜ 」
「 二人とも 私の事、放っぽって なに話し込んでんのよ 」
「 あっ わりー わりー 」
「 でな、今日来た用件は 明日、夏子の高校で学際が有るから
             琴美さんも誘って 来て見ちゃどうかって事なんだ 」
「 なんか言いずれーけど お前の兄貴が居なくなって
               琴美さん、少し元気が無いと思うから
                          気分転換にどうかって夏子がな 」
「 それについては俺も 気には掛かってたんだ 」
「 ケイ、ナッツ、ありがとな 琴美さんに声掛けてみるよ 」



                          ( 膝枕 )


河川敷に来ていた 今日は此処でオートバイを運転しようと言うのである
最初は オートバイに興味など 無かったのだが
親友の圭に 何度も誘われる内
やっと重い腰を上げて 乗って見る気に成っていた
「 純、ハンドルの左側に有るのがクラッチレバーで
   こいつを握れば エンジンと後輪の接続が切れる仕組みになってる 」
「 止まる時は 右ハンドルのブレーキレバーと左足の所に有る
           フットブレーキペダルを同時に掛けて減速するんだぜ 」
「 自転車と違って馬力が有るから 前輪のブレーキレバーで
          止まろうとすれば つんのめっちまうから 気を付けろよ 」
「 まあ 先ずは慣れるこった 」
「 ほれ ヘルメット 」
「 先ずは キーを回してから
         此処のキックペダルを蹴り下ろして エンジンを掛けてみろ 」
「 こうか?」
カチャン、ガシャン、ドルルルーッ ドッ ドッ ドッ
「 次に 左手のクラッチレバーを握ったまま
              右足でシフトペダルを動かして ローギヤに入れる 」
「 走り出したら クラッチを切ってシフトを上げて
               クラッチを繋ぐ操作を繰り返せばいいんだ 」
「 じゃあ ゆっくりクラッチレバーを戻してみてくれ
              エンジンが繋がれば 走り出すからな 」
ドッドッドッドッ ガクン!!
「 おっと エンストだ、わりぃ アクセルの事を言ってなかったな 」
「 クラッチを切って ギヤをニュートラルにして
                   もう一度 エンジンを掛けてみてくれ 」 
「 ああ、わかった 」
ガシャン、ドルルルーッ ドッ ドッ ドッ
「 さっき エンジンが止まっちまったのは
              エンジンの回転がギヤに負けちまったからなんだ 」
「 だから 右手で握っているハンドルのスロットルを回し
「 こうかっ? 」
ギュワーン
純を乗せた オートバイは 轟音と共に前輪を跳ね上げ 行き成り飛び出す
ズズァー、、、ギャシャーン!!
純は 勢い良く川原に放り出され
      オートバイは横倒しのまま 数メートル先まで 吹っ飛んで止まった
「 純、大丈夫かー!! 」
「 あぁ 無事みたいだ 」「 全く、人の話を最後まで聞けって~の 」
「 すまん それより オートバイは大丈夫かな~ 」
「 心配すんな 俺も二・三回は扱かしてるが けっこう丈夫に出来てんぞ 」
「 もし ぶっ潰れても 泣きは入れね~よ 」
「 だいいち 俺がお前を誘った・・・
「 純、! 血が出てるぞっ 」
「 えっ、どこから? 」
「 目尻の辺りに、メット脱いで見せてみろ 」
「 砂利でも当って 切れたみたいだな~ 」
「 べつに 痛くはね~けど 」
「 今日は もう お開きにしょうぜ 」
圭は オートバイの傍まで走りよると「 どっこらしょ 」
ズチャッ カチャ カチャ カチ ギューン ドリューン ドッドッドッ
「 じゅ~ん、大丈夫だ エンジンも掛かる 」
カッーン ギューン ドッドッドッ
「 乗れよ、早く家に帰って 消毒したほうがいいって 」
「 ああ、サンキュー 頼まー 」
オートバイが 純の自宅に着くと
純が玄関の引き戸を開けながら「 かあさーん 」
「 おばさーん、居ますかー 」
暫く待っても 誰も出て来ない
不意に後ろから「 どうしたの!? 」
二人が振り返ると はかま姿の琴美さんが立って居た
「 純君、顔から血が! いったい どうしたのよ 」
「 うん バイクで扱けちまって・・・ 」
「 こっち、いらっしゃいっ 」
琴美さんは俺の手首を握ると 拝殿に向って強引に歩き出した
拝殿横の水道で 自分の手ぬぐいを濡らすと 其れを固く絞り
「 はい 顔出してっ 」
俺の顔を手ぬぐいで拭きながら「 むちゃ するんじゃないわよ 」
「 今、薬箱とって来るから 拝殿に上がって待ってなさいねっ 」
「 あっ、圭君、後は私に任せて帰っていいわよ
              君が居ても 役に立たないから 」
「 はぁ、そんじゃ お願いします 」
圭は 琴美さんのケンマクに押され すごすごと帰って行った
タッタッタッタッ
琴美さんは小走りに拝殿に 入るや いなや
「 純君、其処に横に成って 」
「 傷口が良く見えるように 私の膝に頭を乗せて 」
( うっ、琴美さんの顔が近い・・・ )
「 今、消毒するから 目を瞑ってて 」
( 琴美さんから なんだか 金木犀のような香りが・・・ )
「 純君、男の子ならこういう事が有っても 不思議じゃないんだけど
       貴方は お兄さんが帰ってくるまで
この神社を守っていかなきゃなんないんだから 行動は慎重にねっ 」
純がぽつりと口を開く「 兄貴、帰ってくると思う? 」
 ・ ・ ・
「 今は未だ 突き詰めて考えたくは無いの 」



                          ( 学祭 )


「 琴美さん それはなんですか? 」
「 水筒よっ、見れば分かるじゃない 」
「 いや、なんで水筒なんか 持って来てるのかって事 」
「 夏子ちゃんに焼きソバ券を貰ったけど
         お茶が出るかどうかは 分んないじゃない 」
「 第一、学生のやる事なんだから
             そこまで気を配るかどうか 怪しい物だわ 」
「 もしもし そういう 貴女も 学生じゃございませんか? 」
「 あら 私は神様に使える巫女ですよ 」
「 はは~っ 左様でございましたか 」
・・・
「 琴美さん、お化け屋敷だって 入って見ない 」
「 いゃ~よ、私、オバケは苦手だから 」
「 へっ、またまた ぶりっ子ですか? 」
「 大した事無いと思うけど
          じゃあ、入ってあげるわよ 入れば良いんでしょ 」
中に入ると 暗幕に仕切られた空間は かなり暗かった
「 琴美さん、けっこう暗いから 足元に気を付けて、」
「 しばらく目を閉じれば 良く見えるように成るわよ 」
二人の目が 要約慣れて 先に進もうとした時
「 キャッ! 」 ゴン!!☆
 ・ ・ ・
「 琴美さん オバケがのびちゃってますよ 」
「 いいのよ、そいつ 私のおしりを触ったんだから 」
 ・ ・ ・
ワイワイガヤガヤ「 お~い 何か有ったのか? 」
「 なんだか、騒ぎが大きく成りそうですね~ 」
琴美は暗幕を捲り挙げると「 純君、こっち、こっち、」と手招きをする
二人は暗幕の外側の壁伝いに出口をみつけると
努めて 何食わぬ顔を作りながら 廊下を歩き 校舎を飛び出した
「 あっ、私の水筒が ・ ・ ・ 」
純が水筒を見つめながら
「 ベコベコですね~ 殴られたアイツ、大丈夫かなー 」
「 角で殴った訳じゃないから 大丈夫なんじゃない 」
「 お、おとろしや~ 」
「 外で 焼きソバを焼いてるって言ってたけど、
                夏子ちゃんは何処に居るのかしら 」
校舎の廻りを暫く歩くと 二人を見つけたのか
       やや離れたテントから顔を出して 夏子が手を振っている
「 琴美さん、どうですか 楽しんで貰えてますか? 」
二人は 一瞬、顔を合わせると 吹き出した
「 あはははっ 」「 ふふふふっ 」
「 二人とも 一体何なんですか 教えて下さいよ~ 」
「 あっ、ナッツ、今日は教えらんねーから かんべんなっ 」
「 後で 圭に聞いてくれっ、其の方が ぜってー面白いって 」
「 やだっ、今、聞きたいっ 」
「 今日は 教えね~ょ 」「 ケチ! 」







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◎ ( 初夢 )
 
 
お雑煮を食べながら

「 道の駅で買った、このお味噌美味しいね 」

「 うん、最近は豆味噌を
   売ってる所が少ないから貴重だよね 」

「 ところで、とっ君は初夢はもう見たの? 」

「 二人でお風呂に入ってる夢をみたよ 」

「 私は、ミカンを食べてる夢だったわ 」

「 じゃあさっ、ミカンを持って
           ラブホに行かねぇ 」

「 私、用事が有るから今日は帰るわ 」

「 チェッ 」

・ ・ ・

「 いつまでも、すねてちゃだめよ 」

「 じゃね~ 」

チュッ!
 
 
 
 
◎ ( 子供だねっ )
 
 
 
( 春日大社参道 )
 
20
「 わっ、」

「 とっ君、ビビリすぎっ 」

「 だって、小さい時に追い掛けられたから
                  苦手なんだもん 」

「 子供だねっ 」

「 こんなにカワイイのに、ほらっ
           とっ君撮って、撮って 」
 
71
 
 
( 浮見堂 )
 
3
 
5
 
「 待ってよっ、もう一回 」
 
91
 
「 子供だねっ 」
 
 
 
 
 
 
 

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◎ ( 熟睡 )
 
 
ク~、ク~

チュッ!

( あれっ、起きねぇや、そんじゃベロチュウ )

ブチュ~ッ!!

「 なっ、何?何? 」

「 ごちそうさまでした 」
 
 
 
 
◎ ( 演技指導 )
 
 
直指庵にて

「 とっ君、どうしたの? 」

「 うん、此処って雰囲気有るよねっ 」

「 だから? 」

「 小説のデートシーンに使いたいなって 」

「 どういう設定 」

「 手をつないで散策する感じかな 」

「 こう言う事 」

ギュッ

「 それじぁ、ガッツリ、捕まえた、捕まったでしょ 」

「 どっちが? 」

「 どっちも 」

「 何言うかなぁ、じれったくて初々しい
    感じのイメージを描きたいんだけど 」

「 じゃあ、コートの袖を掴んでみる? 」

「 それも雑踏で、ぶりっ子って感じで
           イメージが違うんだよなぁ 」

「 演技指導が細かいのねっ 」

「 監督、ベッドシーンは有りますか? 」

「 R指定無しです 」

「 本当に? 」

「 マジで悩んでんだから、茶化すなよ 」

「 じゃあ、これは 」

チュッ

「 考えとくから、もう一回 」

「 人が来たから、ダ~メ 」
 
 
 
 
 
◎ ( 風邪 )
 
「 お粥ができたよぉ~ 」

「 ありがとっ 」

「 これを食べたら、身体を拭こうか? 」

「 自分で出来るから、いいっ 」

「 でも、シチュエーション的に
   身体を拭いて貰うのが常識でしょう 」

「 恥かしいから、そう言う常識も要らないから 」

「 あ~、残念 」

「 残念なのっ 」

「 う ・ん 」
 
 
 
 
 
◎ ( チュウ禁止令 )
 
 
「 とっ君、タバコを吸ったばかりでしょ 」

「 タバコの臭いが消えるまで
          チュウはお預けだよっ 」

「 そんなぁ~ 」

「 とっ君は、一日にタバコを何本
               吸ってるの? 」

「 う~ん、10本ぐらいかな 」

「 ゆっくりでいいから
        頑張って禁煙しようよ 」

「 ヘタレだもん、禁煙は無理かも 」
 
 
 
 
 
◎ ( セルライト )
 
 
「 テレビで世界一大きいおしりって
     遣ってるよ とっ君、好きでしょ 」

「 別にセルライトの塊が
      好きな訳じゃねえよ 」

「 あれとこれは違うでしょ 」

なで なで
 
「 とっ君、随分と
    エロおやじ化、進んでるわよ 」
 
 
 
 
 
◎  ( ドヤ顔 )
 
 
テレビのクイズ番組を観ながら

「 75m 」

正解!

「 とっ君、今、むっちゃドヤ顔だったわぁ 」

「 そんな事言うなよ 」

「 僕は褒めて伸びる子なんやからねっ 」

「 とっ君は、いい子、いい子 」

「 私、冷蔵庫のアイスクリームが食べたいなぁ 」

「 にゃろっ 」
 
 
 
 
◎  ( セクシー )
 
 
「 とっ君の胸の鼓動が
    トックン、トックンって、なんだかセクシー 」

「 お前はどうなん 」

・ ・ ・

「 聴こえる? 」

「 少し、ボリューム上げてみる 」

ペロッ

「 キャッ 」
 
 
 
 
◎  ( そうだっけ )
 
 
「 とっ君は手を繋ぐ時 女の子みたいに
       後ろから腕を回して指を絡めるよね 」

「 そうだっけ 」

「 そうだよ 」

「 う~ん、マザコンの甘えん坊って事かな 」

「 わっ、衝撃的な告白 」

「 別に、ただの自己分析なんですけどぉ 」

「 うん、そうなんだ 」

「 とっ君、マザコンでもぜんぜんいいのよっ 」

「 いや、だから、そう言うノリは止めてくんない 」
 
 
 
 
◎  ( 暑かったんだもん )
 
 
「 タァ~ッチ 」
 
「 イャン 」
 
「 今日はノーブラなんだね 」
 
「 だって、暑かったんだもん 」
 
「 ムフフフ 」
 
「 ポンポコヤマノ タヌキサン
    オッパイモンデ ネンネシテ
       ダッコシテ エッチシテ マタアシタ 」
 
「 とっ君、 壊れちゃったの? 」
 
 
 
 
◎ ( ルピナス園と五月展 )
 
6
 
「 とっ君、今年は本当、花時期に恵まれてるよねっ 」

「 うん、見頃の満開率が80%いってんじゃね 」
 
38
 
セルフタイマーをぽちっと

「 デェ、デェ、デデデ・・・ セーフ 」
 
441
 
次は五月展

「 五月も終わりなのに、まだ咲いてんだ 」
 
1
 
24
 
2
 
20
 
「 とっ君、多色の五月ってめずらしいね 」

「 よく分かんないけど、接ぎ木してんじゃね 」
 
3
 
25
 
12
 
16
 
21
 
4
 
10
 
15
 
30
 
 
 
 
 
◎ ( 半分ずつ )

 

 

「 そろそろ剪定して 実家に半分ずつ持って行こうよ 」

 

2

 

「 え~っ、未だ切るの勿体無いよぉ 」

 
「 元気な内に挿し木にすれば
           付きやすいんじゃね 」
 
パチン!
 
「 あ~っ、切っちゃった 」
 
 
 
 
 
 
 
 



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◎ ( オーダー

 
 

 

「 とっ君、私の誕生日にブラ買ってよ 」

 

 「 なんで? 」

 

 「 ジャケットとパンプス買ったら

       ブラを買う予算がキビシイの 」

 

 「 ネットで良いから、二人で選ぼうよ 」

 

 「 別にいいけどね 」

 

40%OFF ワコール 約束のブラ BRB403 3/4カップワイヤー ABCカップ

 

「 色違いを二つ買って、そうすれば

        ほら、送料無料に成るみたい 」

 

 「 むっちゃ、調子いいこと言ってる 」

 

 「 えへへっ 」

 

 

 

 

 

◎  ( ホワイトデー )

 
 

 

マシュマロを作っていると


「 とっ君、マシュマロはもう飽きちゃった 」


「 じゃあ、違う物を作って見る 」


「 取り敢えず、アイスにレッドグローブの
        ワイン漬けをトッピングしました 」


「 ワイン漬けに使ったワインもご一緒に 」


Photo

「 とっ、私を酔わせてどうするの? 」

「 漫画でも読んどく 」

傍らのチラシを丸めると パコン!

「 ネ、ネギあげるからゆるチテェ 」

「 何言ってるの、意味わかんない 」

パコン! パコン!

「 わっ、ワイン、飲み過ぎだつうの 」
 




◎  ( ヨシッ )
 

車で走ってると

助手席の彼女がいきなり

「 ○○ちゃん、どうしてるかなぁ 」

( あっ、元カノの実家近くか )

「 なに振ってるんだよ 」

「 今じゃ、顔もはっきり思い出せねえっての 」

「人は嬉しい事も、悲しい事も
    少しずつ忘れて行くものだからね 」

「 これからの想い出を
     お前と一緒に作っていく事で
         そういういじり方やめてくんないか 」

「 とっ君、私のことアイシテル? 」

「 ああ 」

「 ちゃんと言ってよ 」

「 ハズいけど、アイシテ居ります 」

「 ヨシッ 」

「 なっ、何なんだヨシッって 」


 


◎ ( お前それはあかんやろ )

 

 

「 とっ、大きくてフワフワの枕を見つけたから

                     使ってみてよ 」

 

「 ありがとう、でも今使ってる枕で十分なんだけど 」

 

「 あの枕なら もう捨てちゃったよ 」

 

「 お前それはあかんやろ 」

 

「 とっても良い事でも 自分の想いだけを通すのは

             思い遣りじゃなく思い上がりだぞ 」

 

「 相手の想いを汲み取ってこその思い遣りだよ 」

 

「 判った 」

 

「 うん、判った 」

 

「 さて、思い遣りを見せて頂きましょうか 」

 

「 ムヒヒ 」

 

「 わっ、二重人格 」


 

 

 

 

◎ ( 女子、怖え~っ )

 

 

「 とっ、はい 」

 

Photo

 

「 暖ったけぇ~ 」

 

「 プッ、とっは短髪だから仮性っぽい 」

 

「 おい、おい、

   ガールズトークのネタなんかにすんなよ 」

 

「 使うかもよ 」

 

「 女子、怖え~っ 」

 

 

 

 



◎ ( 僕ポケモン )

 

 

「 僕ポケモン 」

 

「 とっ君はポケモンってキャラじゃないと思うけど? 」

 

「 本当だよ 」

 

「 何言ってんの 」

 

「 ところで僕君は 何て言うポケモンなの? 」

 

「 パイチューっ 」

 

「 キャッ!それが目的だったのねっ 」

 

「 僕ポケモン、本当だよ 」

 

「 ツ、ツボっ、アハハハハ、イヒヒヒ 」

 

「 アハハフ、ハフッ、苦、苦しい~っ 」

 

「 一体そんな芸、どこで覚えてきたのよ 」

 

「 僕ポケモン、本当だよ 」



 

 

◎  ( 口悪っ )

 
 


「 とっ、此れなあに 」


「 健康診断の結果報告書だけど 」


「 ふ~ん、何処か悪い所無かった 」


「 べつに 」


「 頭とか悪いんじゃない 」


「 MRAは撮ってないしぃ 」


「 そうだ、性格悪いんだぁ~ 」


「 正解っ 」


「 座布団一枚頂戴 」


「 アゲナイけど、これ見て 」


「 あっ、私の横にコラッタが居る 」


「 ボケモンとポケモンの2ショット 」


「 口悪っ 」



◎ ( 移り香 )

「 お昼寝してたでしょ 」


「 なんで知ってるの? 」


「 枕の中に入れた
   安眠用のラベンターのポプリの
        移り香が髪に残ってるもん 」

Photo_2
「 あっ、だから眠り姫みたいに
       ぐっすり眠れたんだぁ 」


「 お姫様って、何処に? 」


「 は~い 」


「 申告制かよ 」

 

 

 



 

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◎  ( 逃走 )

「 とっ君、おいしい六甲の水でもいかが 」
「 なんで? 」
「 蛍さんにお水あげてたら
    フワ~ッて飛んでっちゃった 」
「 ふ~ん、逃走したんだ 」
「 スゥ~て流れる光の筋に
  吸い込まれるみたいに見惚れちゃった 」
「 ふ~ん 二人で見れたら良かったよね 」
「 とっ、今日はなんだかアンニュイだね 」
「 少し疲れて、お眠かも 」




◎ ( いいよ )

ガチャ
「 とっ君、アイスクリーム食べる? 」
コッン
「 黙って居なくなったら心配するだろうが 」
「 だって ・ ・ ・ 」
「 えいっ 」 コッン
「 仕返しだよ~っ 」
「 このヤロウ、手篭めにするぞ 」
「 いいよ 」
「 うっ、想定外の返しはリアクションに困るんだけど 」



◎ ( プッツン・サンダル )

長居植物園にて
「 とっ君、待ってよ~ 」
「 何? 」
「 サンダルの紐が切れちゃった 」
「 だから、ズック靴にしなって言ったじゃん 」
「 だって・・・ 」
「 そこのベンチに座って 」
「 うん 」
「 ハンカチで縛ってみる? 」
「 勿体無いよ 」
「 あっ、良い物が有る 」
「 髪を束ねるゴム紐で縛って 」
・ ・ ・
「 と゛う?歩けそう 」
「 うん、駐車場までなら大丈夫かも 」
「 途中で靴屋さんでも捜さなきゃなっ 」
・ ・ ・
帰り道の道沿いに しまむらを見つけ駐車場に
「 とっ、この格好じゃ恥ずかしいから
        サンダルでも買ってきてよ 」
「 サイズはどれ位だっけ 」
「 23.5cm 」
「 判った、行って来る 」
・ ・ ・ バタン
「 お待たせ 」
「 こんなんで良い 」


Photo

「 う~ん、まあ良しとしましょう 」




◎ ( おみやげ )

六甲オルゴールミュージアムで買った
おみやげのオルゴール
200曲の中から選んだのは
嵐のONE・LOVE

One_love
「 グッドチョイスだけど
    もう少し曲が長いと良いなっ 」
「 ゼンマイだからしょうがねえよ 」

 



◎ ( バースデー・ショッピング )


「 社長に貰ったロールケーキが有るから
今年はバースデーケーキは要らないよねっ 」

Cimg1152
「 う~ん、だったら何か買って 」
と言う訳でショッピングモールへ・・・
ピーチジョンを皮切りに行ったり来たり
「 そろそろ閉店時間じゃねぇ 」
「 此れにしとく 」


Expocity_9

Cimg1159

漸くスプリングコートをお買い上げ
長い、長い、バースデーでした





◎ ( カオスじゃ )

「 何してんの? 」
「 寄せ植えだよ 」
「 カッ、カオスじゃ 」
「 何か文句でも有るの 」
「 だって、ラナンキュラスにアネモネと
    シクラメンにナデシコって季節感無いでしょ 」


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「 咲いてる子を集めたらこうなっただけの事よ 」




◎ ( 1日遅れのホワイトデー )

「 とっ君、ちゃんと覚えていたんだ、えらい、えらい 」
今年はマシュマロに冷凍のブルーベリーを挟んで
クラッカーに乗せたままオーブントースターで焼いてみました


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昨日の事
「 とっ君、今日はホワイトデーだよホワイトデー、判るっ? 」
「 忘れたっ 」
「 いい、良く聞いてよね、美味しいケーキを食べる日なんだからねっ 」
「 ダイエットしなくていいの? 」
「 お黙り!! 」 ペシッ、
「 今日は食べられなかったけど、明日はケーキ買ってきてね 」
「 うん 」




◎ ( ハッピー・バレンタイン )

「 とっ君、はい、チョコレート 」
「 あんがと 」
「 とっ、私の事好き? 」
「 うん 」
「 よし、よし 」 なで、なで
「 早く、開けてみてっ 」
ガサガサガサ

「 今年も、写真撮っとくねっ 」
「 お先に いただきま~す 」

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「 えっ、なんで食べるの? 」
「 こっちは私の分だよ 」
「 どれにしようか 随分悩んで決めたんだからね 」
「 そっ、そうなの ・ ・ ・ 」




◎ ( ドングリ坊や )

「 とっ君、こっち向いて 」
ボソッ
「 行き成り 何なんだ 」

Toxtu

「 明日から お仕事でしょっ 」
「 会社が川沿いに有るから 寒くない様にって 」
「 キャハハハ 」
「 ドングリ坊や 似合う、似合う 」




◎ ( とっ君 )

「 とっ君 」
「 なっ、何なんだよ~ 君付けされると
           背中に寒気が走るんだけど 」
「 思ったんだけど クリスマスケーキ
今年は5号位の一回り大きいのがいいなぁ~ 」
「 別に良いけど 食べ切れね~んじゃ? 」
「 大丈夫!!私、自信有るもん 」
「 カロリー取り過ぎじゃね 」
「 うん、それじぁ二日越しにするから ねっ、 」



◎ ( 箕面の滝 )

朝9時半ごろに大滝上の
箕面大日駐車場に着いたけど
車から降りる頃には
満車になっちゃいました

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「 やっぱ、山の上は冷えるね 」
「 とっ君、コートを買っといてよかったよ 」
折り返しの坂を600m程降りると
大滝が見えて来ました


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大滝前で紅葉の天ぷらを買ったけど・・・
お味はと言えば、オットットの甘い版って感じ


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「 駐車場近くに有る
    杉の茶屋の方が50円安くなってら 」
「 自販機だって山値段だから、そんなもんでしょ 」
「 お猿さんは山に帰ったのかな? 」
「 用心して、ジーンズにしたけど
    とうとうお猿さんには会わなかったね 」




◎ ( 密かなる存在証明 )

「 何んだ、これ 」
「 エヘッ、 」

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「 お前は、洗濯屋さんかよっ 」
「 うん 」
「 べつに良いけど 意味解かんね~っ 」




◎ ( 何のお祝い )

「 とっ君、此れなあに 」
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「 生キャラメルシフォンケーキ 」
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「 わ~い、頂いていいかしら? 」
「 もう、開けてるでしょ 」
「 これって、何のお祝い? 」
「 う~ん、定時に帰って来たお祝いかな 」
「 土曜日だから 当たり前でしょ 」
「 当たり前じゃ ね~んだけど 」 
「 うん、美味しい~ 」



◎ ( 掬星台 )

「 やっほ~っ 」
「 とっ、念願の掬星台だねっ 」


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時間も丁度午後6時を過ぎた辺り
ケーブルとロープウェイを乗り継いで
掬星台に着く頃には夜景が綺麗だと思うよ


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「 とっ君、執念でここまで来れたね 」
「 粘り強いって言ってくれ 」
「 はい、はい 」


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「 綺麗~っ 」
「 生で見ると一層煌びやかに見えちゃう 」


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