今日の彼女 ( クマさんだぞぅ )

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今日の彼女 ( クマさんだぞぅ )

ガチャッ

「 えっ、居たの? 」

「 うん、お先にシャワー頂きました 」

「 ホラっ 」

「 おっ、生脚っ 」

ガチャッ

「 クマさんが冬眠から覚めちゃうぞ 」

「 ガオーッ 」

「 キャーッ、片牙折れが来た~っ 」

Photo
事情は此方のページの最後 →

「 古っ 」

「 私より年上が何言ってんの 」





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富永一樹と紹介彼女の恋愛事情

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「 カッキ 朗報だ ! 」
「 誠司 いきなりなんだよ、」
「 真美が お前に女の子を紹介してやるってよ 」
「 おお それはそれは ありがたき幸せでございます 」
俺の名は 富永一樹 車のウィンドー越しに 今話しているのが
ダチの木村誠司で そんでもって誠司が今付き合っている
彼女の名前は坂口真美である
「 真美の友達だから おしとやかタイプじゃねーとは思うが 」
「 なんでも 一人っ子の箱入り娘って話だぜ 」
「 だかんなー 来週の日曜日
四人でフリマに行くから 其のつもりで居ろよ 」
「 わかった 真美ちゃんによろしく言っといてくれよな 」

そんなこんなで ワクワクしながら日曜日を待った

其の日は 誠司の車に俺も乗り込んで
途中で真美ちゃんと謎の彼女を拾って
フリマに出かける手はずに成っていた
待ち合わせの場所に車を横付けすると
手はず通り 既に二人が待っている
おっ、メガネっ子だ フェチではないが好みである
二人はさっさと車の後部座席に乗り込むと
真美が俺に紙切れを渡しながら
「 此の子は籐崎由美子ちゃん そしてこいつがカッキこと富永一樹 」
「 はじめまして 」と俺は軽く会釈をした
後部座席の彼女もまた「 はじめまして 」と返す
真美から渡された紙には
彼女の名前と住所・自宅の電話番号が記されていた
(  あれ 携帯ナンバーは無しか?
う~ん しょっぱなからごちゃごちゃは言えねーなー  )
(  やっぱ 初顔合わせだから警戒されてんのか?
それとも自宅番号は踏み絵なのかな  )
そんなことを思いながら 紙を眺めていると 真美が
「 カッキもプロフィール書いて渡すのよ 」
「 あっ ごめん 今書くからちょっと待ってて 」
一応 基本的な事はメモるつもりで 紙とボールペンは用意していた
俺は一字一句を丁寧にかつ 事細かに書き終えると
後ろを振り向いては
「 よろしく! 」と彼女に手渡した
フリーマーケットでは それぞれカップルに別れて行動したのだが
彼女との間隔は人一人入れる距離を保ったまま
出店品を見ては「 これ かわいいね 」などと言う程度で
気の利いた会話も出来ないまま歩き回った
( くーぅ なにやってんだ俺 これじゃ彼女に嫌われちまうぞ )
自分を持て余している処に
しばらく遠くから俺たちを観察していた 誠司と真美が歩み寄る
真美は彼女を連れ 俺は誠司に連れられ少し離れた位置で話し込んだ
「 すまん せっかくお膳立てして貰ったのに 何にも話せねーでやんの 」
「 彼女に嫌われないように もう祈るしか手立てがねー 」
「 おまえなー ここは マメ男くんの押しの一手だぜ 」
「 がんばれ ! 」そう言うと 誠司は俺の背中をバーンと叩く
俺はとうとう最後までこれと言ったことも無く
只不安な気持ちを抱いたまま
近くの駅から 帰路につく彼女を見送る 結果と成ってしまった
彼女の姿が見えなくなると 早速のように真美ちゃんに聴き質してみる
「 彼女、俺の事なんて言ってた 」
「 別に取り立てたことは 聞き出せなかったけど 付き合ってみるってさ 」
「 えっ ほんと 今日はつまんないとかは 言ってなかった 」
「 誠司 俺 次はどうしたら良いのかなー 」
「 俺に聞くな ! さっきも言ったろ マメ男くんの押しの一手だって 」
「 おまえが 動かなきゃ どうしようもねー じゃねーか 」
「 ああ 危ういがまだ希が有るなら 縋り付いてみるしかねーな 」
俺は 翌日仕事を終えると
意を決し 彼女の住所を頼りに自宅の場所を調べ
自宅近くのコンビニまで車を走らせると
其処から彼女の自宅に恐る恐る電話を掛けた
[ トルルー トルルー ] 三人家族だと聞いているから
彼女が電話に出る確率は三分の一 もしくはそれより低いかもしれない
「 はい 籐崎ですが 」 ビンゴ ! どうやら親父さんの様である
「 富永と申しますが 籐崎さんのお宅でしょうか 」
「 はい そうですが 」
「 籐崎由美子さんは ご在宅でしょうか 」
「 はい 少々お待ちください 」
心臓がバクバクいって 保留メロディーが小さく聞こえる
「 はい お電話代わりました 由美子です 」
「 あっ 富永ですが 近くのコンビニ○○店判ります 」
「 ええ 判ります 」
「 今 其処に居るんですが もしよかったら
お茶でもご一緒できればと思いましてお電話しました 」
「 ・・・ 」
「 はい わかりました 暫く待って頂ければそちらに伺います 」
俺は車越しに ぼんやりと周りの風景を眺めながら 彼女を待った
と、誰かが俺の背中を突っく
「 こんにちは 」「 ちょっと 待たせたかな~ 」
手を後ろに組んで 上目遣いに見つめる彼女は
昨日とは容姿が がらりと違っていた
眼鏡は掛けていないし ワンレン・ヘアーがポニー・テールに変わり
服装も巻きスカートにレース使いのジレといったものから
紺のボーダー・カットソーにジーンズといったかんじで
ショナ ショナから ケロ ケロってもんである
「 えっ メガネはどうしたの 」
「 コ・ン・タ・ク・ト 」
( それは判るんだけど 俺の聞きたい所は今の格好は
イメージ・チェンジなのかレギュラー・スタイルなのかって所なんだけど )
「 とりあえず 近場で
何処か落ち着いてコーヒーでも飲める所 知ってる? 」
「 近くに コーヒーだけでもOKのステーキ・ハウスがあるわよ 」
「 じぁあ 其処にしようか 」
彼女を助手席に乗せて
指示どうりに車をしばらく走らせた所に その店は有った
店内に入ると 俺たちは少し奥まったテーブル席に向かい合って座り
( コーヒーだけじゃ 間がもたねーなー )
「 由美子さんは ここのお店にはよく来られるのですか 」
「 そんなには 」「 いままでに何度か来た程度です 」
「 じゃあ ここのオススメって 何か有りますか 」
「 ベーシックなステーキ・セットが十分オススメです 」
「 僕は夕食が未だなんですが 由美子さんは? 」
「 私も夕食は未だ採ってないです 」
「 もしよかったら
このステーキ・セットを二人前オーダーしてもいいですか 」
「 え ええ 」
「 あっ 御家の方に食事を済ませて帰る旨を連絡してください 」と
携帯を差し出す
「 あっ いいです 自分の携帯を持って来てますから 」
彼女が携帯を取り出すと同時に 俺は素早く
「 もしよかったら 携帯番号の交換をお願いできますか 」
「 は はい 判りました 」 ピッピッピピピッ
( しゃー 携帯番号ゲット ! 順調、順調 )
トルルルー、トルルルー、トルルルー
「 あっ、お母さん
今○○ステーキ・ハウスに居るんだけど 食べて帰るから、それじゃ 」
( 俺の手前 なんだか会話が短かった様な気はするが )
「 由美子さんは真美ちゃんとは 長いんですか? 」
「 う~ん 三ヶ月ぐらいかな 」
「 真美さんとは 同じイベント食堂でのアルバイトで知り合ったの 」
「 今は そのアルバイトも終わって
今は週四回クレィシスでエレクトーンを教えてます 」
「 クレィシスって ? 」
「 トランペットからドラムまで楽器全般を教えるミュージック・スクールなの 」
「 富永さんは どういうお仕事をなさっているんですか? 」
「 あっ 一樹と呼んでもらえませんか そしてもし恋人成れたら カッキと 」
「 僕はアパレルの営業・配送をしています 」
「 真美ちゃんに言わせれば 呉服問屋の丁稚ふぜい らしいですが 」
「 趣味は今のところ 車とスケート・ボードに耽ってます 」
「 自宅近くの緑地公園に ナイター設備のあるボード場が有って
大抵はそこに 昨日一緒に居た誠司とつるんでます 」
「 私の方は 時間が許す限り バンドの練習に明け暮れてます 」
「 一樹さんは 音楽か楽器について興味は 」
「 もっぱら J-POPを聴く位のもので 楽器はまったくダメなんです 」
「 よかったら一度 バンドの練習を見に来ませんか 」
「 えっ いいんですか 」「 それならば 是非ともお願いします 」
「 直ぐには無理ですが リーダーの了承を貰ったら連絡しますから 」
「 ありがとうございます それはそれとして
ところで 紅葉の季節ですから
来週か再来週にでも三千院に行きませんか 」
「 ええ 行って観たいですね 」
「 本当ですか それならば予定を決めましょう 」
「 日にちはいつが良いですか 」
「 私としては 来週か再来週の土曜日がいいです 」
「 じゃあ 来週の土曜日の
時間は現地までの片道所要時間1時間半として
朝9時に先ほどのコンビニで待ち合わせということで良いですか 」
「 はい わかりました 」「 その日がとっても 楽しみです 」
( お~っ デートの約束まで決めたぜ 偉いぞ俺 )
その後は
彼女の音楽談義を聞きながら食事を済ませると
自宅前まで彼女を送り 家路に着いた

デート当日は 天候にも恵まれ 晴れ渡った晩秋の空が広がっている
約束の9時より少し前に コンビニに車を乗り付けると
既に彼女が待っていた
今日の彼女のスタイルは
黒のスパッツに淡い模様のロング・セーターにピンクのダウンといった
服装以外は
前回 共に食事した時の容姿とは 格段の違いは見受けられない
「 待たせちゃいました? 」
「 いいえ そんなことは無いですよ 」
「 じゃあ 行きますか! 」
「 はい 」
カーステレオには
無難所のポピュラーのオールディーズを
MP3で150曲ほど仕込んでおいた
( まっ、幾らかは移動時間の合間を埋めてくれるだろう )
京都市内手前で渋滞に引っかかった
「 すこし 裏道に入りますね 」
「 此の車カーナビが付いてないようですが 道、判ります 」
「 大丈夫です 日ごろ仕事で走り回っている分
道に関しては詳しく成りましたから 」
予定より 若干 現地到着が遅れたものの
10時前には三千院にたどり着いた
駐車場は 思いの外混んでおらず すんなりと車を駐車場に止めると
直ぐ脇に 三千院への案内と参道が見て取れる
( 今日の俺の課題は彼女と手を繋ぐ事にある
その為に坂道の多い此処 三千院をチョイスした )
参道を暫く歩けば 彼女の足取りが落ちて
その時手を繋ぐ好機が遣って来ると考えていたのだが
参道の半分まで来ても 彼女の健脚は健在であった
( 作戦変更 )
「 由美子ちゃん~ ちょっと待って 」
そう云いながら 俺は疲れた感じで右手を出し示す
彼女は思わず 俺の右手を掴んだ
俺は次に 左手の親指を立ててグッド・サインと満面の笑顔を彼女に送る
「 えっ なに・・・ 」
「 ヘヘヘ 由美子ちゃんと手を繋ぎたかったんだあ~ 」
「 あら そうなの 」
彼女はこのペテンに あっけらかんと答え
手を振り解く事もしないでくれた
手を繋いだまま 参道を上がって行くと
アイス・きゅうりと書かれた看板が眼に留まる
「 これって 何だろう 」「 由美子ちゃん 知ってる 」
「 うん~う、知らない 」彼女は首を横に振って見せた
「 買って見様かー ! 」
店の人に二本注文しすると
一樹の手に渡された物は
胡瓜の浅漬けを一本づつ串に刺した物であった
その一本を彼女に手渡すと
彼女は胡瓜の先の方から少し口に入れ「 美味しい 」
俺も続いて 胡瓜をかじって見る「 うん 意外といけるかも 」
少しお行儀が悪いと知りつつも
参道の端に寄って 二人して浅漬けを食べ尽くした
本院の山門を潜り 本殿の中に入ると
案内のお坊さんが 今日は絶好の紅葉狩り日和と説いていた
庭園を見た後に 宝物殿の脇を通り抜けると
杉木立の下は 一面 苔に覆われている
木の立て札に わらべ地蔵と書かれていた
よぅ~く 見ると こんもり盛り上がった苔の中に顔がある
「 由美子ちゃん あれ
あそこの盛り上がった所に かわいいお地蔵さんが居るよ 」
「 あっ ほんと これを見るだけでも来た価値があったわね 」
「 ほんと ほんと 」
二人は手を繋いだまま 暫し 叙情的な此の風景に見入っていた
次に石段を登ると 別院が在り
その前では緋毛氈を敷き詰めた椅子で 抹茶が振る舞われていた
二人並んで 緋毛氈の上に腰掛けて抹茶を頂いたが
気分のせいか苦味など感じない
改めて近くで 由美子ちゃんを只見つめてしまう
「 ん、なに 」「 うん べつに 」「 なんなのよ~ 」
「 うん 君に見とれてただけ 」
「 臆面も無くハズイこといぅわねー 」
「 うん、ハハハハハ 」「 フフフ、フ 」
三千院を後にして 参道を降りるとの寂光院案内板が有った
「 由美子ちゃん 寂光院にも行って見る、
途中で食事が出来るところが有れば食事するつもりで 」
「 ええ すこし休憩出来れば 休憩したいと思っていたの 」
寂光院への縮小地図を頼りに歩き出したのだが
思いの外 寂光院のある場所は遠かった
中々辿り着けない目的地を前に
余程 引き返そうかと口を開きそうになる俺に
「 少し遠いみたいね でも 絶対見に行ってやるわ 」
( あれ 結構意地っ張りなとこがあんのかな )
「 おっ、 見えた あそこじゃないのかなー 」
少し歩くと 要約 寂光院の門前が見え 更に眼を移すと
寂光院の向井側に
湯豆腐と懐石料理と書かれたお店を見つけることができた
「 由美子ちゃん さすがに疲れたっしょ 」
「 此処で休憩してから 寂光院を拝観するとしましょうか 」
「 ええ 賛成 」
お店のテーブルに着くと 俺は早速メニューを指し示し
「 何が好い 」と聴くと
「 少し軽めの物が良いわ 」という返事が返ってきた
「 それじゃあ このミニ湯豆腐セットなんかどうかなー 」
「 美味しそうね それでいきましょ 」
寂光院への道行きで すっかり時間を使い切った為
拝観後は帰路に着く時間が差し迫ってくる
帰りの道行きは
由美子ちゃんの足取りもさすがに重いように見えたが
「 今日は楽しかった 」と自分を励ますように 俺に話しかける
車の有る駐車場に辿り着くと
先程歩いて来た道の空は 赤い夕焼け空に変わりつつあった
帰りの車中では 由美子ちゃんの口数もめっきり減り
俺は少々スピードを上げて帰路を急ぐ
やがて 由美子ちゃんの自宅に着いた頃には
陽はどっぷりと落ち 暗くなってしまっていた
彼女を車から降ろすと
バックシートから袋に入った小振りの荷物を取り出し
「 これ おみやげ 」「 えっ 私に? 」
参道で彼女が小物雑貨のお店に入った隙に
買い求めた菓子折りである
「 家族の方とご一緒に食べてくださいね 」「 ありがとう 」
( よし! マメ男君 好感度 1up )
「 今日は歩き回り過ぎたけど
これに懲りずにまたご一緒できればと思ってます 」
「 一樹さんも運転疲れたでしょ 今日は本当に楽しかったわ 」
「 今日はゆっくり休んでくださいね 」「 またね、お休みなさい 」
「 おやすみなさーい 」
彼女が家の中に姿を消すまで 俺は小さく手を振った
( 少し疲れさせたみたいだけど
またデートに誘っても答えてくれるのかなー )
次のデートの計画はと あれこれ思い悩む日々を過ごしている内に
彼女からメールが届いた
[ 来週の火曜日 午後11:00バンドの練習があります
ご都合はいかがですか連絡をお待ちしております  ]
すぐさま 俺は 電話を掛けた
「 由美子ちゃん 俺の方は全然大丈夫ですから
是非練習を見学させてください 」
「 はい 判りました
又 いつものコンビニで当日の10:30頃に待ち合わせましょ 」
バンドの練習場所は雑居ビルの立ち並ぶ一角に有り
車を近くのコイン・パークに止め その場所に入って行くと
其処はコンクリート張りの何も無い空間にいくつかの楽器が置かれ
センター位置には マイクが二本立っている
ベース・ギターを抱えた長身の男性がこちらに向かって歩いて来た
「 リーダー ! この前話した この人が富永一樹さん 」
「 一樹さん この人がバンド・リーダーの吉田訊さんです 」
「 はじめまして 吉田訊と言います 俺達メジャーを目指してますが
今のところイベント廻りが主な活動なんで 応援ヨロシク 」
「 あっ どうも 富永一樹です
今日は皆さんの練習を拝見出来ると聞き やって来ました 」
「 お邪魔でなければ
是非とも隅の方で結構ですから 聞かせていただけますでしょうか 」
「 いえ いえ
一人でも観客が居るだけでテンションが上がるってもんです 」
「 是非とも 正面の位置で聞いていて下さい 」
「 一樹さん 此処に座って居てね 」
由美子は折りたたみイスを
マイクより少し離れた正面に置いて 一樹を促す
「 お~い 皆始めるぞー 」
バンドのメンバーは女性二人と男性三人の計五人の構成の様である
最初はベーシックなコーヒー・ルンバから始まり
オリジナルらしきスローな曲から
徐々にアップ・テンポな曲に移行していった
演奏を続ける中で 時折 由美子ちゃんが
ボーカルに加わる ツイン・ボーカルの曲も有った
又、演奏途中で何度も同じセッションを繰り返しやり直すのだが
俺には彼らの言うところの 音のズレなど聞き取ることは出来なかった
約三時間程度の練習を終え 由美子ちゃんが駆け寄ってくる
「 お疲れー 」
「 一樹さん 退屈じゃ無かった 」
「 そんな事無いけど それより 由美子ちゃん、ボーカルも遣るんだ! 」
「 パートはキーボードなんだけど 最近チョコチョコ絡ましてもらってるの 」
「 だから 此処の所
同じクレィシスの声楽の先生に付いてお勉強中ってとこ 」
「 そうそう 一樹さん 今度、神戸に行かない? 」
( えっ 唐突に彼女からのお誘い びっくりしたー )
「 来月 北野異人館の近くでイベントの予定が入ってるから
下見を兼ねて行ってみたいの 」
「 ねえ どうかな 私のお弁当付きと言う事でお願いできるかな 」
( 断る理由なんて無いっしょ お弁当、お弁当、うれしいな )
「 俺は全然OKだけど 中華街とか王子動物園なんかも行って見ようよ 」
「 ええ いいわねー ところで一樹さんの好きな物って何か有る 」
「 う~ん キンピラ・ゴボウなんか好きだなー 」
( しまったー お弁当にキンピラ・ゴボウってのは 少し間抜けな答えかも )
「 じゃあ うんと美味しいキンピラ・ゴボウ作らなくっちゃ 」
「 ほんと 楽しみにしてて良い! 」
「 そんなにプレッシャー掛けないでよ 」
・・・


今日の空は薄ぐもり いつもの様にコンビニで待ち合わせて
阪神高速に乗って 一路 神戸に向かう車中での話題は
由美子ちゃんのイベント・トークであった
メリケン波止場に有る駐車場に車を止め 徒歩で中華街に向かった
「 あっ 並んでる 並んでる
ショウロンポー買ってくるから ここで待っててくれる 」
「 ええ 」
「 美味しいって評判だから 俺も食べて見たかったんだー 」
今日は後で お弁当が控えているから
二つだけ買い求めて由美子ちゃんの元へ
「 あちちち 」
「 中の肉汁がけっこう熱いから気を付けて食べた方がいいよ 」
中華街は結構な人出であった
俺は人通りを背に由美子ちゃんを庇う様に立って居た
「 人波に酔いそうだね 」
「 そうね、一樹くん、迷子に成らないでね 」
「 迷子札付けとこうか !? 」
「 それより 僕の手をぜったい離しちゃ嫌だよ 」
中華街を一回りして 車に戻ると既に駐車場は満車状態で
三台ほどの車が入り口付近で待っていた
「 少し早めに 家を出て正解だったね 」
「 そうね 一樹くん 次は何処に行く予定かな 」
「 あっ 由美子先生 次は北野異人館に行って
その次に王子動物園でお弁当にして下さい 」
「 はい、解りました
私たちが出るのを待っていらっしる車がおります
早速、出発致しましょう 」
「 では、では そのように 」
キュル キュル
俺の車は神戸の坂道を上がり やがて道沿いにある
三台ほどの駐車スペースだけのコイン・パークに車を止めると
「 ここの横に有る 細い路地を上がれば 風見鶏の家が有るんだよ 」
「 けっこう穴場の駐車場を知ってる 俺って偉い? 」
「 えらい、えらい 」
異人館の通りはポイントが点在している為か 人ごみと言う様な事は無かった
由美子ちゃん達のバンドが 来月イベントを行う予定の広場では
今日は大道芸の人たちが パホーマンスを行っていた
六甲山から時折吹く風は 背筋を少し冷やす感じがして
俺たちは三軒程度の異人屋敷を見終わると車へと戻った
「 お嬢様 次は王子動物園でよろしゅうございますか 」
「 うん じいに任せる 」
「 はい 左様に それではお車をお出し致します 」


俺が通り抜けるつもりの道は
途中で工事中だった為 左折したのをきっかけに
次々と 一方通行に出くわし
等々、王子動物園を通り過ぎ 動物園の山側に出てしまった
( 道に詳しい振れ込みの手前
迷ったのがバレちまわねーかドキドキだぜ )
「 由美子さん そろそろ お昼時だから 園内でお弁当を頂けますか 」
「 ええ そうしましょうか 」
「 お茶は買っときますか 」
「 いいえ 水筒の中に暖かいお茶も持参しています 」
門を潜り 俺達は植え込みの斜面にあるベンチでお弁当を広げると
少し大きめのタッパーに 小振りのおむすびが整然と並び
そして もう1つのタッパーには
卵焼き、定番のタコさんウィンナー、白和え、キンピラ・ゴボウが入っていた
「 私の手作りですから
味はともかく 毒は入ってないから 安心して食べてね 」
「 白和え、からキンピラ・ゴボウまで 手間掛かったでしょう 」
「 ええ 徹夜しました つって、 嘘ですけどね 」
「 美味しそうですね、早速 頂いて良いですか 」
「 キンピラ・ゴボウの味付け、
少し濃いかもしれませんから 今 お茶を入れますね 」
「 ありがとうございます
そんなに濃くも無いです 十分完璧で美味しいですよ 」
楽しい、楽しい食事を終わり 俺達は手を繋いで園内を散策した
キリン舎では、目の前までキリンの顔が迫ってくる
レッサー・パンダは寝ぼすけなのか
穴ぐらに入ったまま 何処を探しても見つけられなかった
楽しい時間は あっという間に経ち 直ぐに帰宅時間を迎えてしまう
今回は 前回の反省を踏まえ 残念ではあるが
疲れを貯めない内にと早々に引き上げた
由美子ちゃんの自宅前に彼女を降ろすと 俺は
「 次回は 六甲山でも行きませんか 」「 ええ また連絡を入れます 」
「 じゃ また今度 」「 連絡待ってマース 」
由美子ちゃんから待望のメールが届いたのは
それから三日後の事であった
「 いつものコンビニで待っています 逢えますか? 」
俺は次のデートの日程などに考えを巡らせながら
待ち合わせ場所に向かった
待ち合わせのコンビニ前では 既に彼女が来ており
小さく手を振りながら俺を迎えてくれる
「 車の中で お話、いいですか 」
「 あっ ごめん 外は寒いよね 」
「 で、六甲の予定なんか決めて置きますか? 」
「 そのお話ですが 」「 ごめんなさい 」
「 え、なに 」
「 じつは・・・ リーダーに・・・ コクられて・・・ 」
後に続く言葉は 俺の耳には入ってこない
いきなりの死刑宣告である・・・
「 じゃぁ 私行くね 」
彼女は車のドアをそっと閉めると 足早に帰っていった
車の中では 振られ男が ただ呆然と暫くの間
車の天井を見つめるだけであった
・ ・ ・
誠司の部屋に居た 俺の顛末の事後報告の為である
「 お前 それって 当て馬にされたって事じゃん 」
「 今回は 運が無かったと すっぱり諦めるしかねーな 」
真美が口を挟む「 カッキ元気出しなさいよ、こんな事慣れっこでしょ 」
「 全然 慰めになってねーし 」




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