性暴力、独りで悩まず「SATOCO」へ 滋賀県、薬局に広告
性犯罪や性暴力に遭った人たちを支える電話相談窓口「SATOCO(サトコ)」の活動を多くの人に知ってもらうため、滋賀県は県薬剤師会と連携して県内の薬局約550店に周知広告をこのほど設置した。
望まない妊娠や性感染症を心配する被害者を支援するため、薬剤師会に協力を要請した。会員の薬局が妊娠検査薬の近くなどに、電話相談の番号を書いた周知広告を並べた。
サトコは県と県警、県産科婦人科医会、NPO法人おうみ犯罪被害者支援センターの4者が2014年に開設。女性看護師が24時間、365日対応しており、15年度は前年度に比べ2倍超の733件の相談があった。
県薬剤師会の隠岐英之常務理事は「大勢が立ち寄る薬局に置くことで、悩んでいる被害者らの目にとまれば」と話している。
相談は携帯電話090(2599)3105。無料。
サトコをPRする広告(大津市中央1丁目・オキ薬局)