無理心中か…海中の車から“父子”２遺体

無理心中か…海中の車から“父子”２遺体

　大阪府堺市で、海に沈んだ車の中から２人の遺体が見つかった。今月から行方がわからなくなっていた父親と息子とみられている。

　現場は、堺市堺区築港南町で、２４日午後、警察官が海に沈んでいる車を発見し、引き揚げたところ、中から成人男性と男の子の遺体が見つかった。死後数日が経過しており、目立った外傷はないという。

　警察によると、２人は今月５日から行方がわからなくなっている堺市内に住む５１歳の父親と６歳の息子とみられ、届けを受けた警察が父親の携帯電話の位置情報をもとに捜索を行っていた。

　行方不明になった当日は、離婚し親権を失った父親が息子と会っていたということで、警察は、無理心中の可能性もあるとみて、身元の確認を急いでいる。

海中の車に２遺体＝不明父子無理心中か－堺

6月25日0時49分 時事通信

　２４日午後２時半ごろ、堺市堺区築港南町の岸壁で、海中に軽乗用車が沈んでいるのを大阪府警堺署員が発見し、車内から成人男性と男児の遺体が見つかった。遺体は行方不明となっている堺市の無職男性（５１）と小学１年の男児（６）の父子とみられ、同署は身元確認を急ぐとともに、無理心中の可能性もあるとみて調べている。
　堺署によると、遺体に目立った外傷はなく、遺書などは発見されていない。不明男性の元妻が６日に行方不明届を同署に出していた。不明の男児はこの元妻と暮らしていたという。