阪堺線に乗った。すると、向かいの席にカオナシが座っていた。一瞬、ぎょっとした。
カオナシは始終無言。そして川の土手にあるひっそりした無人駅で降りて行った。
『文鳥夢十夜』みたいだった。
これがもし暗くなってからのことだったら、すっごく怖い。でも昼間のことなので、みんな微笑んで見ていた。
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後でネットで見ると、このカオナシさんは、時折姿を現す阪堺線ファンの人のようだ。無言でおとなしく乗っているが、子供が乗ってきたら手を振り、大人には写真を撮ってくれるようにアピールする。なかなかの人好きするカオナシなのだ。携帯やカメラを向けると味のある手書きの紙を広げ持つ。
「赤字のチンチン電車に
勝手に応援に来ています
ブログをしていたらのせてね
もっとお客さんが来たら
たのしいよね
阪堺線のカオナシ」
カオナシに拍手。
大阪、堺で唯一現存する路面電車は、しばしば廃線を取沙汰されてきた。今回もなんとか廃線を免れた。そして今月15日からは、全区間200円(現行1区は200円、2区は290円)に値下げするので、乗りに行く価値はあり。あびこ道駅の売店で、ミニ車両キーホルダーやマウスパッド、旧車両の模型などお土産も買える。昭和3年製造の古い車両は乗ると結構揺れるが、内装はなかなかの雰囲気である。
フェスティバルゲートをつぶれたテーマパークに、スパワールドを油屋に見立てて何かすればいいのにという案(はてなダイアリー「テレビ・コマーシャルの考古学」より)は、なるほど素晴らしい!ついでに浜寺公園に銭婆(ゼニーバ)の家を作るとか?(笑)もう、いっそのこと正式にジブリと提携しちゃえば?(笑)
あと、バリアフリー化も望まれる。広電では旧車両のステップには、小さいながらも補助ステップを取り付けていた。また、エリザベト音大前へ行くのに乗り換えホームを探してまごついていたら、車掌さんがわざわざ電車を降りて教えに来てくれた。えらく親切だった。
阪堺線、なんとか頑張っておくれ。カオナシさんも頑張っている。
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いつかお会いできるといいなぁ。
その時は缶コーヒーでもおごるしっ!
あの路面電車は味がありますなぁ。
最近のモノには『味』というものがありませんわ。
つまり、魅力がないのですよ。
嵐電にしても、広電にしても、
この阪堺電車にしても、
車内の非日常感がいいんですよね。
夜乗るともっと雰囲気出ていいですよ。
このままどっか、知らないところへ連れて行かれそうで。(笑)
阪堺線の回数券、
いまどき、紙の11枚一綴りなんですね。
昔のまま?
あれも絶対、存続してほしいです。
ほら、釜爺も大事に持ってたじゃないですか。
びっくりしました。
カオナシさんに出会えるなら乗りたいです。
阪堺電車は大好きです。
夜にこの電車乗ると少し怖いです。
昔読んだ幽霊電車とか思い出します。
それだけ雰囲気があるからだと思います。
もっともっと宣伝して欲しいです。
びっくりしました!
カオナシさんが乗っているなんて!
ほんと、もう少しバリアフリー化されていれば、
もっと乗るのになぁと思います。
ロシアだったかな、阪堺線のチンチン電車の古いタイプが観光用として走っているのをテレビで見ました。
阪堺線、残して欲しいですね、いつまでも。
いいタイミングでご覧になったのですね。
私もこのお正月休みに久しぶりに見たところだったので、
おやおや!と思いました。
それにしてもどこへ行く途中だったんでしょうね。
バリアフリー化がやはりネックでしょうね。
でも古い車両も残してほしいし…。