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舞台”は走る鹿児島市電 東京の演劇集団、原爆テーマに6月上演

(2010 04/10 06:30)
モケレンベンベ・プロジェクトの「桃の実」の一場面=2007年、長崎市(提供写真)
 出征した男性に代わり、戦時中、広島の路面電車で車掌や運転手として働き、原爆を体験した女学生の青春を描いた劇「桃の実」が6月5、6の両日、鹿児島市電の中で上演される。車窓に流れる平和な街並みを背景に、65年前の「ヒロシマ」を“体験”する試み。
 上演するのは、東京の演劇集団「モケレンベンベ・プロジェクト」。原作「チンチン電車と女学生-1945年8月6日・ヒロシマ」(堀川恵子・小笠原信之著、日本評論社)をもとに脚本を作った。
 市電を貸し切り、交通局前を発着点に谷山で折り返し、鹿児島中央駅を経由するコースで約1時間上演する。終戦間近、乗務に明け暮れる中、原爆投下の日を迎えた女学生が、廃虚でひん死の仲間を看病しながら復旧に尽くす物語が繰り広げられる。
 広島、長崎では2007年、被爆者を前に演じ「私たちの体験を再現し、平和の願いを形にしてくれた」との声が寄せられたという。今年は5~7月、初上演の鹿児島を含め路面電車が走る8都市を巡演予定。













以上373comより引用
以下毎日新聞より引用

演劇:戦時下の広島で被爆した女学生の悲劇、走る豊橋鉄道の車中で上演へ /愛知

 ◇来月19、20日計4回

 戦時中、広島市を走る路面電車で出征した男たちに代わり乗務員として働き、被爆した女子学生の悲劇を描いた演劇「桃の実」が6月19、20両日、豊橋市内を走る豊橋鉄道の路面電車内で上演される。実話を元にした鎮魂物語で、席に座った観客の前で物語が繰り広げられる。公演日は偶然、1945年の豊橋空襲の日と重なった。【沢田均】

 東京の演劇集団「モケレンベンベ・プロジェクト」主宰の及川均(54)、藤沢弥生(43)夫妻ら5人が演じる。原作は「チンチン電車と女学生--1945年8月6日・ヒロシマ」(堀川恵子・小笠原信之著、日本評論社)。男性社員が徴兵された後、労働力を補うため設立された「広島電鉄家政女学校」に通う女子学生たちが、運転士や車掌を務めている車両内で被爆し、廃虚の中で電車の復旧に力を尽くした姿を描く。

 及川さんたちは原作を読んで感銘を受け、演劇化した。06年に都電荒川線の車内で初公演。07年夏には長崎、広島の路面電車で公演した。今回は3年ぶりで、5月(23日まで4回)の東京から7月の広島、長崎まで、路面電車が走る全国8都市で順に公演される。

 豊橋の両日は、1945年6月19日深夜から20日未明にかけて市街地が戦火に包まれた「豊橋空襲」の日と重なった。藤沢さんは「あとから知ってびっくり。豊橋の皆さんは協力的で、公演を決めてよかったと思う」と語る。

 「桃の実」は、原爆で死んだ友の遺体を荼毘(だび)に付した後、帰る道すがら食べた桃の味が忘れられないとの、当時の女子学生の手記にちなんでつけられた。「原作にはないが、『桃の実』は女子学生が60年間抱いてきた命の象徴。戦争がテーマの演劇に、みずみずしいイメージがあってもいいと思って」と藤沢さん。海外での公演も視野に入れている。

 2500円(高校生以下1500円)。両日とも午前11時と午後2時豊橋駅前発の電車で2回ずつ上演する。赤岩口折り返しで乗車(上演)時間は約1時間。各回定員40人で予約制。申し込み・問い合わせはモケレンベンベ・プロジェクト(03・3807・1920)。

毎日新聞 2010年5月12日 地方版

演劇:走る路面電車が舞台 原爆投下時の女学生描く 高知で来月12、13日 /高知

 ◇東京の演劇団体

 走行中の路面電車を舞台にした演劇「チンチン電車で心の小旅行『桃の実』」が来月12、13の両日、土佐電鉄の臨時貸し切り電車内で開かれる。原爆投下時、広島で路面電車を運転していた女学生たちを描いた作品。主催する演劇団体「モケレンベンベ・プロジェクト」(東京都荒川区)の藤沢弥生さんは「白昼夢を見ているような感覚になる。楽しんでもらいたい」と話している。

 06年に東京、長崎、広島の路面電車で公演を開始。「被爆地だけの話ではない」と、各地の鉄道会社に掛け合って、全国8カ所での公演を初めて実施する。

 原作は「チンチン電車と女学生-1945年8月6日・ヒロシマ」(堀川恵子・小笠原信之著、日本評論社)。戦時中、男性が出征した後の労働力を補う目的で、10代の女の子を対象とした広島電鉄家政女学校が創設された。学業と勤務を兼ねていたが、戦局の悪化に伴い勤務のみに。原爆投下後、仲間の救護や電車の復旧に尽くしたが、復員した男性に職を追われ、学校も廃校となったという。

 当日は、土電の協力を得て臨時電車を走らせる。JR高知駅を出発、一条橋(高知市大津甲)で折り返し、はりまや橋が終点となる1時間の特別コース。通路で繰り広げられる出演者5人の掛け合いを観客は座席から見る格好となる。当時と現代をつなぐ役割を担う人物も登場させるという。

 藤沢さんは「日常にも戦争の種はあると感じてほしい。おもしろい演出もあります」とPRしている。

     ◇

 公演は、両日ともに午前11時と午後2時の計4回。乗車料2500円(高校生以下1500円)で、各回定員40人の予約制。問い合わせは、高知演劇ネットワーク演会事務局の岡村実記さん(090・7625・9674)かメール(enkai@kochi-engeki.net)で。【千脇康平】

毎日新聞 2010年5月21日 地方版


以下読売新聞より引用

走る土佐電「ヒロシマ」上演

被爆の女学生ら描く 来月12、13日

 原爆投下時、広島市内の路面電車で働き、被爆した女学生たちを描いた演劇「チンチン電車で心の小旅行『桃の実』」が6月12、13日、土佐電鉄(高知市)の走行中の路面電車内で上演される。女学生の体験談や手記を元にした悲劇。貸し切り電車の通路を舞台にし、両側の座席から鑑賞するという趣向で、劇団を主宰する藤沢弥生さん(43)(東京)は「核を過去のものではなく、自分たちの身近な問題として受け止めてほしい。核のない世界に思いをはせて」と話している。

 出征した男性社員に代わり、運転士や車掌となった広島電鉄家政女学校の学生らの実話を記した「チンチン電車と女学生――1945年8月6日・ヒロシマ」(堀川恵子・小笠原信之著、日本評論社)が原作。女学生らは被爆し、傷つきながらも、瀕死(ひんし)の仲間を看病。戦後は街の復興のため、廃虚の街に電車を走らせた。

 上演を企画したのは、東京の演劇ユニット「モケレンベンベ・プロジェクト」。藤沢さんと夫の及川均さん(54)が2006年1月、原作を読んで感銘を受け、物語のモデルとなった女学生を取材。証言や手記をもとに脚本を書いた。

 同年7月、都電荒川線(東京)で初演。07年には広島、長崎でも上演した。3年ぶりの今回は5月中旬~7月中旬、路面電車が走る全国8都市で公演する

 12、13日とも午前11時と午後2時から、高知駅前発の臨時電車内で公演。一条橋で折り返し、はりまや橋が終点となる。上演時間は約1時間。出発30分前から受け付け、15分前までに手続きすること。「乗車料」は2500円、高校生以下1500円。各回定員40人で、事前予約が必要。申し込み、問い合わせは高知演劇ネットワーク演会事務局の岡村さん(090・7625・9674)。

2010年5月25日 読売新聞)

以上引用

確か1年前に広島で上演されたときの記事を読んで感動していたのを覚えている・・。

そんな事実があったのかということと・・・電車という空間を利用した取り組み・・・。

変わる風景・・・日常的な音や風景・・・そんな中での感覚・・・。

一種の新たな舞台というのが路面電車の中で空間創造ができるということ・・・。

紹介するまもなく終わってしまったのも多いが多分来年も各地で行われることであろう・・。

戦争の風化ということもあるし路面電車の空間利用、舞台環境という意味でも注目を集める企画である・・。