福岡 裏金事件・・・01 | 堺 だいすき ブログ(blog)

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福岡県の副知事接待疑惑 調査委設置へ  2009-12-18

「別口座にも3000万円」福岡県幹部接待費か 2009-12-20

福岡県副知事が辞意 県町村会詐取 「道義的責任とる」 2009-12-20

の続き


中島副知事が辞表、接待疑惑解明が焦点に

 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、中島孝之・副知事(67)は21日午後、麻生渡知事に辞表を提出した。知事はこれを受理し、正式に辞任となった。県は週内に外部の専門家を含めた調査委員会を発足させる方針で、疑惑解明が今後の焦点となる。

 麻生知事は当面、ほかの2人の副知事とともに県政運営にあたる方針。調査委員会では、過去数年間に町村会とかかわる仕事をしてきた職員から接待の有無などを聞き取り調査する。

 中島副知事は、町村会を巡る詐欺事件で逮捕された同会業務課参事、天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)らから、飲食やゴルフの接待を受けたり、プロ野球観戦のチケット代を支払ってもらったりしたとされる

 中島副知事は当初、読売新聞の取材に対し、「接待を受けたことはない」と疑惑を否定。17日には報道陣に「捜査中の事件なので、申し上げることはできない」と述べ、19日に麻生知事と面会し、「職務遂行に支障が出ており、道義的責任を取りたい」と辞任の意向を伝えた。

 中島副知事は1964年県庁入り。地方課長、企画振興部長などを経て、99年、副知事に就任し、町村会顧問も務めてきた。

2009年12月21日 読売新聞)

福岡副知事の観光旅費、町村会負担…裏金支出か

 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、辞任の意向を示している中島孝之・副知事(67)が、公務で東京に出張した際、近辺の観光地を旅行し、その旅費を町村会側に負担させていたことが20日、関係者への取材で分かった。

 県警は、この旅行にも町村会業務課参事、天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)らがプールした裏金が使われたとみている。

 関係者によると、中島副知事は、東京で開かれる町村会の全国会議に出席した際、近くの観光地にも足を延ばしていた。出張には天野被告も同行しており、数回にわたって出張先近辺の旅行を企画。その費用は町村会側が支払っていたという。

 天野被告は、元町村会事務局次長、田中剛佑被告(70)(同)らと共謀。コピー用紙を架空発注する手口で町村会事務局から、約100万円を詐取したとして逮捕された。県警は、天野被告らが同様の手口で、財団法人・福岡県市町村振興協会など複数の団体からも1000万円以上をだまし取ったとみて捜査している。

 詐取した金の使途について、天野被告は「中島副知事ら幹部を福岡市・中洲の高級クラブやマージャン、ゴルフで接待するために使った」と供述。さらに、中島副知事がクラブのホステスらとヤフードーム(福岡市)でプロ野球観戦をする際にも、天野被告らが同席し、チケット代や飲食代などを支払っていたことがわかっている

2009年12月21日09時16分 読売新聞)

生え抜き「影の知事」…裏金接待疑惑の福岡副知事

 21日にも辞任する福岡県の中島孝之・同県副知事(67)は、市町村運営を指導・助言する「地方課」畑を歩んできた生え抜きのエリートだった。

 町村会幹部が、市町村に多大な影響力を持ち続けてきた県政ナンバー2とのパイプ作りのため、裏金に手を染めたという構図が浮かび上がる。

 中島氏は副知事になって10年余。3人いる副知事で最も県政を熟知し、重要案件の推進や県議会との調整に不可欠な存在で「影の知事」とも呼ばれた。

 1964年に入庁。地方課(現・市町村支援課)の参事、副課長、課長を歴任。約20年間にわたり、市町村とのかかわりが深い仕事に携わり、企画振興部長だった99年に麻生渡知事の目にとまって副知事に抜てきされた。県議らは「労を惜しまず足を運ぶ気配りの人」「アメとムチを使い分け、物事を上手に進める」などと評する。

 副知事2年目、筑後川の中州に計画されたごみ施設建設を巡る市町村間の対立では、仲介役を務めた。「関係首長をよく知っているからと頼まれた」という中島氏はこの時、町村会の顧問に就いた。

 ほかに接待を受けたとして、名前が挙がっている県幹部も中島氏の腹心で、地方課畑の職員やOBだ。

 「県庁の御三家と言えば、財政、人事、旧地方課。町村会にとって、地方課出身で県の中枢にいる中島さんとのパイプ作りは当然の仕事だった」。県幹部は、今回の接待疑惑をこう読み解く。県職員人事にも強い影響力を持つとされる中島氏は、近い関係の幹部を各部局に配置し、町村からの要望を直接指示できる立場だった。

 県はカラ出張などによる裏金問題が発覚した96年以降、再発防止策を講じてきた。ベテラン県議は「町村会は県民の目が届きにくい。県の幹部たちは、それに乗じて甘い汁を吸い続けたのではないか」と指摘する。

 「旧通産省出身の知事が打ち出す政策は先進的だが、実現への課題も多い。中島さんは、その折衝を一手に担ってきた」。県庁内から調整役を失った県政の停滞を懸念する声も上がっている。

2009年12月21日09時18分 読売新聞)

町村会接待疑惑、福岡県が調査委設置

 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、麻生渡知事は24日、疑惑の解明にあたる「職員倫理調査委員会」を設置した。委員は6人で、来年1月5日にも初会合を開く。

 疑惑が取りざたされて辞任した中島孝之・前副知事(67)のほか、在職中に町村会とかかわった県OBの調査について、知事は「組織を離れて処分はできないが、どういうことが起きたのか聞く必要はある」と語った。

 6人は、弁護士や北九州市立大教授ら専門家4人と、海老井悦子・副知事、山野謙・総務部長。4人は県職員倫理審査会委員などの役職を務めており、報道陣が「客観的な調査ができるのか」などと質問。知事は「調査の性格、内容を考え、県について知識や経験がある方を選んだ」と答えた。

 調査委は、過去5年間に町村会とかかわる仕事をしてきた職員らから接待の有無などを聞き取りする。中島前副知事のほかに接待を受けたとされる県企画振興部(現企画・地域振興部)の部長(退職)、旧地方課(現市町村支援課)の課長からも事情を聞く見通し。

 調査結果を取りまとめる時期は未定だが、知事は「だらだらとやるわけにはいかない」と早期結論を求める意向を示した。

2009年12月24日 読売新聞)

福岡県町村会裏金問題、振興協会分で再逮捕へ

 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、福岡県警捜査2課と博多署は、関係団体の財団法人・福岡県市町村振興協会でも物品の架空発注が行われていたとして、町村会業務課参事、天野敏哉(49)(詐欺罪で起訴)、元町村会事務局次長、田中剛佑(70)(同)両被告らを、7日にも詐欺容疑で再逮捕する方針を固めた。

 振興協会は、中島孝之・前副知事(67)(昨年12月21日に辞任)が副理事長を務め、職員は天野被告ら町村会職員が兼務。交付金を受けるなど、県とは利害関係がある。天野被告らは「架空発注で得た金で県幹部を接待した」と供述しており、県の権限が及ぶ団体で、接待用の裏金作りが行われていた疑いが浮上した。

 捜査関係者によると、天野、田中両被告らは、福岡市の印刷会社「ロータリー印刷」からコピー用紙を購入したとする虚偽の請求書を作成。同協会事務局に提出し、2006年から07年にかけ、同協会から百数十万円をだまし取った疑いが持たれている。

2010年1月7日 読売新聞)

町村会参事ら詐欺容疑で再逮捕、振興協会でも裏金

 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、福岡県警捜査2課と博多署は7日、関係団体の財団法人・福岡県市町村振興協会でも物品を架空発注したとして、町村会業務課参事、天野敏哉(49)(詐欺罪で起訴)、元町村会事務局次長、田中剛佑(70)(同)両被告ら4人を詐欺容疑で再逮捕した。県警は、中島孝之・前副知事(67)ら県幹部を接待するために、架空請求による裏金作りを繰り返していたとみている。

 ほかに再逮捕されたのは、元町村会総務課長、中垣正興(65)、福岡市の印刷会社「ロータリー印刷」社長、石井謙二(55)両容疑者。

 発表によると、天野被告らは2006年3月~07年12月、10回にわたって、ロータリー印刷からコピー用紙を購入したとする虚偽の請求書を作成し、振興協会事務局に提出。用紙代金としてロータリー印刷に支払われた約180万円をだまし取った疑い。全員容疑を認めているという。

 当時、田中被告は同協会の評議員を務め、天野被告と中垣容疑者は、振興協会から物品購入などの事務を委任されていた。石井容疑者は架空の用紙代金が支払われるとすぐに天野被告に手渡した。

 同様の方法で町村会や振興協会などから詐取した金は1000万円以上にのぼるとみられ、天野、田中両被告は「中島前副知事らとの飲食旅行などの費用に充てた」と供述。中島前副知事は振興協会の副理事長を務めており、県警は接待について事情を聞く方針。

2010年1月7日 読売新聞)

元事務局次長「副知事北海道招待は上司指示」

 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、詐欺容疑で再逮捕された元事務局次長、田中剛佑被告(70)(詐欺罪で起訴)が中島孝之・前副知事(67)と行った北海道旅行について「上司から、町村会顧問だった副知事を慰労するよう指示されたため、旅行に招待した」と供述していることが関係者への取材でわかった

 関係者によると、町村会は顧問に対して報酬を支払うようになっておらず、田中被告は「上司から『副知事にはいろいろお世話になっているのに、無報酬では気の毒だ。せめて旅行に行ってもらったらどうか』と言われ、北海道行きを計画した。旅行は職務命令だった」と供述。中島前副知事と一緒に東京に行って仕事をした後、北海道に向かい、旅費は田中被告側が負担していたという。

 こうした旅行は毎年のように行われていたとみられ、高田則好・県市町村支援課長は1~2年前、中島前副知事、田中被告と一緒に北海道旅行に行ったことを読売新聞の取材に対して認めている。

2010年1月8日 読売新聞)

福岡県町村会、起訴幹部らに賠償請求へ

 福岡県町村会は、同会などの裏金による県幹部接待疑惑を巡って詐欺容疑で再逮捕された業務課参事、天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)ら幹部に対し、これまでの捜査でだまし取ったとされる約280万円の損害賠償を請求する方針を固めた。県内の全町村長が出席する25日の会合で了承を得る。

 賠償請求の方針は8日の理事会で申し合わせた。280万円の内訳は、町村会分が100万円、関係団体の市町村振興協会分が180万円。

 25日の会合では、賠償請求の案を了承し、再発防止の具体策について話し合う。天野被告らがコピー用紙を購入したとする虚偽の請求書を事務局に提出する手口で、裏金づくりを繰り返していたとみられることから、監査方法の見直し案などを議論する見通し。

 7日に再逮捕された天野被告や元事務局次長、田中剛佑被告(70)(詐欺罪で起訴)はだまし取った金について、「中島孝之前副知事らとの飲食や旅行などの費用に充てた」と供述している。

2010年1月9日 読売新聞)

接待疑惑の前副知事ら、福岡県調査委が聴取へ

 福岡県町村会などの裏金による県幹部への接待疑惑で、県の「職員倫理調査委員会」(会長=永次広・前安川電機特別顧問、9人)の第2回会合が14日、県庁で開かれた。疑惑を指摘され、先月下旬に辞任した中島孝之・前副知事(67)ら十数人に対し、来週以降、接待の有無などについて文書で説明を求めたうえで事情聴取することを決めた。

 調査対象は、町村会からの陳情窓口となっている県市町村支援課の課長級以上の職員とOB。過去5年さかのぼって調べるため、現職の職員9人と、中島氏を含むOB4人前後になる見通し。2月下旬までに調査結果を取りまとめる。

2010年1月14日 読売新聞)

町村会接待疑惑、前副知事の退職金保留

 福岡県町村会などの裏金による接待疑惑で辞任した中島孝之・前副知事(67)の退職金について、麻生渡知事は19日の記者会見で、「(疑惑解明の)調査が行われており、その推移を見ていく必要がある」と述べ、支給を保留する方針を明らかにした。

 条例では退職日から1か月以内に支払うのが原則で、中島氏への支給期限は今月20日。しかし、条例は「特別の事情がある場合、この限りでない」と例外規定を設けている。

 中島氏は副知事3期目の途中に辞任。2期8年の退職金計約5000万円はすでに支払われており、今回の支給が決まれば約1600万円になる見通し。これまでに中島氏から退職金辞退などの意思表示はないという。

2010年1月19日 読売新聞)

中島・前福岡県副知事への接待「17年前から」

 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、町村会業務課参事・天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)らが、中島孝之・前副知事(67)が生え抜きの県職員として初めて地方課長(現・市町村支援課長)に就任した約17年前から接待を始めた、と供述していることが、関係者への取材でわかった。

 公金支出の透明度を高めるために情報公開制度が強化され、上司から接待をやめるよう指示された後も「関係が悪化するので、裏金を作って接待を続けた」と話しており、県警は中島氏との親密さを保つため、物品の架空発注による接待費捻出(ねんしゅつ)を繰り返したとみている。

 関係者によると、天野被告は20年以上前、実務研修生として町村会から地方課に派遣され、勤務した経験があり、「地方課職員は『花形』または『地方課族』とも呼ばれるエリートで、プライドが高かった」と話しているという。

 1993年4月、中央官僚が派遣されるポストだった地方課長に中島氏が就任。天野被告は「地元採用の中島氏には親しみがあり、相談や頼み事をしやすくなった。町や村からの陳情をうまく取り次いでもらうため、接待を始めた」と供述しているという。

2010年1月20日 読売新聞)

町村会裏金作り「ばれないから」と業者に協力要求

 福岡県町村会の裏金による中島孝之・前副知事(67)ら県幹部の接待疑惑で、元町村会事務局次長、田中剛佑被告(70)(詐欺罪で起訴)が福岡市の「ロータリー印刷」社長、石井謙二容疑者(55)(詐欺容疑で逮捕)に対し、「町村会には税務署の調査が入らないから、ばれることはない」と言って、コピー用紙の架空発注に協力するよう要求していたことが、関係者への取材で分かった。同社は、町村会の関係団体が発注する印刷業務を請け負っており、県警は町村会側が立場を利用し、犯行に加担させたとみている。

 関係者によると、田中被告と町村会業務課参事、天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)は2001年頃、上司だった事務局長から接待をやめるよう指示されたが、裏金を作って接待を続けることを計画。その際、取引がある業者からコピー用紙を購入したことにして架空の請求書を事務局に提出し、業者に支払われた用紙代金を詐取して接待費に回すことを思いついた。

 業者は、「ロータリー印刷」を選び、架空発注への協力を持ちかけたところ、石井容疑者は「そんなことをして大丈夫でしょうか」と繰り返し不安を訴えたという。

 田中被告は「税務署などが町村会を調べることはない。見つかる心配はない」と説得。石井容疑者は要求に応じたが、05年頃、架空発注が増えたため、「回数が多すぎます。ばれませんか」と再び不安を訴えた。しかし、田中、天野両被告は「中島氏への接待を急にやめるわけにはいかない。金が必要だ」との理由で、協力を続けるよう要求していたという。

 町村会の関係団体である福岡県市町村振興協会は年に1回、「福岡県市町村要覧」を発行しており、その印刷は05年から5年連続でロータリー印刷が受注している。

2010年1月23日 読売新聞)

福岡県町村会裏金事件、中島前副知事を聴取

 福岡県町村会を巡る詐欺事件で、県警捜査2課と博多署は2日、中島孝之・前副知事(67)に出頭を求め、事情聴取を始めた。

 中島氏は、町村会幹部がコピー用紙を架空発注して作った裏金で、飲食や旅行などの接待を受けたとされる。中島氏は事情聴取に対し、町村会幹部と飲食したことなどを認めるとみられ、県警は、一連の接待が裏金で行われていたことを認識していたかどうか、説明を求める。

 事件では、町村会業務課参事・天野敏哉(49)、元町村会事務局次長・田中剛佑(70)両被告が、コピー用紙を架空発注する手法で、町村会や財団法人・福岡県市町村振興協会から計約285万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕、起訴されている。

 関係者によると、天野、田中両被告が詐取した金は1000万円以上にのぼるとみられ、両被告は「中島氏ら県幹部と福岡市・中洲の高級クラブで飲食したり、マージャンや旅行に招待したりする費用に使った」と供述。県警は、中島氏が接待の見返りに町村会側に便宜を図っていなかったかなどについても調べている。

 中島氏は町村会から陳情や要望を受け付ける地方課(現・市町村支援課)での勤務が長く、1999年に副知事に就任。町村会の顧問や振興協会の副理事長も務めていた。

 中島氏は昨年12月15日、読売新聞の取材に対し、「天野被告ら町村会関係者から、接待を受けたことはない」と疑惑を全面否定し、同月21日、「一身上の都合」を理由に辞任していた。

2010年2月2日15時12分 読売新聞)

福岡県町村会裏金事件、収賄容疑で前副知事逮捕

 福岡県警捜査2課と博多署は2日夜、後期高齢者医療制度の運営に絡み、町や村が有利になるよう便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、前同県副知事の中島孝之容疑者(67)を収賄容疑で、全国町村会長で県町村会長を務める添田町長の山本文男容疑者(84)を贈賄容疑でそれぞれ逮捕した。

 中島容疑者を任命した全国知事会長の麻生渡・同県知事の責任も問われそうだ。

 捜査関係者によると、中島容疑者は、75歳以上の高齢者らが対象となる後期高齢者医療制度を巡り、福岡県内の町や村が支払う負担金を少なくするなど便宜を図った見返りとして、山本容疑者から、現金を受け取った疑い。

 後期高齢者医療制度は2008年4月に導入された。同県内の全市町村でつくる「後期高齢者医療広域連合」(事務局・福岡市)が運営しており、中島容疑者は06年9月に発足した同連合設立準備委員会の会長を務め、山本容疑者ら首長や県幹部が委員会のメンバーだった。

 準備委員会では、市町村の負担金の割合を巡り、市側と町村側が対立していたという。県警は中島容疑者が町村側の負担を軽くするよう工作した疑いが強いとみている。

 町村会については、町村会業務課参事・天野敏哉(49)、元町村会事務局次長・田中剛佑(70)両被告が、町村会や財団法人・福岡県市町村振興協会から計約285万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕、起訴されている。

 天野、田中両被告は「中島容疑者を福岡市・中洲の高級クラブやマージャン店で接待し、北海道旅行などに招待した」と供述。関係者によると、天野被告は「後期高齢者医療広域連合の設立に絡み、町村側の意向を反映させるために接待した」と話していたといい、県警は、中島容疑者が接待の見返りに町村会側に便宜を図った疑いが強いとみて捜査していた。

 中島容疑者は町村会から陳情や要望を受け付ける県地方課(現・市町村支援課)の勤務が長く、1999年に副知事に就任。町村会の顧問や振興協会の副理事長も務めていたが、接待疑惑が浮上した昨年12月21日、「一身上の都合」を理由に辞任した。

 山本容疑者は71年に添田町長に初当選し、現在10期目。92年から福岡県町村会長、99年から全国町村会長を務めている。

 麻生知事は2日夕、県庁で報道陣に対し、「私の任命した副知事が警察の事情聴取を受けることになり、遺憾千万だ。責任を感じている」「収賄の疑いが持たれているという話だが、お金を受け取るとは考えられない」などと語った。

2010年2月2日22時05分 読売新聞)

以上読売新聞より引用


見れば見るほどなんとえぐいことをしているのか・・・・

公金を詐欺して・・・業者に強要して・・・・内部事情をいいことにして・・好き放題している・・官僚の意識・・・。

しかも脈々と続く構図・・17年と言う期間の中でずっと続いていた体質と言うのは信じがたい・・・・。

さらに・・。後期高齢者医療のような問題が・・・取引の背景にあるなんて・・・・・。

ちょっと信じられないできごとである。



政治不信というか・・・官僚不信に陥ってしまう・・・。