以下47newsより引用
不正経理で福岡県町村会から約100万円をだまし取ったとして、詐欺罪で同会業務課参事天野敏哉被告(49)ら2人が起訴された事件で、同被告が県への接待の一環として「県幹部ら数人で複数回、ゴルフ旅行に行った」「中島孝之副知事のためにヤフードーム(福岡市の野球場)の席を用意した」と話していることが18日、関係者への取材で分かった。
麻生渡福岡県知事は同日、弁護士ら外部メンバーを含む調査委員会を来週前半にも設置することを決めた。過去数年にさかのぼって、県町村会に関係する仕事をした職員を特定、接待の有無などについて聞き取り調査を実施する。
麻生知事は「倫理規定に違反する事実が明らかになれば厳正に対処する」としている。臨時庁議も開き、出席した幹部約20人に「綱紀粛正を徹底してほしい」と求めた。
関係者によると、天野被告らは「だまし取った金を裏金として口座にプールし、中島副知事らを高級スナックやマージャン店などで接待していた」と供述している。
以下読売新聞より引用
福岡県元部長・課長、倫理規則に違反し接待か
福岡県町村会(福岡市博多区)を巡る詐欺事件で、同会業務課参事、天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)が中島孝之同県副知事(67)のほかに、同県企画振興部(現企画・地域振興部)の部長(退職)と、旧地方課(現市町村支援課)の課長を飲食接待していた疑いがあることが、関係者への取材で分かった。県職員は県職員倫理規則で接待を受けることが禁じられており、規則違反をしていた疑いが浮上した。
関係者によると、県警が福岡市・中洲の高級クラブなどから押収した帳簿類などを調べたところ2006~07年、天野被告らと中島副知事、企画振興部長、地方課長が同席して飲食した記録があった。
支払いは町村会側が全額負担しており、後払いの際にも、町村会側が店の指定する口座に料金を振り込んでいたという。
読売新聞の取材に対し、市町村支援課長は「接待を受けた記憶はない」と話している。
天野被告らは県警の調べに対し、「中島副知事ら県幹部を福岡市・中洲の高級クラブやマージャン店で接待した。佐賀、熊本でのゴルフ旅行にも招待した」と供述しているという。
町村会は、県内の町村から福祉施策や公共事業についての要望や陳情を受けると、市町村支援課に相談。同課が農林水産、福祉など担当部署に振り分ける。町村会の事務局長には同課のOBが就任している。
県職員倫理規則は、利害関係者と飲食をすることなどを禁止している。