ため池で幼い兄弟死亡 扉無施錠、誤って転落か 奈良・御所
30日午後5時45分ごろ、奈良県御所市池之内の市立秋津幼稚園児、上田洸貴(こうき)ちゃん(5)と、弟の歩夢(あゆむ)ちゃん(4)が2人で外出したまま帰ってこないと、祖父(42)から高田署に通報があった。
同署や消防などで捜索したところ、自宅近くの「廻(まわり)の柳池」で、同8時40分ごろに洸貴ちゃんが岸辺でうつぶせで浮いているのを発見。同10時ごろには歩夢ちゃんが池の底から見つかったが、いずれもすでに死亡していた。
同署によると、2人は同1時ごろ、外出先からいったん帰宅した後、「(洸貴ちゃんの)自転車を取りに行く」と言い残して外出。そのまま戻らなかったため、家族で付近を捜していた。父親の会社員、祥貴さん(24)は仕事の都合で妻の章子さん(23)とともに兵庫県内で離れて生活しており、洸貴ちゃんらは祖父母と叔父(17)とともに暮らしていたという。
同池はため池で、広さ約1ヘクタール。2人の自宅からは南方へわずか約100メートルしか離れていなかった。周囲は金網フェンス(高さ約1・3メートル)で囲われているが、3カ所ある扉のうち、南東側の扉は無施錠だった。2人の遺体は、この扉の近くで見つかった。
同署は、2人に外傷や着衣の乱れなどがないことから、2人が誤って転落したのではないかとみて詳しく調べている。
現場は、JR・近鉄御所駅の南東約5キロで、田園と住宅の混在地。
(2008年7月31日 08:09)
以上産経新聞より引用
少し無施錠という部分が気にかかって、管理責任という部分で疑問に思っていたのだが・・・・・。
そして・・・・。
以下産経新聞より引用
ため池の兄弟死亡 池の管理態勢調査
奈良県御所市池之内のため池で30日、近くに住む市立幼稚園児、上田洸貴ちゃん(5)と弟の歩夢ちゃん(4)の遺体が発見されたことを受け、高田署は31日、県などとともに現場を検証するとともに、関係者から事情を聴くなどして池の管理態勢についても調べ始めた。同署は2人が誤って転落した可能性が高いとみており、司法解剖して死因を調べる。
御所市によると、池は市が地元の自治会に管理を委ねているが、安全上の問題など、実際どのように管理されていたかは、市としては把握していなかったという。
一方、洸貴ちゃんが通っていた幼稚園の園長(56)は「洸貴ちゃんは人なつっこくて優しく、動物の世話や花の水やりを進んでしていた。非常に仲のいい兄弟で、歩夢ちゃんは兄によくなついていた」と涙ながらに話した。
(2008年7月31日 15:42)
以上引用
ということで・・。行政が自治会に管理を委任していたようである・・。
自治会も手が回らない状態になっている場合も少なくないものと・・。
このようなケースがないのかどうか・・。あれば・・。管理体制がどうなのか・・。ぜひ、チェックを・・・
悲しい事件が起こらないために・・・。