九度山町贈収賄事件:2被告に求刑--地裁初公判 /和歌山
6月26日14時1分配信 毎日新聞
九度山町発注工事を巡って接待を受けた見返りに設計金額などを漏らしたとして、収賄罪に問われた元同町水・土整備課長、下部和成被告(53)=九度山町
下古沢、今年5月に懲戒免職=と、贈賄罪に問われた土木建築会社「牧野組」社長、牧野長治被告(41)=同町九度山=の初公判が25日、和歌山地裁(成川
洋司裁判長)であった。両被告は起訴事実を認めて結審し、検察側は下部被告に懲役1年6月、追徴金78万5726円、牧野被告に懲役1年を求刑した。
検察側は論告で「下部被告は接待を日常的に受け、高額落札を助長し町に損害を与えた。牧野被告は業者内で発言力を高めようともくろんだ」などと指摘した。 起訴状によると、下部被告は05年9月に建設課長(当時)に就任後、町発注工事の設計金額や指名業者名を教える見返りに、牧野被告から05年11月~07年10月、ゴルフや飲食など23回計78万5726円相当の接待を受けた。【安藤龍朗】 6月26日朝刊 |
最終更新:6月26日14時1分
九度山町汚職事件、収賄元課長に懲役1年6月求刑 和歌山地検
6月26日7時51分配信 産経新聞
和歌山県九度山町発注工事をめぐる汚職事件で、収賄罪に問われた元町課長、下部和成被告(53)=同町下古沢=と贈賄罪に問われた建設会社社長、牧野長
治被告(41)=同町九度山=の初公判が25日、和歌山地裁(成川洋司裁判長)で開かれた。両被告は起訴事実を認め、検察側は下部被告に懲役1年6月、牧
野被告に同1年を求刑した。
起訴状によると、下部被告は平成17年11月から19年10月までの間、町内土木工事の入札に際して牧野被告に設計金額を教える見返りに、23回にわたり計約80万円相当の飲食などの接待を受けた。 判決は7月18日に言い渡される。 |
最終更新:6月26日7時51分